【感想・ネタバレ】競争の番人 内偵の王子のレビュー

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面白くて一気読みした。話の中で出てくる仕事論のような一文にとても共感した。今後、シリーズ化していくだろう。

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2024年02月01日

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面白くて一気読みした。前作を読んでいるので、人物像はわかっているから、小勝負さんの人格がなぜそうなったかわかるエピソードが入っていて興味深かった。

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2024年01月07日

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ネタバレ

«置かれた状況でやるべきことをやる»
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霞ヶ関の職員から立場が変わり、新天地九州で奮闘する白熊さんの姿に、今回も元気を貰いました。

主人公の成長に焦点を当てた作品は沢山あるものの、今作のように立場の変化とともに考え方が変化していく様を描いた作品はなかなか無いように思うので新鮮でした。
私自身パワハラおじさん・おばさんは好きになれないなとは思いますが、自分が苦手な人達も、それぞれの立場の中で奮闘しているのかと思うと、なんだか親近感を覚えるような、温かい気持ちになるような、そんな気がします。
置かれた立場の中で、精一杯自分なりに真っ当に生きようとすること、正義を貫き通そうとすることが大切なのかなと思いました。

小勝負君とは恋愛関係に発展するのかなとワクワクしていたのですが、どうやら少し違う方面に進んでいきそうな予感…?
次作が待ち遠しいです!!

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2023年10月23日

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面白かったな。公取委の仕事内容が地味なんだけど分かるようで難しく、でも読んでいて楽しくさせてくれるので飽きない。こんな仕事もあるんだな、と。地方には地方人にしかわからないしがらみがある。分からなくもないが、是正していかないと黒木商店や白石きもののような頑張っているお店が潰れてしまう。長年の膿を出す仕事って難しい。とりあえず、また東京に舞い戻ってくるので今後の小勝負や桃園とのやりとりに期待。そして地道に頑張ってきた石山も加入だなんて、次作が待ちきれないよ。

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2023年06月01日

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 公正取引委員会の女性審査官の活躍を描くお仕事ミステリー。
 シリーズ2作目。
          ◇
 公取委審査官6年目の白熊楓。新年度を迎え九州事務所へ異動を命じられた。深く考えることなく着任した白熊だが、東京本局とは違う地方勤務の難しさに直面する。6章からなる。

     * * * * 

 「必要悪」の是非。なかなか大きなテーマでした。そのテーマに沿って2つの面から描かれています。

 1つは談合やカルテル等の企業連合による不正。
 本作でも白熊をはじめ公取委の面々が摘発に乗り出していたように、現実社会でも毎年のようにどこかが摘発され、誰かが逮捕され、謝罪会見が行われます。なのに、一向にこの不正はなくなりません。

 効率的に利益を上げることこそ正義だと企業が考えている限り、この不当な取引制限は必要悪であると捉えるからでしょう。「盗っ人にも3分の理」の類ですが、実社会でまかり通っているのを見ると、暗澹たる気持ちになります。

 もう1つは悪を倒す手段として悪を用いる、いわゆる「毒を以て毒を制す」やり方。必殺仕事人等のダークヒーローが思い浮かびます。

 本作でも、九州の地方財閥の御曹司で公取委九州事務所審査官の常盤がまさにそうで、地元の暴力団の力を削ぐ手段として不正(というか犯罪)に手を染めていました。

 常盤の思いはわかります。先ほどの企業論理よりも共感しやすい。ただ、自分の暗躍の障害になりそうな白熊を色仕掛で籠絡しようとするなど言語道断です。

 この常盤。稀代の人誑しであり好悪両面を併せ持つ複雑な男でしたが、魅力的な登場人物でもありました。
 だからクライマックスを飾る常盤と小勝負の対決には、ルパン対ホームズを見るようで痺れてしまいました。

