【感想・ネタバレ】心がフッと軽くなる「瞬間の心理学」のレビュー

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Posted by ブクログ

精神科医でありカウンセラーである名越康文氏が、10年来の外来診療からつかみ取ったある心理モデルについて、具体的なノウハウとして人の悩みから解放されるためのノウハウを打ち立てた本。
名越さん曰く、カウンセリングの経験から、人間がもつ感情(とくに怒りの感情)に振りまわれることが人間の健康にとって脅威であるとのこと。そのような怒りをもってしまう出来事のエピソード分析などはある程度は役に立つけども感情をコントロールする決定打にはならないという。それは、感情というものが、日常の生活のなかで、ぶくぶくと泡のように沸き立っては消えていくものだからだ。このことに注目することの臨床的な意義は大きいという。そして、名越さん曰く、瞬間瞬間にフッと楽になって、一瞬であってもいいから、感情から離れて自分が楽になるという経験を重ねることが大切だということだそうだ。
名越さんのこの仮説には、とても面白いものを感じた。

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2017年06月25日

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今この瞬間を生きるのは難しいし、継続するのも難しい。
けど、少しずつでもできるようになると楽になるだろうな。
ストレスを必要以上にためなくてすみそう。

読んでて納得するとこが多い。
気づいた時だけでもいいから、今を意識してみよう。
読んでよかった。手元に置いて読み返したい本。

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2015年08月23日

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内田先生との対談や鼎談でお見かけして、興味があったけど著書を読むのはここが初。移動用に薄いのを選んだけど、読み応えのある興味深い内容でした。拘りはもともと薄いし、環境以外には影響されにくい、寧ろ影響受けたい気はするが、『今、ここ』に集中するっていうのは覚えておきたいな。本当に集中力が無い、というか同時に二個以上のことを考えたりするから集中できないのかも、とわが身を省みる次第。

「自分自身だけしか守るものがない人が、いちばん弱くて傷つきやすい。『守るべきものがある』ってことは、『自己』を分散させられるってことだとも言える。」「落ち着いた心を保つことが、生きる力の強さにもつながる」
「『まずは自分から気分を良くする』ということ。自分が楽にならないと、人を楽にしてあげられない。」

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2014年07月01日

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ネタバレ

・今に集中する。

・「過程」の今を楽しむ。

・朝起きてからの1時間、一つ一つの行動を意識化して、ちょっと集中する。

・1日1分だけ、意識化して集中する。

・心が解放された時があったら、その感覚を覚えておく。

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2013年06月30日

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いろいろ自分を言い当てられた。
過去にも縛られ、未来にも希望を見いだせない自分を改めて認識。
フッと軽くする練習は、わたしの課題に通じていた。
めんどくさがってしまってやってなかった。

ただ漫然と毎日を過ごす人と創意工夫して毎日を二度と同じ日はこない大切な経験として過ごす人と既に途方もない差ができてしまったなあ。
、ってもんもんとするのは過去に縛られてることなんだよね。

あとは自分がやるだけだ。

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2012年07月29日

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変な自己啓発本を読むよりは痒い所に手が届くというか分析は鋭い。
「今ここを大事に!」と「思考を暴走させないこと!」の2点に注意したい。

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2011年12月04日

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瞬間瞬間を大切にすることで、心がふっと軽くなる方法をアドバイスする精神科医の先生による一冊。今の時代を生き抜くのに必要な考え方や捉え方が学べるのではないかと読んでみた。本書全体を通して、とにかく「いま、この瞬間」を大切に生きることが大切なのだということ。遠い未来や遥か過去にとらわれすぎてはいけないこと。目の前のことに集中すること。そして、すべては心の中で起こっているということ。それらの大切さを改めて感じることができた。何かとメンタルヘルスが叫ばれる今の時代・社会にあって、目には見えない心のあり方について対話形式で語っていただき、生きるヒントをもらえた気がする。

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2015年04月14日

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精神的に不調で休職していたときに読んだ。作者の考え方のいくつかは、すごく気持ちを楽にさせてくれた。備忘録として下記に記しておく。

