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誰もが主人公で、一人ひとりに素敵な物語がある。働くって最高!恋愛って最高!母って最高!女って最高!な物語。人とのつながりがあったかい。
特にバーバーみらいの話が良かったなぁ。なっちゃんとけんちゃんのつづきもあって良かったなぁ。
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今日が私の、独立記念日。
24話の短編集
話の中の素敵な人、が次に出てくる主人公。
でもその素敵な人も悩みもあり、大変なこともある
側から見たら幸せそうな人も実は考えていることがあるんだな
でもみんな一生懸命目の前のことに向かってがんばろうと進んでいく
ほっこりとしたとてもハートウォーミングな本。
忙しくてゆっくり考えられなくなると自由になりたいと
思ってしまうのかもしれないけれども
そうではなくて"独立"する
芯のある女性になりたい
幸せを周りの人にも分けてあげられるような人になりたい
と改めて思いました
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インディペンデンス・デイ・・・直訳すれば「独立記念日」。
どんな長編作かと思ったら、
原田マハさんによる
現在の境地から新たな出発を決意する女性たちの
連作短編集だった。
24の短編から成り立っているが、
そのうち最初と最後は同じ主人公なので、
実際は23人の女性たちの物語、ということだろう。
物語の引き継ぎ方も面白い。
最初の主人公が自立するためのアパートを捜すのに訪れた
不動産屋の受付女性が次の章の主人公になっている、という具合だ。
章の中にちらりと登場した人物のエピソードが
次の章で始まるので、
今度は「この人の話かな?」と想像しながら読むことができる。
どれも平凡な毎日を送りながら
人生に悩み、疲れている主人公たちが一つのきっかけで、
前向きになる話で、とても明るい気持ちになった。
2017年。
果たして私の一年はどうなるのだろう。
前向きにそしてしたたかに
私も、独立宣言してみようか。
「今日が私の、独立記念日」。
声に出すだけで力が出てくる言葉だと思う。
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良き本でした
もう20歳なのだから、独立しなきゃなと思いました
いっぱい好きなものに貪欲でいて、そして自分に素直に、そして間違ったことはたとえ辛くても、そこを捨てる覚悟が必要であるとしみじみ感じました
また、どんなに幸せそうに見えても、その人にはその人なりの悩みがある。それを心に留めて、人を羨むばかりではなく、ちゃんと前を向いて、一つずつ課題に取り組んでいきたいです
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キング、タレマユで、やや自信無さげ?
ジャック、自分の美しさに陶酔している気がする。
クイーン、落ち着いて未来を見通している感じ…。
そして、顔を持たないその他の彼らが誰一人欠けたとしても、
ゲームはできない、
世界は動かない。
24編の短編に登場する女性達を、
トランプゲームの最中にフト思い出してしまったのは、
このクイーンの強い視線を感じての事だろうか。
24の短編は
(物語にはあるはずの)筋書きが透明で、
力強く生きてゆく決意をした女性達の意志次第で
動いていくかのような印象を受けた。
どの物語も大好きだが、
印象に残ったのは、
<お宿かみわら>
<しあわせの青くもない鳥>
いや、でもぜんぶ面白かったなぁ~♪
事あるごとに読み返したい本だな、と思った。
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マハさんの短編集は初めて。10P前後の超短編が24編。
タイトルの通り様々な人達の“独立へ一歩”いわゆる再生物語。
連作・・・・と言っていいかな。
悩み苦しむ主人公に通りすがりのように関わっただけの人物が
次のお話では主人公となり、その人もまた悩みを抱えているという展開が興味深かった。
皆 誰しも順風満帆ではないよと諭してくれてるようで心がホッとするお話ばかり。
あるお話を読みながら「きっと次はこの人が主役だ」と予想をしつつ読むのも楽しかった(^-^)
「袖すり合うも多生の縁」とは言うけれど マハさんのお話を読むと
いつも人の繋がりの温かさを感じるんだなあ。
でも自分は上手くやれてないな・・・と凹むことがあるけど前向いて行こう!思わせてくれるとても良いお話ばかり。
内容はただ繋がってるだけじゃなく“ぐるり”。
あ、これ言うとネタバレになっちゃうかな。
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連作短編。
24話あるけれど、どのお話も別のお話と繋がっていて,
それもおもしろかったです。
つらい思いをしている女性が、