 常盤という人物を作り出した時点で、本作は傑作たる資格を得たのではないでしょうか。

 重厚な筋立て。二転三転する展開。そして転部に当たる第5章のはじめに箸休めのように挿まれる小勝負視点の話。その構成の巧みさに唸ってしまいました。まったく見事なミステリーでした。

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2023年04月30日

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個性的なキャラが次々登場して楽しかった。
地方でも、白熊ちゃん、大活躍!
火事場の馬鹿力、凄かった。

呉服の流通がよくわかった。

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2023年03月25日

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301ページ
1,550円
9月25日〜9月26日

本局から九州事務所に異動になった公取委の白熊は、パワハラ気味な古賀と、約束を守らない常盤、自分に本局への不満をぶつけてくる石山とうまくやれずに、相変わらず忙しい日々を過ごしていた。呉服屋関係の不正返品を調べるうちに、町の小さな呉服屋、梶原呉服に脅迫状が届いていた。調査を進めるもののうまくいかず、梶原が何者かに殺されてしまう。本局と合同で調査を進めることになり、懐かしのメンバーと働くが、白熊のは、本局に手柄を横取りされるような気がして、モヤモヤする。以前のパートナー小勝負にも、常盤には気をつけろとよくわからないアドバイスをもらい、常盤に傾いていた心にブレーキをかける。調査を進めるうちに、調査対象者から殴られたり、銃撃されたりと危険なことに巻き込まれながらも、小勝負が事件の本質を見抜く。

専門的すぎて、呉服屋さんなどのメーカーの名前もたくさん出てきて、店の名前はよく覚えないまま、流し読みした。登場人物は、キャラがしっかり立っていたので、誰が誰だかかろうじてわかり、戻り読みすることはなかった。小勝負とのこれからが気になる。

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2024年03月25日

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何となく先が見えるストーリーでしたが、楽しく読むことができました。魅力的なキャラクターが多いので、この先が楽しみです。

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2023年12月30日

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北九州でのやくざがらみの和服業界のカルテル摘発。主人公白熊楓の心の成長が著しい。社会的に存在感のない公取の使命感に目覚める。

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2023年09月22日

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最初は専門用語がよく出てきて、意味を理解するのに時間がかかった。
登場人物が多かったけど、再登場するたびに説明を加えてくれているから、思い出して読み進められた。
自分の中でも、こうだろう、と読み進めてたことが、最後に明らかになってスッキリした。

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2023年08月13日

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公正取引委員会の地方事務所に異動した白熊。まぁ、サラリーマンというか、公務員というか、宮仕えしている身には転勤は良くありますよねぇ。

地方は東京と比べてのんびりしているかというとそんなことは無く、地方は地方なりのしがらみや慣習なんかがあって、それは取引に影響しているという事でしょうかね。

で、東京の本局と地方の事務所の、ちょっとした関係が描かれているわけですが、これは民間企業においても同じ。東京本社と地方の支社や支店の関係は微妙だったりします。

っていうか、白熊と小勝負。どういう関係になって行くのか??

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2023年08月09日

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公正取引委員会 第二段

小勝負くんのプロフィールが分かって良かった
…あの性格に少し得心したような

白熊さんとの恋?の行方?が気になります
次巻も楽しみにしています

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2023年07月16日

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競争の番人、第2弾!

第1弾で福岡にとばされた主人公がどんな活躍をするのか、
楽しみながら読みました!

小勝負とはまた違ったキャラも出てきていて面白かったです。第2弾の内容はドラマでもアレンジはされていても出てきていて、あーあの話か…とは思いましたが、
また違うキャラなどもあったのでこれはこれで楽しめました!

