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Posted by ブクログ 2023年03月03日
これは何かの暗喩なのか?とか、作者による○○論なのか?みたいなお話も、特に深く考えずに(考えないようにして)不条理ナンセンス作品だなーくらいの気持ちで気軽に読みました
面白かった!
個人的には本なんて読んでて本人が楽しければそれでいいじゃんと、ただそれだけ思っているのだけど、こういった町田康のよう...続きを読むな作品を読んで、んで深く立ち入った巻末解説を読んでしまうと表面でしか楽しめていない自分がもったいないなとも思ってしまう(笑
例えば『文久二年閏八月の怪異』
自分は「もしも時代劇の主人公がハードボイルド小説の登場人物だったら~」みたいなノリを楽しんで読んでいただけなのだけど、巻末解説を読んだら、過去作からの引用やらなんやらを盛り込んで、細かい描写についてのあれこれへの論を展開していて、素直に「ほあー、すごいなぁ」と感心してしまって
お気に入り……というか、印象に残った作品は
『文久二年閏八月の怪異』
『ずぶ濡れの邦彦』
『狭虫と信彦』
失礼な言い方かもしれないけど『ずぶ濡れの邦彦』は普通にいい話でちょっとじーんとしてしまった