誰かと繋がって1歩前へ進んでいく、堂々と胸をはって。
心地よい読後感のあるお話ばかりです。
私も、そうやって前に進んでいきたい。
特に好きなのは、
「幸せの青くもない鳥」と「独立記念日」
他にも、泣きながら読んだものもありました。
マハさん大好きで、
著書読むたびに、その思いは増していきます。
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独立日がキーワードの短編小説。短編は苦手なのですが、原田さんのどの短編にもハズレ無し、と思いました。それぞれの作品はちょっぴりジーンとし、前向きな気持ちになれるが良いです。短編なのに、しかも24作ある作品なのに、あの完成度は素晴らし過ぎます。
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基本的に短編はあまり好きではないのですが、この作品は本当に短いお話の中で何度も涙が出ました。
いろいろな立場にある女性たちの「独立しよう」と決心するストーリーが24篇。
それぞれのストーリーの中に出てくるヒロインとは別のちょい役ででてくる女性が、次のストーリーのヒロインになっているので、つながっている雰囲気も味わえました。
何かから「独立する」ということは、何かを捨てて何かを得ようとする決心が必要であり、独立というとかっこいいイメージがあるけれど痛みも伴うものであることが感じられました。
しかしそんな痛みも含め、登場人物たちが前向きに「独立」していく姿がとても強く、りりしく感じられました。
原田マハさんの小説の中では、上司や父親が助言する言葉がとてもグググッとくるので好きです。
今回は「幸せのあおいとりじゃないとり」について話すお父さんの言葉にグググッときました。
マハさんの作品、本当に好き。
また他の作品も読みます!!
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楽しみじゃない?いちから始められるなんて。すごいじゃない?誰にもたよらないなんて。ひとりの女性に、ひとつの独立を!さまざまに悩み、しがらみに揺れる女性たちに贈る連作短篇集。
24人の女性たちの、人生の転機を描いた短編集。
各話に登場した人が、次の話の主人公になり…と、緩やかにつながっている。
傍から見たら、余裕のある大人の女性だったり、ハキハキと若々しい子だったり見えるけど、実は悩みに直面していて、自信をなくしていたり、将来を不安に思っていたり…
それでも懸命に生きようと、前を向いている彼女たちは、みんなかっこいい。
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ちょっと感傷的な心持になる女性が主人公の短編集。それらが何となく1つのテーマに繋がる。それが自分自身の悩みや苦しみからの独立、自由になるということ。「甘い生活、幸せの青くもない鳥、独立記念日」の3編が連作で、主人公が2人の女性から、その後輩の女性、そして近隣の母子とリレーしつつ、オカメインコのトコちゃんが癒しの存在として登場する。ほっこりする物語である。「ひなたを歩こう」はこの言葉が若い男女の会話から人生そのもののキーワードへなっていく。「魔法使いの涙」は子育てに悩む母親と物語を語ってくれるお爺さんの出会い。実はその物語の作者が…。いずれも感動的な小品だった。
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1編ずつがとても短い連作短編集。
テーマは女性の独立。
毎回、それぞれが一歩を踏み出す結末なので、後味がとても良いです。
年齢的なものか、会話文に、若干の違和感を感じてしまいましたが、概ね好きなテイストの本でした。
前のお話の登場人物が、次のお話の主人公になる仕掛けに気づいてからは、「むむ、次はこの人ね」という楽しみ方をしていましたが、正解でしょうか(笑)
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最初の物語にちょっとだけ出てきた女性が、次の物語の主人公になる。そうやって短い物語が続いていく。最後の話はそれまで出てきた女性たちが何人か出てきて最初に続く。ひとつひとつ、短いけれども女性たちの気持ちが感じ取れる。
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原田マハの短編集。1冊の本に24遍掲載。短編というよりショートストーリー集と言った方がいいくらいの短いお話が満載。非常に読みやすいので、本とあまり縁のないような、女性にも是非読んでもらいたい。短く読みやすいのだから1日1編を通勤中や就寝前に読むのでもよい。そして我々男性も読むべき本だと思った次第。勇気でます、元気でます、ページを繰り終わった後に足が一歩前に出ます。
独立して生きるというのは「何かに依存するな」とか「経済的に自立せよ」とか「親元を離れろ」とかそういう部分とはまた違うんだということを考えさせてくれる。そういう要素も大事なんだけど、もっと大事なのは自分の人生を自分が本気で対峙するという気概。