次巻ももしかしたらあるのかな?
次巻が出たら読みたいです。

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2023年05月28日

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一作目より面白い!半日で読み終わった。

問屋や呉服店、役所など複数の組織が登場し、その分だけ登場人物がいるので関係図が欲しくなった。時間を開けて読むと、誰が誰でどういう利害関係にあるのか分からなくなりそう。

白熊楓が転勤し、新たに常磐という男が現れたことで、小勝負との絡みはどうなるんだと気になったけど、三作目があるなら心配が不要なようで安心した。
石山よりよっぽどロボット感があると思う小勝負と、行動が予想しやすい対称的な白熊楓の公私にわたる進展や後退が楽しい。

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2023年05月20日

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今回は福岡が舞台。最後驚いた。
地方のしがらみ、生きづらさなんかも表現されてる。
小勝負さんと白熊さん、くっついちゃえばいいのに。

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2023年05月19日

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公正取引委員会を舞台とした競争の番人シリーズ2作目。
主人公の白熊楓が九州事務所に異動し、地元の呉服業界の調査に乗り出すが、 新しい職場にての人間関係も仕事内容もなかなかうまくいかない。彼女の同僚は、掴みどころのない好青年の常盤。
難解な法令、お役所のしきたり、地方都市の昔からの利権が絡まる話も 軽快に読ませる作品。

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2023年05月13日

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ネタバレ

白熊さんが九州に転勤先で待っていたのはパワハラ上司と地元の御曹司で時間にルーズで女たらしの常盤。呉服業界のカルテル、暴力団との繋がりをなくすために奮闘する。相変わらず、強制力がない公正取引委員会。殺人犯をかばったり偽装したりするところはまさかと思い、証拠がなにもなくお咎めなしのままはすっきりしなかった。仕事の手柄に関して悶々とするところ、社会の歯車、上等であると漏らすところは共感した。本局の小勝負くんが白熊さんに忠告したり生い立ちがわかったところは次回はどうなるのかと期待してしまう。

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2023年04月06日

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シリーズ1では仕事に悩む若手だったが、転勤して福岡へ行った白熊楓は係長になったこともあり、本庁からの転勤者と地元の職員とで壁ができている。
福岡と言えば暴力団の抗争。暴力団と公取委との関係が最初はあまりピンとこなかったが、考えれば利権が絡むとお金になるんですね。殺人事件が発生し、急にミステリーっぽくなってくる。弱者を助けるために白熊が奮闘して行くのが熱い。東京の元同僚メンバーも勢揃いして立ち向かって行く。白熊の空手技が何度も炸裂する。
白熊を巡り、九州有数のグループの御曹司と小勝負との恋の駆け引きらしきものあり楽しませる。
ただ、小勝負の殺人の謎解きが中途半端に解決したのが残念。

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2023年03月16日

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一作目の方が面白いかなと思って途中まで読んでいたが、こちらもなかなか読み応えがあった。なんというか筆者の布石に頭の良さ?を感じる。公取委を題材にする話なんてほとんどないのも良いと思う。

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2024年02月14日

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個人的には前作の方が調査の過程や結果がわかりやすかった。地方には地方の大変さがあり、主人公の性格が好きなので、もうちょっと受け入れてもらえてもよかったんじゃないのかなぁ…と。

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2023年12月30日

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第一弾を読んでから、ずいぶん間が空いてしまったので、前作の記憶が薄れてしまってましたが、それでも面白かった。
色々な物に取り囲まれて身動きが取れなくなっている人達は、たくさん、たくさんいるんだろう。そういう物だ、と思って続けてきた事が違法だった、と言われて、そうですか、と違うやり方に切り替えられるほど、社会って単純じゃない。それでも間違いに気がついたなら、地道に少しずつでも正す努力をするために、縁の下で働いている人たちがいてくれる事に、深い感謝と信頼を感じました。

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2023年11月18日

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競争の番人シリーズ第二弾。公正取引委員会ものというところが前回同様面白かった。着物ってかなり高価な買い物だけど、あれだけの技を必要とする手仕事だから職人さんへの対価としては妥当かな?と思っていたけど、間に問屋が四者も噛んでいるとは、びっくり。その上、談合や末端の呉服屋いじめがあるなんて、1番働いていない人たちが1番儲けているみたいで、腹立つわー。ただ、今回の登場人物、常盤くんは、キャラが今ひとつつかみにくかったかな。

