【感想・ネタバレ】一流たちの修業時代のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

一流と言われる人がそこに至るまでにどんな経緯をたどったか。
早稲田卒のノンフィクション作家の野地さんが、各分野のスペシャリスト
一人ひとりにインタビューをおこなったものをまとめた一冊。

特に私の心に残ったのは15人中4人。

1人目、CoCo壱番屋の創業者の、宗次徳二さん。
この人も前回★5つを付けた「巨人軍論」を書いた野村さんと同様、
仕事での辛さとか苦しいとかは感じず、楽しいと思うタイプというところも、
好印象である。
本書の中で真似したいと思えたところ、それは一生懸命生きるということ。

「状況や過去のことを嘆くよりも、何か小さな目標を持つことです。1年くらいで実現できるような目標を持つ。(中略)行き当たりばったりでいいからその日その日を全力で生きる。大きなことを考える前に、手を抜かずに1日仕事をしてみる。」

ここを読んでから、毎日全力で生きることを心がけるようにしています。
明日死んでもいいように。

2人目、観光庁長官の溝畑さんの若いころの仕事の取り組み方。

“朝いちばんで庁舎に来て、掃除をし、愛嬌をふりまき、牛乳瓶に花を挿して先輩の机の上に置いた。とにかく他人より元気に、しかも他人よりも目立つことを決意していた”

著者の野地さんはこんな溝端さんを“身の丈以上の挑戦をして、そして失敗しても次に進んでいく復元力がある”と評価。
これは私も取り入れなければならない要素だ。

3人目、日本画家の千住さんの言葉。

“なかには効率的に描いたことを自分の個性だと主張する人もいるでしょう。しかし、それは違う。逃げているに過ぎない。そういう人は見ることを放棄している。(中略)表現者にとって観察することは何にもまして大切です。”

“ここで、難しいことは私が生徒よりも確実に色彩のセンスを持っていなくてはならないこと。つまり、教師になるには生徒よりもレベルが上でなくては、資質を見つけることができない。だから、教師は本当に優秀な人間のやる仕事でしょう”

4人目は29歳から修業を始め江戸前料理の店の一国一城の主になった、山崎美香さんの言葉。

“何かを勉強したり、修業するのは大切だけれど、それをしながら独立するための準備は進めておかなくてはいけない。明日チャンスが来ても大丈夫なようにしなきゃいけない。”

私の大嫌いなユニクロの柳井さんのストーリが乗っていなければ、
文句なしの★5つでした。

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2013年03月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

何人かの一流と呼ばれる人達の現在までに至る経験等が書かれていた。
これらの人達の経験したことに関して共通して言えることを挙げるとすれば、困難に会ったときに悩んだり、立ち止まったりしながらも最終的には努力してなんとか乗り越えたことだ。しかもそれは一度ではなく何度もある人もいる。
さらに、一流と呼ばれるようになってからも努力し続けているところがすばらしいと思った。一流と呼ばれる人は人一倍困難を経験して乗り越え、努力し続ける人だと思った。

今困難に立ち向かっている人にぜひ読んでもらいたい本です。このような本を読んで勇気付けられて、現状を打破できればあなたも一流に一歩近づけます!

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2011年09月30日

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