【感想・ネタバレ】近頃の若者はなぜダメなのか~携帯世代と「新村社会」~のレビュー

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携帯ネイティブの若者は、コミュニケーション能力に長けた、全く新しい人種と言える。
7年間、1000名を越えるインタビューによって、その実像を明らかにしている。一般論や概念論を排除した真実が見えてくる。

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2012年12月27日

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自分世代の行動を明確に捉えていると思います。さんざん『いまの若者は』と言われてきた世代の考えていることも客観的に見てもらっていると思います。ただ、やはりマイノリティの子達が少し大袈裟に書かれていたかな。

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2010年06月01日

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タイトルと内容は風向きが異なる
若い頃からケータイ電話でつながる生活をしている結果、若者の世界は村のようなつながりの多い生活になり、互いに気を使う生活に慣れてきている。
その功罪として、広いネットワークを生かした活躍をするものもいれば、逆に、既視感のために、広い世界に出ず、地元の仲良し空間に引きこもるものも出てきている、という分析。

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2019年05月21日

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 渋谷のセンター街、女子高生が何人か行動に座り込み、めいめいケータイ片手にマスカラ塗にいそしんでいる。あたりの迷惑も顧みず、大声で喋り続ける彼女ら。
 だが、メンバーのうちの一人がしゃべり始めると、ケータイやマスカラをいじる手はそのままに、ほかのメンバーたちは黙って聞いている、と仲間内で高度に「空気を読んだ」コミュニケーションをとっている。
 
 近ごろの若者(10代後半-20代前半)のコミュニケーションの形態は、30代と明らかに違っている。
 コミュニケーション能力が向上しお互いに高度に「空気を読」みあっている。

 彼らの特徴は「ケータイ」依存。PCではなく、ケータイであることがキモだ。
 これはは彼らが「情報取得<人間関係」となっている証左だ。
 そして彼らはケータイを駆使して「広い交友関係」を維持している。
 コミュニティも、SNS,HP,ブログ、(SNS付の)ゲームと、多種にわたり、「友達」の人数は数多く、その親密度にも濃淡がある。だが、この種のコミュニティーには継続性、義務制が生じている。
 さまざまなコミュニティでつながった「新村社会」。
 だが、その中ではいくつかのルールがある。
 いわく、「弱っている人を見てたら励ます」「正しさよりも空気」「愛想笑いを絶やさない」「コンプレックスを隠す」などなど。
 電子世界上に広がった、相互監視社会はあるいみ非常にムラ的な日本の社会ともいえる。
 キャラ立ちをして「プリズンブレイク」をはかるものもいるが、たいていはその不文律に縛られ、委縮するものも多い。

 「半径5キロ」以内で事足りる、あるいは事足らせる生活圏の狭い若者も多い。
 閉塞感を募らせる時代に生まれ落ちた彼らは、新しいことをする活力よりは、将来に対する漠然とした不安感から、保守と諦観に身を固めている。
 専業主婦を口にする女性も多いが多くは、「しんからなりたい」というよりも、上の世代の仕事と家庭の両立の苦汁を疑似体験した結果である。
 そんな彼らのアイドルは「益若つばさ」である。
 成功した芸能人にもかかわらず六本木といったステイタスのある地区ではなく、下町である足立区に住み続け、発言も「いつまで仕事があるかわからない」「金銭感覚を狂わせたくない」など将来に対する漠然とした不安に根差したものが多い。

 一方で、多様なネットワークを生かし、性別、学校、地域、家庭環境に違いを超えて、「つながる」人種も現れてきている。
 彼らは学校内では息苦しさを感じ、ネットワークを通じてしりあった友達とつるんで夜な夜な遊んだりし、オタクとギャルがつるむ例も珍しくなくなってきている。

 ある有名私立高校に通う男子生徒は、地元は偏差値が高くない地域である。だが、彼は上流(学校の友達)との交流で、勉強やバラエティに富んだネットワークに刺激を受けつつも、視野も行動範囲も狭いがピュアで勉強でなくファッションに時間をかける垢抜けた地元(下流)の友達との付き合いもバランスよくこなしている。

 この本も「超ネットワーカー」のひとりである男子大学生の協力も大きかった。彼は企業のオーダーに応じた学生を紹介し、学生も何かあると彼を頼るといった、世代、地域、国を超えてネットワークを使いこなしている。

 以上から見えてくるのは、現代の若者は「ネットワーク格差」にさらされている。
 そこで臆してしまうと狭いネットワークの中に閉じこもることになり、逆に活用できると世代、地域、国を超えて活躍することになる。
 それを可能にしているのは、ケータイを主役とする情報インフラの発達であり、それらはまた「高度に空気を読む」能力を若者に要求する。

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2018年12月22日

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若者論といえば、的存在になりつつある原田氏の著作。情報病という本で原田氏の存在を知り、チェックしていたので著者名一本買う。