・過ぎ去った過去やまだ来ていない未来にばかり気を取られず、今に集中すること
・心という部屋にはいくつものジャックがあって、どこにつなぐかで気分は全く変わる

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2020年09月29日

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2017年43冊目。

前半のなぜ自殺が増えたのか?論は仮説を並べただけで根拠にかけ、読むに耐えなかったが、中盤から語られる心を軽くする方法はアドラー心理学に精通するものが多く理解できる内容だった。
次から次へとネガティヴな思想や妄想が頭をかき乱す時は、集中していない時。
集中力を高め、「今、ここ」に意識を集中させることができれば、ネガティヴな妄想にとりつかれることはなくなるだろう。

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2017年05月30日

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コミュニケーション自体が人とつながることだというのは大きな誤解である。
会ったことのない人物、例えばジョン・レノンやガンジーとさえ心の中で対話できる。
本を読んだり音楽を聴いたり映画を見る、これもつながりであると。

まさしく金言である。
絆というものを考えさせられた。

コミュニケーションを取らなければならない、という強迫観念を捨てる勇気。

これこそが今を生きる力になる。

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2017年01月03日

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テレビでおなじみの精神科学者の名越氏が、うつなどにならないように文字通り心を軽くする方法を指南する一冊。

「言うはやすし、行うは難し」の部分はあるものの、実践的でとても勉強になった。

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2015年03月28日

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後ろ向きな意味ではなく私たちは本能や真理みたいなものには逆らえないと思う
正解を持っているから教えます、という不遜な態度ではなく、生物や真理というものに寄り添い、どうしたらいいのかなと名越先生自身も考えられているように思いました

特に面白いと思ったところは、
“幸福は絶対に過ぎ去るもの(それは苦悩も同じ)”
→これが受け入れられるとだいぶ楽になるなと思いました

“感情の虜になっている自分を素敵だと大肯定している”
→感情的であることは素晴らしいという讃美にうんざりしがちなので大納得です

“大人になっても「相手の視線から、態度から、潜在的に愛情を得たい」”
→確かにそうだなと 求めるだけではなく与えられる様になれたら素敵

心理を語る人は自分の作った箱に相手を振り分ける傲慢な印象でしたが
名越先生は観念に話が及んでいて、観念的な話はどこか宗教のにおいがします
宗教の本質が徳の理解だとすれば、理由が抜け落ち、形式にすがる姿が
宗教そのものの価値を暴落させているのだな、宗教自体は本質的には面白いもので
人間にとって必要なものなのかもしれないなと思いました

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2013年02月19日

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言葉のたとえや表現がわかりやすかったです。

心の状態は、身体に出てきていること、
「今ここ」を冷静に見つめる集中力を身につけること、
目の前にあることをひとつずつ積み重ねていくこと、、
などなど

ちょうど迷いの真っ只中にいる時に読んだので、いい参考になりました。

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2012年11月17日

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どうにかなりそうなふさぎこんだ気持ちを取り扱うためのハウツー本。目先の小さに損得感情に惑わされること、考えなくて良いところに心のジャックを接続してしまうこと、自分をコントロールしている感じ無しにながら作業で今に集中してないことがわたしにとっての主な原因だった。今を大切に自分を大切にコツコツと。

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2012年10月31日

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感情、とくに「怒り」のコントロールに関する著者の考え方に共感する。
感情が波立たないように、自らをコントロールしていくことの大切さ。そのためにどういうことに取り組んでいくと良いかも書かれている。
仕事に関するページ(職場の人間関係や、仕事への思い)は、思い当たる部分も多くて読み甲斐があった。

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2012年09月30日

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「今、ここ」を生きること
瞑想を習慣化する
集中力をつける(まずは1分から)
少し忍ぶ(ちょっと嫌だなと思うことでも、開き直ってやってみる)
起きてからの時間を惰性で過ごさず一つ一つの行動を意識して丁寧に行う

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2012年08月14日

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根本的な生き方をどこかで見失っているかも知れない日本人。
そんな気がすると思ったら、是非一読の一冊。

心理学に偏りすぎず、精神論にも偏りすぎずの
バランスの良いアドバイスを見つけ出すことが
できるはず。

未来の不安、過去の後悔ではなく「今、この瞬間」を生きる。


そのヒントが得られた。

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2012年06月19日

Posted by ブクログ

過去でも未来でもなく「現在」を生きることの大事さが伝わってきます。新書ならではの読みやすさと、著者ならではの分かりやすさが合わさった目からウロコの一冊でした。インタビュー形式で書かれていなかったら五つ星にしていました。

