【感想・ネタバレ】『吾妻鏡』にみる ここがヘンだよ! 鎌倉武士のレビュー

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Posted by ブクログ

『吾妻鏡』に記録された選りすぐりの人物50人を紹介。
それは、ツッコミどころ満載の個性と特異性溢れる者たち。
有名人の意外な一面・・・源頼朝、源義経、北条義時など。
一芸に秀でた人々・・・小山朝政、結城朝光、工藤祐経など。
超人枠・・・畠山重忠、三浦義明、佐々木盛綱、平経盛など。
枠にはまらない人々・・・熊谷直実、仁田忠常、北条朝時など。
参考文献有り。

『吾妻鏡』は鎌倉幕府の1180~1260年の事績を編年体で
記した、政権の記録である。しかも史料でもある・・・けれど、
鎌倉幕府に関わった人々の記録が何だか面白過ぎる。
チャラ男の真の素顔は、超絶有能な武士の、北条時房。
承久の乱終結後に後鳥羽上皇の院宣が読めた、藤田能国。
って、5000人の武士が読めなかったことを記録しちゃうのか・・・。
鼓を打てても敵を討てないへなちょこの工藤祐経と、
鼓名人で世渡りも名人過ぎる平知康の、差。
超人バトルコミックの登場人物の如し、和田一族と仲間たち。
ファンタジーの勇者?だが現実社会での最期は残念な、仁田忠常。
軽いノリとツッコミでサクサク読めます。
実際、『吾妻鏡』ではどう書かれているのかも気になります。
現代語訳、読んでみようかと思っちゃいました。

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2023年05月04日

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