この本を読んで
「近頃の若い者はダメだ」
とは言えないあたりに、著者の皮肉が効いている。

携帯世代(ケータイネイティブ)と新村社会の関係性。新村社会の性質とそこに中に存在することの意味。
これらがメインのテーマである。

実際の若者の言葉から、その関係性が部外者にもおぼろげにつかめるあたりは、力作と言えるのではないか。

構成としては、まずネガティブな性質を洗い出しつつも、後半はポジティブな可能性と、そこに潜む問題を明らかにしていく。

はっきりと言えるのは、人間関係の質的な転換がもうすでに起きているということだ。それは若者でなくてもTwitterをやっている人間ならば実感できるだろう。もちろん携帯でつながっている世代とTwitterをやっている世代は重ならない部分が多いかも知れない。しかし、今までの日本社会の人間関係が崩れる変わりに、新しい人間関係が生まれていることは確かだ。

そこに潜む問題とは、それを有効に活用して個人の力を伸ばしていくような人間と、自分の好みの情報だけ寄り集め、タコツボ化していく人間との格差の問題であろう。

ネットワークの格差は、旧来の環境による格差とは質的に異なるものだ。お金持ちであるからどう、といった事はあまり関係が無くなってきている。コミュニケーション能力と前向きな意志、そしてネットワークを維持拡大していくための労力を払える人間は、今までの「若者」が手にすることができなかった力を持つことができる。

そういった世代に向けて私たちがどのようなメッセージを投げかけていくことができるのか。
「近頃の大人ななぜダメなのか」といった電子書籍が発売されないように、そのメッセージについて真剣に考えてみるべきかも知れない。

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2018年10月09日

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若者がダメだとは言っていない。ダメな状況を作り出しているこの社会への一つの警告かもしれないと思う。心ある若者はいつだって苦しい。携帯のない世界があたりまえだった世代から、生まれたときにはすでに携帯があった世代への移行は試行錯誤だ。1000人の若者の話を聞いていることがこの本の強みである。

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2016年05月15日

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読後の爽快感のようなものがなくかえって気が重くなるが、事実は事実として受け入れざるを得ないのだろう。
旧世代視点で考えると将来が不安になってしまうが。

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2014年11月03日

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またまた若者批判の本かと思いきや、全くそんなことはない。筆者が10代半ば〜20代後半の若者約1000人に実際に会って、そこから見えてきた若者世代の生活や人間関係を客観的、分析的に綴った本。
私もこの若者世代になるが、理解できない同世代の妙な言動などを見ると若者批判される理由もよく分かるし、世間でもそっちの方がクローズアップされがち。でも、この本を読んでそんな若者世代も決して捨てたもんじゃないなと思った。潜在的な意識として共感できる部分もあったし、むしろ見習わなければならない部分も多くあって、驚きや発見というか、なんか新鮮な感覚。
私も含め批判されることが多い今の若者だけど、「若者」はいつの時代も批判される定めにあると思う。決して今の世代が飛び抜けて悪いとは思はないし、むしろこの本でその今の若者たちの良い部分も見えたような気がしてとても参考になった。

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2013年03月26日

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タイトルからネガティブなイメージを抱くが、いざ読んでみると最近の若者の実状を紹介しているコトに気づく。実際に出会ってインタビューをしているのでリアリティがある。ただ、あくまで全体的なイメージでしかないというコトをお忘れなく。

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2013年01月03日

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自分もまだ若者だと思っていたが、知らなかったことが多すぎて驚く。。
こんなに中高生のネットワークが発達、進化しているなんて!!
超ネットワーカー凄すぎ。

著者のリアクションがいちいち良いw最後の第7章を読んでなんでこんな題名にしたのがわかり著者のメッセージが伝わる。
良書です。

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2012年09月03日

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・若者に有害なのはケータイそれ自体ではない。
 ケータイによってもたらされた、「村社会の復活」が問題。

・ネット上で個人情報を知らず知らず流出してしまうのは、コミュニティの縮小(それに伴う行動範囲の縮小)による、「誰も自分のことを気にしていない」感が原因。

・近頃の若者には、「海外へのあこがれ」「華やかな職業へのあこがれ」などはなく、安定志向。これは、大学の友達の話を聞いても全く顕著。

・行ったこともない、経験したこともないことも、情報の波にさらされることにより、体験した気分になっている。それが安定志向の原因。

・なぜか自分が生まれた年より前の時代を懐古する若者たち。周りの大人が「こんな時代に生まれてかわいそうに」とか言い続けてるとそりゃあそんな気分にもなる。今の大人が今を楽しまずに過去にいきているせい。
これは自分たちへの教訓にもなる。

