【感想・ネタバレ】喫茶とまり木で待ち合わせのレビュー

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Posted by ブクログ

偶然見つけた本ですが一気に読み進めてしまいました。
連作短編集なのでタイミングを分けても読み易いと思います。
著者の言葉のチョイスが上手で、自身の体験からも共感できる部分が多数ありました。思い返すとハラハラした場面もありましたが、とても読み心地の良い、前向きな気持ちになれる作品でした。

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2023年07月30日

Posted by ブクログ

小学生の初恋の相手を思って作った喫茶とまり木。
仕事、恋愛、家族、友人関係などさまざまな悩みを持つ人達がお客様。
1つの喫茶店で物語が少しずつ繋がって行く。
りんご箱のハンドメイドアクセサリー、見て見たいなー

⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
なんの理由もなくても、何か理由があっても、誰でも少しだけ羽を休め、ゆっくり呼吸ができる場所。

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2023年05月13日

Posted by ブクログ

日常に疲れてしまった人や少しゆっくりしたい人が
訪れる『喫茶とまり木』  オーナーのとある経験から経営している喫茶店。登場人物のように羽を休めたいと思っている人には是非読んで頂きたい1冊です!読み終わった後はかなりすっきりします♪
ページを捲る手が止まらないほどです
自分が不器用だと思う人は読んでみてくださいね!

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2023年03月26日

Posted by ブクログ

喫茶とまり木行ってみたい〜!

登場人物の生きづらさの思いが
自分のことのように
わかるわかる…!!ってなりました。

温かい読後感たまりませんでした。

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2023年02月25日

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なんて気持ちの良い読後感。

0話「きみのとまり木」からスタートし、ゆるくリンクする5話収録の連作短編集。

登場人物は皆、私達のすぐそばにいそうな人達ばかり。

家庭より仕事を優先し、母親としての自分の存在に苦悩する女性。
趣味のアクセサリー作りを友達に言えない男子高生。
平凡な自分の生き方が嫌で、友人に理想を求める20代の事務員女子。
便利屋をしている兄の頼みで、特殊な依頼を引き受けた男性。

それぞれの心理描写が秀逸で、泣き顔から笑顔まで脳内で鮮やかに再現された。

疲れた心を優しく癒し、浄化してくれる止まり木のような物語。

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2023年02月18日

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0話から5話(6話収録)で構成される短編小説。0話である意味も最終話で判明。物語の要所でさりげなく喫茶とまり木が登場し、心を癒す。1頁を丁寧にじっくり読ませる一冊。親近感と優しさに感涙。

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2022年12月27日

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喫茶店を訪れた自分の生き方に悩んで躓いた人達の心が“再生”する姿を描いた優しく温かい物語だった。「自分はこうで良いんだ」と、彼らが自分で納得して割り切って前に進んでいく姿には希望を感じた。趣味のアクセサリー作りを誰にも話せなくて悩む高校生のお話が好きでした

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2024年02月25日

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エリカちゃんに会える奇跡が良い締めくくりでした。些細なことで人はへこむし、躊躇して、自分を見失う。そんな人に少し距離を置いて寄り添う人もいるもんだ。そんな気がした作品でした。

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2024年01月09日

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喫茶とまり木では色んな人々が待ち合わせをする。
母子、趣味友、友達、依頼人とバイトなど。

「一輪の花に花束を」が一番好きだった。
一点ものの女優花子と量産品のニート朔太郎が一週間同居する…という話。

心にほわりと火が灯るような優しい物語。

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2023年11月30日

Posted by ブクログ

あったかい本だったなぁ。
自分のダメだなぁとか嫌だなぁとか思っているところを周りの人がそれでいいんだよと認めて受け入れてくれている感じが何か気持ちのいいものに包まれているような感覚になった。
最初の章に出てきた人は母親になれなかった自分を受け入れられずにいたけど、それはそれでちょっと羨ましいと思う部分でもあったり。
私は母の成分が強いと人に言われたことがあって。
でも自分の子どもが首が座るよりも前から仕事復帰してたりもして。
決して母親として褒められるような状況で生きてきたわけじゃないんだけど、誰か一人でもそんなこと言ってくれる人がいるとそうなのかって自分をちょっぴり好きになれたりそんな自分に少しだけ自信がもてたりして。
なんかそんなほんの少しの何かで自分を少し認められるような、そんな優しい感じのする本でした。

