【感想・ネタバレ】3人のパパとぼくたちの夏のレビュー

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Posted by ブクログ

・夏休みに家出する意外性と、3人のパパがよりおもしろさなどを引き立てていてとてもいいと思いました。それに、出会ったのが亀田、亀山、亀谷という組合わせがなによりおもしろかったです。

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2019年01月23日

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父子家庭同士が一つの家で共同生活を始める。あー、結構いいかも。そこに飛び込んできた家出少年めぐる。3組の父子家庭の親子は打ち解けあい、めぐるは家出する前より強くなる。大人目線で読むとめぐるの行動はひやひやするところがあるけど、亀仲間(笑)の家族にあって生き方を学べたことは良かったんじゃないかな。親が子を大切に思う気持ちが溢れている一冊。

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2022年06月15日

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主人公のめぐるが家出をして、ひまわりがたくさん咲く家に住むパパが2人いる女の子たちに出会う。
作中でめぐるも感じているけど、浦島太郎をモチーフにしていると思う。めぐるが非日常を体験する竜宮城のような家と乙姫のように魅力的な女の子たち。
めぐるのような父1人子1人の生活って子供はさびしい。私も同じような境遇だったことがあるのでよくわかる。お金に心配が無くても、やっぱり1人ぼっちは良くない。
片親のシェアハウスのようなあのお家は親にとっても子供にとっても良いものだろうな。
家族の多様性について考えさせられる本だった。

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2020年07月09日

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お父さんが家事をやらないことに業を煮やしたぼくは家出することにした。家出先で出会ったふたりの女の子。その家に行くと、何故かパパがふたりいるのだった。

シングルファーザーを扱った物語。様々な問題点が挙げられています。それを笑顔で乗り切ろう!というノリなんですね。対象年齢的にそうなるのかも知れませんが、本当にそれでいいのかなという疑問も感じます。
特に主人公の小学生が家事全般やるのを、いい子と描くのはどうかと思う。父親に頼んでいた家事が全くされておらず、そのため捨て損なったゴミ袋にハエがたかっていたのが直接的な原因となるのですが、主人公に「そんなこと」が原因であることが恥ずかしいという感情を抱かせるのです。
いや、ハエを見た時に今まで積もり積もったものが爆発した、今まで気付いてなかった自分の気持ちに気付いただけだろうと思うのです。それは怒っていいことだよ、悲しんでいいことだよと伝えたかった。何でも笑顔で乗り越えるのがいいことだとは思わないのです。

シングルファーザー家庭の共同生活が描かれているのは素敵です。はじめ主人公が出会った女の子たちにはふたりのパパがいるとわかった時、ゲイカップルのファミリーなのかなと思いましたが。
でもこの共同生活は法律上「家族」と認められないのですよね。何かあった時に「家族」とされないのは同性愛カップルだけじゃないのですね。家族の形についても考えさせられた作品でした。

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2020年06月27日

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とうとう僕は嫌になった!ウチにはお母さんがいなくて、家事は僕がして、お父さんはちっとも家事をきちんとしてくれない。友だちには小学生なのに「主婦みたい」って言われた。お父さんが家事をきちんとすると約束してくれるまで、家出をしてやる!

父子家庭の男の子が主人公・めぐる。主婦並みに家事をこなせる割に家出はかなり無計画ですが、その無計画さがひよんなことから同じ境遇の子どもたちとの出会いを生みます。ただし、めぐるとはちょっと違った父子家庭です。父子家庭の大変なところにスポットを当てつつそこからどう上手くやっていくかを朗らかに描いていますが、一方でその「大変さ」が日本社会の父親の在り方の問題点を浮き彫りにしているようにも思います。どうしてお父さんってこんなにたくさん働かないといけないんでしょうね。

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2014年02月27日

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お父さんは家事をさぼってばかり。捨て忘れたゴミにハエがたかっているのを見たとたん、ぼくはキレてしまった。家出してやる! 自転車でやってきた見知らぬ町で、川に落ちた幼い姉妹を助けたぼくは、その子たちを家まで送り届けた。その家にはなぜかパパが二人いて、お母さんはいないという。どういう家なんだ? 
3人のシングル・パパと子ども達が偶然出会い、忘れられない夏を過ごす、あったかい物語。

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2013年09月15日

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シングルパパを題材にした物語はあっても、こんなに多くいて、協力しあっているの物語にはびっくり。朝パパ、夜パパの出現に、はじめは「?」でしたが、読み進むうちに、明るく育っている二人の娘の姿に好感を持てました。

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2013年08月18日

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いろんなシングルファザーがいてる
シングルと聞くとママっと思ってしまうが
パパが1人で家事と育児をする事を子供達が読んで
ママとか親って事だけじゃなく家事って仕事は生活に必要な物自分も出来るようにならなきゃって思ってくれるとええなぁ!

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2021年01月28日

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父子家庭の小学六年生のめぐるは、夏休みが始まった日に家出を決行。お父さんが家事当番をサボらないと言うまで、戻らないつもりだ。親友の結一にだけ居場所を告げて自転車で家を出た。途中溺れそうになっていた女の子二人を助けた事で、ふた組の父子家庭が一緒に暮らしている家にお世話になることに。
まず、めぐるくんの家事能力に脱帽。こんなにマメに動けないなぁ…見習いたい…すぐ読めちゃうし、心にぐっと残るものがある作品じゃないけど、爽やかで、ちょっと元気が出る。無理して感情を押さえつけずに、深刻にならずに、笑って過ごしていこうと思えて、心が軽くなった。

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2013年08月19日

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