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2012年04月30日

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閉塞感漂う日本で、どう生きるか。難しい問題だけど、今を大事に、目の前のことをきちんとしてみようと思えた。

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2012年01月07日

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・人生一寸先は闇。だから、今を生きよう。
「今を生きよう」ということに、もっともっとエネルギーを費やすことです。そうすれば、仕事にも集中できるし、自分も瞬間瞬間で充実する。もっと言うと、おそらくそのことで周りの目も変わってくると思うんです。充実している人が発するポジティブな空気というようなものは、、時にはだれもがキャッチできるくらいの輝きを持ちますから。
・小さいことをちょっと成し遂げる
実は地道さを心がけている人のほうが、近い将来の「賭け」に勝つ確率が高くなる。その小さな勝利を、さらに地道につなげていくことで、ようやく僕たちは初めて自分の夢や理想に近づけるのではないでしょうか。今は非効率でも、ちょっと屈辱的でも、人から全然注目を浴びていなくても、目の前の用件に、ちゃんと時間と労力をかけておくべきだと思います。

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2011年11月20日

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タイトルに偽りなしで瞬間が大事だと。
「人と人が関係する時、僕たちはそれをいちいち愛情の問題に転化してしまっている」
「人間はあらゆるコミュニケーションを愛情欲求としてやっているという面を、理解した上でフォローしあうと同時に、そこから幾ばくかずつでも自由になろうという努力が必要」

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2011年08月30日

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■この本を知ったきっかけ
 本屋でみつけて
■読もうと思ったわけ
 著者の本を読んでみたかったのと、「心がフッと軽くなる」というタイトルに惹かれて

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2013年04月12日

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今、ここに集中する事の大切さ。
問題は、自分の中にある。
アクセルを踏みながらブレーキを踏んでいる。
こだわり、執着を捨てるキーワード。
「これもまた過ぎ去る」

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2013年05月01日

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朝起きて、顔洗って、コーヒー淹れて…とか、意識しなくても、こなせてしまう一連の流れを「自動操縦」の状態って紹介されてました。言い得て妙。

それを、ひとつひとつ意識して、やってみたらどうなる?
これは簡単そうでいて、実際にはなかなか難しくて、だけど、試してみると、書いてあることが「なるほどな」と思えます。

その他、世間で「良い」と思われてることは、実はこういう(悪い)面もあるよ、とか私は好きですね。

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2013年03月09日

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名越康文さんの著書。
このひとの本はまだそんなに読んだことがないので、まだまだ感覚が掴みきれていない。
でも、時たま文中に「これええなあ」と思えるような、救いのような言葉が書いていたりする。
感情的にならない、今の目の前にある課題に一生懸命になる、自分の生活の一部分でもいいからコントロールする、絶望と絶望的の違い、腹を括ること、開き直りが大事、など。

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2013年01月12日

Posted by ブクログ

朝の過ごし方ひとつで変わりますね。
大きく深呼吸して。
それから、早朝ウォーキングに出掛けます。
英語ニュースをiPodで聞きながら。
今に集中。

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2012年07月09日

Posted by ブクログ

内容はいいと思う。結局は自分の気持ちの方向次第だというのはよくわかった。ただページの区切り方とか、文章がちょっと読みづらい(わかりにくい、ではなくて視覚的なこと)

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2012年05月18日

Posted by ブクログ

「今ここ」を大切に意識して過ごすことで、妄想的な不安は少なくなるとのこと。少し宗教的にも聞こえますが、心理学的には自明のことかも。自分はこのごろ「今ここ」で精一杯だなぁ…別の問題あるかも。

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2012年05月01日

Posted by ブクログ

考え方を変えると辛いと思っていた状況も違って見える。「今、ここ」を楽しむこと、創意工夫をして仕事をすること、などいくつかのポイントを押さえておくだけで少し気が楽になります。

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2011年08月21日

Posted by ブクログ

内容には納得するところも多く、今後の自分に生かしていけると穏やかに過ごせるようになると思う。
私が、インタビュー形式の本があまり好きではない (読みにくいと思う) ことと、これも個人的に、名越先生はその雰囲気と語り口 (声のトーンやその時の表情など) に引き込まれる部分が大きいので、活字になると引き込まれる部分があまりなく残念に思った。

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2011年12月25日

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