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Posted by ブクログ
題材としては王道系であり、また10歳の年の差を上手く使って、話を進めていく描写はとても斬新で良かった。
この1巻丸々プロローグなので、次巻からどのように関係性が進むのか期待大。
でも個人的には、今回の物語の作り方である今と過去を交互に入れる手法は、入れ替えが急な感じがして、自分には場面転換が頭に入りにくかった。なので、もう一回読んでみることにするかな。
再会までが長い
高校生の時によく面倒を見た子どもと10年越しの再会をする話。特徴としては10年後の現代と10年前のクソガキ時代を行ったり来たりする構成でしょうか。これが10年前のエピソードが現代編につながっていることもあれば、ただの過去回想の時もあり、これ本当に必要か?と感じることもありました。何より未夜との本当の意味での再会までまるまる1巻分。少しテンポの悪さを感じました。
個人的に良かったのは眞昼と勇のからみでしょうか。一番さっぱりしてて読みやすかったし楽しかったです。
残すは朝華。一番勇に激重感情をもってそう。これから4人の関係性がどう変化していくのか。注目すべきはそこでしょう。
今後もっと面白くなることを願っています。
10年の持つ意味合い
成長した少女たち(元クソガキ)と幼馴染の男性のラブコメ。春山未夜(表紙)は、幼馴染の有月勇が10年ぶりに戻ると知り胸躍らせるが当の勇は自分の事に全く気付かず、悪戯心から自分の名前当てゲームを勇にけしかけます。同じく一緒に遊んだ友達(龍石真昼)の事はすぐに気付いたのに自分の事は気付かない。"小さいの頃の未夜→ギャル風の女性に成長"という勇の認識が原因なのですが、"子供にとっての10年"が齎す変化を上手く活用した作品になりますね。
1巻では主人公の有月勇が未夜や真昼に惹かれていく描写は殆どありません。社会人とJKという年齢差の為でしょうが、ラブコメとして少し物足りない感がありました。