感情タグBEST3
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東京オリンピック-パラリンピック開催が東京でありそのあと種々の事件がいまテレビや新聞などを賑わしいるこの時期にオリンピックに対抗するザスポーツの開催とは!素晴らしいテーマだった。読者の心を鷲掴みさせて下さいました。
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オリンピック、昨年日本で心配されながら無観客で開催されました。その後金銭問題が発覚し騒がれています。
近年、オリンピックの開会式、閉会式がショー化して観ている方は楽しみでもありますが、運営する側は大変でしょうね。
そういうオリンピックに疑問を投げかける作品でした。
納得できる事も多かったです。
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オリンピックの商業主義などの問題点をえぐりつつ、スポース記者である主人公の葛藤が描かれる快作。最近オリンピックに関わる事件も報じられる中、問題提起にもなっていて、タイムリーな作品で非常に面白かった。メダルを取った選手が、その後一斉にテレビタレントのごとく画面を賑わわせるが、本人の本心はどこにあるのでしょう。
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コロナ禍、強引に開催された東京五輪の最中、大学教授が謎の言葉を残して日本を去った。数年後、トップ選手を集めた新たな国際大会の計画が浮上。果たして黒幕は誰なのか…。「五輪の意味を問う」書き下ろしサスペンス長編。
今まさに東京五輪がらみの汚職で逮捕者が続々と出ている中、タイムリーな作品。オリンピックは今のままではいけないと思っている人は結構いると思うし、ではどうしたらいいかという問いに対する堂場瞬一の答えが描かれている。マスコミ批判も結構痛烈。
(B)
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オリンピックを殺す日
堂場瞬一さんの,スポーツを取り巻く小説。
東日スポーツの菅谷健人(すがやたける)は,世界レベルの新しい競技大会が計画されているらしいという噂を耳にする。
それはオリンピックを揺るがす存在となるらしい。
だが,その大会の内容を知っているアスリートや関係者たちは緘口令が敷かれているためか,皆口を噤む。
『ザ・ゲーム』その大会の意図とは一体何なのか……。
◇
アスリートの心情や立場,それにかかわるマスコミ,オリンピックのような世界大会の陰で蠢く多くのスポンサー企業など,スポーツ小説の面よりは社会派の小説だと感じました。
オリンピックでメダルが取れなかったことを謝る選手たち,成績によってはSNSでバッシングを与える視聴者……。
本来,スポーツの頂点を目指す大会のはずが,周りの雑音によって,アスリートたちが緊張を与えられている……。
アスリートにストレスを与えるメディアのあり方についても,一石を投じる小説だったのではないでしょうか。
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行き過ぎた商業主義のスポーツの祭典・オリンピック大会の問題点を抉るように描き出した快心作。小説仕立てで読み易く書かれているのも好印象だが、惜しむらくはマスコミがどのように変わるべきかの著者の考える処方箋が盛り込まれておらず、中途半端な終わり方だったことか。
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堂場瞬一だからかけるフィクション。
確かにオリンピックは東京大会から変わってしまったとスポーツ好きな人ほど宴の後のやるせなさを感じているだろう。
それでもサッカーやラグビーのWカップはグレーな事を持ちつつ拡大している。
ザ・ゲームにしてもスポンサーがいるわけで、スポーツはTOPに上がれば上がるだけお金がかかるもの。
そこをスポンサーなしにクラウドファンディングやクラブ会員などで賄えるか。そこまで賛同の輪を広げられる価値がスポーツにあるか。
残念ながら理想は厳しい。
私の試算ではリオオリンピックの為の税金は国民一人当たり500円。一方東京オリンピックは都民一人当たり3万円になる。
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2020年にオリンピックが東京で開催されると決まったときは、嬉しかった。
だが、コロナ禍で中止…?とはっきりしない期間が長くてモヤモヤしたまま、1年後に無観客での開催。
なんだが不安定な気持ちなまま幕を閉じた感があった。
これがオリンピックだったのか…と。
それから後にお金絡みの問題も次々と発覚。
それだけではなく選手たち周辺のさまざまな問題。
察すれば、「オリンピックを殺す日」もなるほどと思ってしまう。
「ザ・ゲーム」これもありかもしれない。
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開催までが長かった割にはここまで勿体ぶらなくてもいい内容だった。現代オリンピックに一石を投じているのは間違いないのでいつか誰かがこれを現実にするかもしれない。
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「おもてなしの心」?誘致の段階からあまりにひどかった東京五輪。コロナだけではなく、巨大な利権ゲームを白日の下に…そのアンチテーゼ「選手による選手のための大会」に賛同しかけたが、よく考えたら⁇勝手にやればで終わりでは。大きくなりすぎたスポーツ大会の在り方提示にしては尻切れ蜻蛉。巻き込んだメディアの在り方も中途半端…。でも検証は必要です。
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ザ・ゲームを開催する側の論理には100%賛成だが、まあ変わらないだろうね、残念ながら。で、堂場さんのスポーツ物は単純に競技自体の話が好き。こういう政治的な話が私は好きじゃない
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東日スポーツの記者・菅谷は、オリンピック専門を自認していたが、最近担当を外され腐っていた。そんなとき、国際的なスポーツイベントが開催されるという噂を耳にし、取材を始める。その大会の名は“ザ・ゲーム”。あらゆる意味でオリンピックの対極に位置するそれは、競技者や観戦者、メディアにとってどのような意味を持つのか……。
スポーツ観戦に興味を失って久しいが、なんとなく言いたいことはわかる。この「なんとなく」がもどかしいが、オリンピック不要論賛成派としては、快哉を叫びたい作品だった。