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2023年11月18日

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09月-10。3.0点。
公取委の女性審査官、第二弾。福岡へ異動になった主人公、きもののカルテル疑いを調査。同僚にはとてつもなく爽やかの男がいて。。

結構面白い。前作の東京組も捜査に参加。以前の同僚小勝負がいい味。

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2023年09月15日

Posted by ブクログ


公正取引委員会に勤務する主人公が、
赴任先の福岡で中央と地方の違いに戸惑い、
同僚や地域の人に余所者と壁を作られたり、
それでも真っ直ぐ仕事に取り組むことで
徐々に周囲と関係を構築し、違法な取引に
立ち向かうお仕事小説。

名前を耳にしたことはあっても、漠然として
よく知らなかった公取委の業務を垣間見れて
良い勉強になった気がします。

東京の本庁から来たエリート公務員も、
仕事のやりがいや評価に悩んだり、
他者と自分を比較して羨ましいと思ったり、
そんな自分に嫌気がさしたりする、
ごくごく普通のどこにでもいる務め人だと
わかって共感の気持ちもたくさん湧きました。

個人的に白熊と小勝負の行く末も気になる
ところですが、まずは1冊遡って主人公の
これまでについて知りたくなりました。

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2023年09月11日

Posted by ブクログ

舞台は九州。に移動になった白熊さん。
呉服屋のカルテルから暴力団も関わる事件だったけど、ちゃんと小勝負くんや前回の本局のみなさんも出てきて相変わらずの白熊さんと小勝負くんでした。
昔からのやり方とかって変えられないし、あとから参入も厳しそうな世界ですよね。これは小説だけど、手伝いに人を出さないといけないとか、卸を飛ばしちゃいけないとか、ありそうでリアルだな。

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2023年08月01日

Posted by ブクログ

72 新たなジャンルでの勝負でした。結局弱小省庁の反旗なのか在籍者の愚痴なのか、3冊目はどっちかハッキリさせてストーリーを作って欲しいですね。

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2023年06月05日

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面白かった。
でも、織物業界の構造が覚えられず、読み飛ばす箇所もあったのが残念。ちゃんと説明はされていたので読み返せばいいのだけど、そこまでしなくていいか、となってしまった。

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2023年05月24日

Posted by ブクログ

あまり知られる事の無い公正取引委員会のお仕事話第二弾。どんな話だったか、あーあーそんな人いたねーと思い出しつつ読んだ。
業界の闇や地方の脱却できない因習でがんじがらめの人々、面白いようだが盛り込み過ぎ?途中から急に話しご都合良く進み過ぎて速足過ぎて、事件の規模に対して犯人の動機が弱すぎかな?

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2023年05月03日

Posted by ブクログ

失禁してしいパニックになった清さん。
辛かっただろうなぁ~。

「行きましょう」
白熊は清に腕を差し出した。清の骨ばった手が白熊の腕をつかむ。
清が口を開いた。「二人とも、ありがとさん
身体の芯から力が湧いてきた。
清を支えながら、ゆっくりと立ち上がった。


お年寄りに寄り添える人って、想像力のある人って良いなぁ~。


アオギリの香りって?
のすのすと建物から離れていく。の、のすのすって?

1日で読める、面白い本でした。
知らない事に触れられて、「へぇー。」と



現代の目安箱とお庭番ね。



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2023年04月08日

Posted by ブクログ

ドラマを見ていたので、2巻から読んでみました。
杏さん演じる主人公が福岡に異動になっててビックリ!
やっぱり1巻も読むことにします^^;

今の自分の仕事が、世の中の何の役に立ってるんだろう…
人生も半ばを過ぎた頃から、そう思うようになりました。
医療従事者とか介護職とか、いわゆるエッセンシャルワーカーではないですし。

でも、主人公の『社会の歯車、上等である』のセリフになんだかスッキリというか救われたというか…
もう少し頑張れる、かな。

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2023年05月23日

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