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2011年10月21日

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[ 内容 ]
今の20代後半以下の世代は、中学生、高校生くらいからケータイを持ち始めた、日本で初めての世代です。
イメージしてみてください。
自分が中高生のときに、もしも携帯電話や電子メールが存在していたら…。
生活は良くなっていたでしょうか?
友達との関係はどう変わっていたでしょうか?
著者は7年をかけて、10代半ば~20代後半の若者、約1000人に実際に会って、じっくりと話を聞いてきました。
その結果見えてきたのは、現在32歳の私ですら驚くほど劇的に変化した、彼らの生活と人間関係です。
近頃の若者はいったいどういう環境にいて、いつも何を考えているのか?
本書を読めば、彼らのリアルな姿を肌感覚で理解できるようになるでしょう。

[ 目次 ]
第1章 “読空術”を駆使する若者たち
第2章 知り合い増えすぎ現象
第3章 村八分にならないためのルール
第4章 半径5キロメートル生活
第5章 ちぢこまるケータイネイティブ
第6章 つながりに目覚めた若者ネットワーカー
第7章 近頃の若者をなぜダメだと思ってしまうのか?

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
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☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年04月11日

Posted by ブクログ

かなり面白かったです。

この本はタイトルのように「今の若者はダメだ」と一方的に否定する内容ではありません。
携帯の普及による社会への影響の実情を、若者へのインタビュー中心に書かれています。
世間では「今の若者はダメだ」などと特集などが組まれるほどですが、昔の若者にはできないようなことも今の若者にはできてしまう、なんてことも多くあります。
ますます携帯社会が広がり続けるであろうこれからの時代を政府やマスメディアも含めた社会がどのような環境づくりをするかによって、自分は携帯社会の利点をどのように活用していけるのかを考えさせられる内容です。

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2019年01月16日

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ケータイ嫌い、PC好き、社交性なしの自分は、ここで述べられている「若者」にはカテゴライズされなさそう。なもんで、余計にいわゆる「若者」の生態には興味を惹かれた。

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2012年02月12日

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タイトルから想像されるような「近頃の若いやつは(なんだかわからないけど)けしからん!」っていうような内容ではありません。10代や20代の頃からすでにケータイを手にしていた世代の若者たちをとりまく「ケータイネットワーク」の姿を、フィールドワークから読み解いた秀作。それ以前の世界では考えられないような膨大な友人や知り合いを手に入れた彼ら。かと思えば、思いのほかルールにうるさく義理堅かったり、空気を読むことが最大事であり、繰り返される疑似体験のあげく、何でもわかったような気になり閉塞していくタコツボ的な世界でもある、という。近頃の若者じゃない人は、まずは肯定・否定する前に、フラットにかれらの世界を覗いてみては?

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2011年09月02日

Posted by ブクログ

まず実際に「ケイタイ」ネットワークを使いこなしている若者がどの程度の割合いるのかが気になった。
最近の空気を読まなければいけないような感じは若者からなのか。

世の中の見方をちょっと変えてくれる面白い本。

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2010年05月20日

Posted by ブクログ

「まったく、今時の若者は」と愚痴をこぼす前に、読んでおくべき本。携帯電話の普及により、コミュニケーションのあり方が30歳以上と10代20代では大きく異なり、その結果価値観の相違が生じている。
・空気を読むムラ社会の復活
・若者のほうが上の世代よりもコミュニケーションスキルが高い。
・論文課題は携帯で検索、結果みんなが同じ内容に。
・ケータイのテンキーのほうがキーボードよりも使いやすく、ケータイで入力してパソコンに転送する
・メアドはおしえてもケータイ番号を教えるか否かが親友の境界線。
・自分のキャラを演じることを意識している。
海外をかっこいいという人がかっこ悪い。
・国立在住ギャルの旅行先がお台場
・専業主婦になりたい慶応女子
・上流と下流、ガリ勉とイケメンといった異種がつながる

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2010年05月09日

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いわゆる「近頃の若者」の生態を、地道なフィールドワークから抉り取った一冊。

さすが、フィールドワークからの考察なので、
リアリティが素晴らしいと思いました。
逆に、大して実態に迫ったわけでもないのに、
十把一絡げに「若者はこーだ!」みたいに丸めてしまっている論者が多すぎるからね。
とてもその点、価値があると思います。

ただ、僕自体が一若者の当事者なので、
内容自体に発見感がすごくあるわけではなく、
むしろ「上の世代から見て、我々のこの行動はこう思われてるのか」
という、逆の発見があってそこは面白かったかな。

ふむふむって一冊。

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2010年03月22日

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今時の若者、teen層に関して、勉強になりました。
傍若無人な爺さん婆さん、買春しているサラリーマン、世の中、十人十色ではありますが、今時の子供はしっかりしているなあと感心してしまいました。

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2010年03月15日

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書評にあった本。一気に読み終えました。新村社会の到来、空気を読むという点では近頃の若者の方が日本人らしいという視点は面白いと思いました。個人的には、既視感というキーワードが気になりました。