自分には弱点や欠陥がある、そして自分を取り巻く環境には、不都合な点、不愉快な点、不平等な事もある。それらを嘆きたくなる気持ちはわかる、実際俺もどうしようもなくイヤな気持ちになることもある。
でも、そんなことしてたら結局自分の人生自分で制御できてないわけで、そういうことを全て「あるもんはしゃーないまずはそこから」とまずは認める。でも諦めない、進んでは躓き、試行錯誤しつつ、しゃーない人生から脱却していこうと心中で思う。
その思った日が独立記念日なんだろうなということ。
確かに独立した人生ってのは大変だろうだけど、たった1冊の本に24もの独立記念日が描かれているんだから、大変すぎるものではないんだろう。
そして、女性が独立するためには世の男たちも自立した人間にならんといかんわけである。この本に出てくる魅力的な男性陣のように、きちんと自分の人生送ろうじゃないか。
どこかにも書いたが専業主婦なんてぜいたくな人々をたくさん存在させるほど、日本の経済状況は甘くないって背景もあるんだから。
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“連作”短編、24つがおさめられた一冊になります。
縦糸と横糸が織物のように重なって、
万華鏡のような彩りを見せてくれるような、、
その舞台となる世界は共通で、所々でつながっています。
始まりと終わりの“川”の物語はなかなかにニヤッと。
“『自由になる』っていうことは、結局『いかに独立するか』ってこと”
人は何かに依存して、縛られているのでしょうか。
そこから“独立”することとは、さて。
自分自身も含めて、色々と考えさせられる内容でした。
一つ一つは短いので、一日一話、なんてのも面白そうです。
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24の短編集。悩みを抱えながらも一歩踏み出していこうとする女性たちが描かれています。
前作に登場した女性が、自作の主人公になったりするスピンオフ作品。
短編集だけど、微妙につながっていくので読んでいて楽しかった。
最後の『川面を渡る風』はサプライズな感じで、ワクワクだった♪
今まで読んだ短編集の中で一番好き。
Posted by ブクログ
24つの話からなる、タイトルのごとく女性の独立をテーマにした話。
川の向こうへ引っ越す女、に部屋を斡旋した不動産の女、がよく行くバーの女、の担任の女、を取材した女、が行くネイルサロンの女・・・というように全てがつながっている!これはすごい!
しかも途中から私はそのからくりに気付き、もしやと思って最初から注意深く読みなおして、やっと気づいた。
それぞれの女性の歩く姿ももちろんいいのだけど、自分の関わる誰かが誰かと繋がって、まわりまわってとても遠くまで繋がり、いつか自分にまた戻るような、わっかのような人との繋がりがとても心あたたまった。
バタフライエフェクトのような。少し違うか。
ああ、さわやかで優しい小説だったなあ。
おすすめです!
Posted by ブクログ
短編集なのですが、登場人物がループしてます。
最後の話まで全部読んでやっとストンと腑に落ちる。
けっこう長いこと余韻が残る本でした。
Posted by ブクログ
それぞれの独立を決意する女性たちが
主人公の24の短編集。
前のお話にちょこっと出てくる人が
次の話で主人公になっているリレーストーリー。
さくさくと読めて 楽しかったです。
Posted by ブクログ
連作短編集。
各話で少しずつ繋がっていく人たち。
どの話も面白かったのだけれど、ちょっとくどかったかも。
夜寝る前、何話か読むのに丁度いい長さ。
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ささやかな独立をテーマにした連作短編集。
短編といっても、それぞれのお話は10ページずつくらいの超短編集だ。今回のお話のチョイ役で登場した人が次回の話の主役に、という感じで繋がっていく。ただ、登場人物がほんの少し重なっているだけで、ストーリー自体が繋がっているわけではなく、それぞれが独立した物語。
物語の構成がお得意なマハ氏ならではの、「よくできた」24の短編。どれも温かく、読み終わった後にはこちらもほんの少し勇気をもらえる。
ひきこもりの漫画家とおばあちゃんとの交流を描く「バーバーみらい」と、いじめ問題に立ち向かう中学教師の「真冬の花束」が個人的には良かったです。
2019/01
Posted by ブクログ
一編一編がとても短くて、えっもう終わり?って何度も思った。もう少し続きを読みたい気分。どれも前向きで明るい話で、気持ちよく読めるのはいいんだけどちょっと物足りない気がする。
Posted by ブクログ
ほんとは星3.5くらいつけたい。それでも、生きていく。希望の物語。ただ好みではない作品もあるのでつよく4は置けない。タイトルの英訳、登場人物たちをめぐる仕掛けもたのしい。そして最後の大団円!