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2023年11月03日

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短編集なので、読みやすくて内容も面白かった。
章ごとの登場人物がところどころで繫がるのもまた良かったです。
青山美智子さんの作風に似てる感じかなぁと思いました。

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2023年09月21日

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私もこんな喫茶店を開きたいと思っているので、とても興味深く読んだ。
人が疲れた時、羽を休める居場所の喫茶とまり木。どの物語も共感でき、そして自分をも癒される物語だった。

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2023年04月24日

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やはり喫茶店って人の巡り合わせというか交流というのがありますよね。ゆっくり時間を過ごす方が多いからかなのか。
心温まるお話ばかりでした。私はやはり0話と5話のつながりと2話のお話が好きでした!

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2023年04月17日

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良かった~。
「喫茶とまり木」を舞台に繰り広げられる連作短編集。
喫茶店の佇まいや人間模様に気持ちが和らぎました。今どきのお洒落なお店じゃなくてもいい、誰かのホッと一息つける場所になれることが素敵だと思う。
短編では『コーリング・ミー』が特別に好きでした。世代を越えた友人、駆君と羽須美さんの関係が素敵。
『蜃気楼の彼女』も良かった。感じる部分が多々ありました。

1つ1つの話は短いのに、どれもすごく物語に引き込まれた。
“喫茶とまり木”を訪れる人それぞれに人生があり屈託がある。親子でも友人でも、本当にいろんな関係性があり、感情移入しながら夢中で読みました。

心に響くフレーズがあちこちに散りばめられていて、いつの間にか付箋がたくさん!
店長の想いを知ってじ~ん…。
温かい読後感、じんわり心に染みる素敵な作品でした。


『私の代わりなんていくらでもいるって思ってた。でもさ、自分には価値がないとか、わざわざ思う必要ないよね。ハードルはどれだけ低くたっていいと思う。胸張ってても、猫背になっちゃっててもどっちでもいいし。何がどうあれ、私は私だけなんだから』

『人と同じことがつまらないとか、人と違うから駄目だなんてことはない。何がかっこいいとかかっこ悪いとかも決められない。それぞれ、自分の息のしやすい場所で、自分に合った生き方をしたらいいんだって知ったんだ』

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2023年03月11日

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喫茶とまり木での、優しさあるれる全6話の物語。
合間、合間で
気分転換に読むのに心地よかった。

大きく変わらなくても、向く方向の角度がたった1度変わるだけで、進む先は全く違う場所になる。

未来を少し不安に感じてしてしまっている私のこころに響きました。

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2023年02月16日

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アクセサリー作りが趣味の男子高校生の物語が一番面白かった。
色んな葛藤や出会いが喫茶とまり木を舞台に、優しい物語に変わっていってほっこりした。

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2023年01月14日

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どこにいたって息がしづらいと思っている人が、ほっとひと息ついてゆっくり自分のことを考えられるような場所。それが喫茶とまり木。羽を休めて、元気になったら飛びたてますように。自分のペースで、自分らしく。『コーリング・ミー』がとても良かった。

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2022年12月24日

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第一章の家族写真で泣いてしまった。

家族との絆の大切さが心に沁みました。

最終章の主人公と仲良くなった子の再会も感動的でした!

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2022年12月01日

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0話から始まる短編集
最終話を読んでもう一度0話にもどってしまった

先が知りたい!と読み急いでしまう本ではなくて、ゆったりとコーヒーでも飲みながら読みたい本
どの話も、さりげない優しさが側にあることに気づいて、ダメだと思ってた自分を 大丈夫だと認めて 前にゆっくり進もうとするラストの心地よさが用意されている

毎日に疲れたら、じんわりゆっくりと沁みていく喫茶とまり木の物語をいつかまた読み返そう

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2022年11月28日

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ずっと積んでしまっていてようやく読めた。
とてもあたたかくて、むしろ今が自分的に読むタイミングだったんだなと思える。
やさしさがハートに沁みた。