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2010年02月17日

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僕もモットーとしている疑問系タイトルの本。

現代の若者の姿がよく見える。

僕自身は「じぶんらしく」という根幹は変わらなかった。

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2010年02月08日

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 携帯世代の私も携帯がもたらす村社会感を聞き知っていて、それが面倒臭すぎて当時流行ったHPもMixiもSNSも、リアルな友達に向けては一つもできなかった。
 携帯世代でもそうなのだから、今のスマホ世代はいったいどうなっているのだろう…と思うと、しんどいな。ただ、本書は悪い面ばかりではなく、良い面も書かれているところがいい。当然若者も捨てたものじゃないのだ。

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2015年11月28日

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タイトルだけ読むと若者批判の本のようですがそうではなく、若い世代の人との付き合い方をフィールドワークを中心にした取材でリアルに描いている内容で、若者への理解を深めることが出来た。

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2013年03月18日

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たまに聞く「近頃の若者は・・・」というフレーズ。
ダメな理由が書かれている本ではなく、なぜそう思われるのか?について、
携帯電話・インターネットの普及を切り口に時代を論じた本。

SNSがmixi中心の話題になっている点で既に時代遅れを感じてしまうが、
書かれている内容は大変面白かった。
特にネットの普及による疑似体験の弊害、
SNSにより気遣いを強要されている若者達という内容は、
年代問わず通じる内容でもあり、気をつける必要性も感じた。

携帯電話・インターネットを通じた新たなるコミュニティ。
今の時代に生きる以上、うまく使っていきたいと思う。
改めてそう感じさせてくれる本。

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2012年09月16日

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偏った意見も少しあったが、共感できる部分もあり楽しかった。
若者談義はどの年代にもあるものなのだとわかって安心した。

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2012年03月02日

Posted by ブクログ

タイトルのように『近頃の若者』がどういった点で『ダメ』であるのかを分析した本ではない。というのも、若者を否定しているような記述が意外と少なかったからだ。

それよりかは最近の若者の生態系を研究し、まとめた本であるなと感じた。

題名と内容に差異があるが、十分楽しめる本。

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2011年07月27日

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タイトルとは反対に、若者の長所を謳っている。
自分のPCを持つ前に当たり前のように携帯を持っていた、と言う世代の価値観がわからない30代以上がターゲット。30代以上はモノや金を大事にするが、10代、20代の若者世代は人間を大切にするというジェネレーションギャップに気づくための本。著者の視点は面白い。

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2011年05月21日

Posted by ブクログ

原田曜平著「近頃の若者はなぜダメなのか」光文社新書(2010)
*今の若者のコミュニケーション能力はかなり高い。今の若者は日本人的な日本人に戻り、この30年で廃れたはずの空気を読む「読空術」を使いこなすようになった。
*今の若者の特殊性はケータイ化ということにある。人間関係の多くは友人のようなものではなく、友達の友達や、友人の知り合いなどの、知り合いネットワークである。そのため大人からみると希薄なものに見えてしまう。ただし彼らのネットワークには継続性がある。この新村社会には肯定的な面もあり、意思と行動力さえ持ち合わせていれば、地域や所得レベル、年代を超えて、人々が有機的につながることができる。

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2011年03月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

帯に男女それぞれ携帯電話を持っている写真が載っていた。「奇妙だな、、、、」と思ってパラパラと読んでみた。

「今の二十代後半から十代は中・高校時代から携帯電話を使っていて人間関係が希薄…」というような文章が書いていて「私、入ってる。。。」と思い、どんなものか気になった。

今の若者は人間関係に敏感でKYという言葉を使い、人のご機嫌を伺い空気を読みすぎている。メールは五分以内に返さないと、嫌われるのではないかと気にしている。1日30通以上のメールのやりとりをしている。mixiの自己紹介で自分の“キャラ”設定を真剣に長文で説明している。『寂しがりやの独り好き』のコミュニティーは若者の象徴のようなものになっている。新しく知り合った人にmixiネームを聞いてマイミク申請する。足跡があって日記にコメントが無かったら深く落ち込む。常に誰かと“絡んで”ないと不安になる。

ギャル文字世代じゃないし、ディベートとか授業に無かったし、多分私より少し下の世代のことだと思うけど、読んでいて、しんどくなった。

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2012年01月02日

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携帯世代の若者論。携帯電話を持ったことで、常に友人とつながっている状態が続き、年齢を重ねるごとに友人や知り合いが増えることはメリットがある一方で常に反応することやつながりを求められて逃げられない世界でもある。自分自身は大学から携帯を持ち始めているため、登録されている友人とは適度な距離感があるが、小学生や中学生から持っていればしんどい関係でもある気がする。

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2010年05月09日

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