だれかにというより自分に優しくなれる場所があると、救われるよね。
喫茶店とまり木はそういう場所だと思うし、こんなお店が近所にあったらいいなと思ったけれど、あぁなくても大丈夫。そういう場所を求める時はこの物語を読めばいいんだもの。

時に物語は、誰かにとっての居場所になりうるんだな、としみじみ。


明確な変化や答えがほしいわけじゃない。ただ無言で肯定してくれる場所があると、息ができるようになる。

なんだか息苦しいなという人の手を伸ばせば届く場所にこの本があるといいなぁ。

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2022年11月25日

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ネタバレ

住宅街にひっそりと佇むとまり木という喫茶店。ここに集う人々の悲哀。特に印象的だったのは男子高校生のビーズアクセサリや、シュシュをとまり木で販売していることを友達に隠していて…。と最後の同級生がバイトとして一緒に生きる。
こんな素敵なカフェの常連になりたい。

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2022年11月22日

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ハンドメイドが趣味の高校生男子のお話が
じんわり好きだったな。
世の中の全ての人に受けいられることがなくても、
分かってくれる誰かが、側にいる。
そんな温かい世界になったらいいなあ。

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2022年11月21日

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町の喫茶店「とまり木」に来る客たちの様々な日々を描いた作品。
離婚して離れて暮らす娘に向かい合うことがなかったと思う母、正反対の性格だった高校時代の同級生と再会する平凡な会社員の女性、アクセサリー作家であることを友人達に打ち明けられずにいる男子高校生。そんな人達にとって「とまり木」は大切な場所になっている。
何かを示唆したり、お説教めいた事を言われたりする訳でもないけれど、そこにあるというだけでほっとできる、そんな喫茶店の物語。
こんな居心地の良い、コーヒーの美味しいお店が近所にあったら通いたいなあ。

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2024年05月06日

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喫茶とまり木にやって来る人達の短編集。

ヒューマンドラマ系。
プロローグの時点でエピローグの想像がついてしまう。
著者が「どこにでもいる人たちを書こうと思った」というように、悩みもありふれている分共感を得やすそう。
穏やかなんだけど、あまり響かなかったかなぁ。

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2024年02月27日

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心温まる内容だった。心が荒んだ時に読みたくなる。小さな雑貨屋が多くの人の人生を見守っているような描写がすごく好きだ。

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2023年11月24日

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喫茶とまり木で待ち合わせて、2人の物語が回り始める展開。そんなとまり木誕生秘話が0話にあり、それぞれの事情や幸せを含みつつ、最終話で円環を成す、ハッピーエンドストーリー。

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2023年09月25日

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「喫茶とまり木で待ち合わせ」というタイトルは間違ってはいないけれど本当に待ち合わせの場所として使われているだけという印象が強かった。
喫茶店という場所だけで物語が展開し完結するものと想像していると少し物足りないかなと思った。

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2023年07月04日

Posted by ブクログ

こうあるべき、に捕らわれず生きていくのはとても大変
自分の意志の強さとまわりの受け入れる気持ちがあればこそ、うまくいくような気がする
羽を休める場所にと開店した喫茶とまり木、その思いが居心地よさに繋がっていそうで、近くにこんなお店があればなぁと思ってしまう
そして最後!本当に奇跡だ…

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2023年04月23日

Posted by ブクログ

喫茶とまり木を中心に、日常を生きる人たちを描いた短編集。
はっきり言うと、目新しさはない、最近とくによくあるパターンの本だと思うが、安心して読めるし、登場人物の悩みや迷いが本当に普通で、それが共感を生みやすいのではないかなと思う。
最後はまぁ出来すぎ君だけれど、それも"安定"で良いのかもしれない。

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2022年11月27日

Posted by ブクログ

「喫茶とまり木」が必ず出てくる短編集

○離婚して手離した娘と母

○「喫茶とまり木」で手作りアクセサリーと手作り小物を売る男子

○無難な道を歩む主人公と自由と強さをもつ高校時代の友人との再会

○依頼されて1週間女優と過ごすことになった青年

○死を望み、最後のコーヒーを飲みに訪れた青年

後ろめたい気持ちや隠したい気持ちを抱えて過ごす人々に
「あなたはあなたで良い」と許してくれて
優しい気持ちになれて
背中を押してくれる短編集

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2022年11月21日

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