【感想・ネタバレ】シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメのレビュー

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ネタバレ

 いや~、面白かったです。
 コレを読んでいるとイタリア人って男も女も老いも若きも、み~んな浮気ばっかし。ホントに“イタリア的恋愛”をススメちゃっていいのか?(笑)
 女性にマメなのはいいケド、その先で怒濤の浮気嵐が待っているんなら、「この人ったらも~鈍くてガッカリ」くらいの方がいいなぁと思うのは、やっぱ私が日本人だからか。

 でも最近は、米原万里氏がロシアもそうだと書いていたけど、イタリアも英語・英語圏の文化に席巻され、大分様子が変わって来ているんだとか。
 グローバリゼーションって言えば聞こえはいいが、結局“英語”に支配され、色々な国々の特色が塗りつぶされて行くんだとするとイヤだなぁ。日本語なんて100年後くらいには、学校の授業くらいでしか話されない言語になっちゃうかもね。

 あとがきでずっと米原万里氏の事について書かれていましたが、しんみりしました。さぞかし寂しいだろうなぁ……。私でさえもこれ以上彼女の著作が読めないと思ったら寂しいんだから。

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2011年01月26日

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あっぱれイタリア男!笑って笑って…でも最後に泣かされた。文庫版あとがき「万里と私の最後の一年」に米原万里さんのことが書かれている。万里さんはいつも田丸さんのそばにいるのだなあ。
(米原万里さんからたどってこの本にたどり着いた者としての感想でした。)

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2009年10月31日

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もう、最っっ高におもしろいんです!!  語学の才能にたけている人は、言葉を紡ぎだす意識が違うのかも・・・・・。

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2009年10月04日

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3/28 おもしろかった。どんな人にも「日本のこんなところが外国と比べて嫌」(もしくは逆)というのがあると思うがこの人には気持ちいいくらいないと思った。ただただ「おもしろがっている」感じがとてもよかった。他の著作も読んでみたいと思わせる本。

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2009年10月04日

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イタリア語通訳の仕事している著者田丸公美子さんのエッセイ集。イタリア人の一面がかいま見ることができる。しかもおもしろい。ちょっとセクシーなお話も満載。イタリアに行ってみたくなる。

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2018年10月18日

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イタリア語通訳30年の著者が、これまでに見聞きしたとっておきの色っぽいエピソードを面白おかしく紹介してくれます。
女の子にも読めるエロ小話というか。

イタリア人は陽気で女好き。
男達は自分なりのやり方や自慢話もたっぷり聞かせてくれる。
日本人男性とは全く違う口説き方をして女心を掴むため、日本に来るたびに必ず若い女性とお近づきになる豪傑もいたとか。
シモネッタと異名を取る冗談好きな彼女には、皆いろいろと内輪の話もしてくれます。

夏のバカンスは3ヶ月もある。
学校が休みになるので、妻と子は1ヶ月先に7月から避暑地などへ出向く。
夫はさすがにまる3ヶ月は休めず、8月の途中で合流するので、妻子が出かけた後の一人生活は浮気の大チャンス。この時期にどんな女性と浮気したいかというアンケートが人気投票のような国民的行事になっているそうです。
北欧やドイツなど男性があまり情熱を示さないお国柄のところからは、イタリア男性との浮気目当ての女性も南下してくるとか…
子ども連れで先に避暑に行った妻の方も、その地での浮気があったりするとか!
最近は、イタリアもやや様変わりしているそうですが…

バブルの香りがするお金持ちのエピソードも。
そんな著者が若いときに、初めてイタリアに行ったときには決死の覚悟だったそう。
イタリア人は女の子をすぐにもてはやしてくれるものと期待していたら、見向きもされない雰囲気で、しかも言葉が聞き取れず大ショックだったとか。
それはスラングというか罵り言葉だったからなんだけど。
さかのぼって~大学に入って初めて東京に出てきたときのエピソードは、さらに初々しく。同じようなスタートラインを切った人は多かっただろうに…

ロシア語通訳でエッセイストでもあった米原万理との対談が最後に。
「1冊にまとめてしまうのはもったいない、何で皆が貴女にはこんなに話をしてくれるのか」と感心している。
「やっぱり私のフェロモンのなせるわざ」と言う著者に対して、「いやフェロモンがないからでは」と応じる。
こちらはまた「エ勝手リーナ」と著者が名付けている豪の者。
仲良さそう…
亡くなってしまったのが惜しまれます。

本人も口説かれたことぐらいはもちろんあるけれど、今から考えると富豪夫人になれるチャンスをものにしなかったのが残念と語るのが、何だかほんとに悔しそう。
でもちゃんと夫と子どもがあり、この本ではネタのついでに出てくるだけの存在だけど、実は超優秀な息子で、そのことを書いた本も別に出ているそうです。

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2012年09月25日

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出版年の古い方に読み進めている。
田丸さんこれで4冊目。

他の本よりダイレクトな下ネタが多い。
これを読むと火遊びするならイタリア人と思う人はいても、
イタリア男と結婚する気はゼロになるのではないか。。。

初期の本ということでパラっとした話が多いけど、面白さは翳りません。
ちょっと心がざらざらするお話もアクセントとしてよいです。

最後の節がナイス。

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2012年02月16日

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イタリアの男女がいかに「お盛ん」かということを書き記したエッセイです。情熱的な恋をしたいなぁという気持ちになりましたが、イタリアの伊達男になるには気配りが必要だということもまた、痛感した次第です。

ロシア人の「週16回」(何のことかはあえて言いません)という話に度肝を抜かれていたのもつかの間、イタリア語通訳の第一人者と言われる彼女のこのエッセイにはいたりあの男女が織り成す恋愛悲喜劇とその「お盛んぶり」が全篇にわたって描かれていて、さすが、「エッ勝手リーナ様」こと故米原万里女子からシモネッタ・ドッジのお名前をいただくだけのことはあるなと、思わずのけぞってしまいました。

しかし、民族を越え、国境を越え、宗教を超える普遍のお話である男女の艶笑話、および「下ネタ」は僕もはっきりいって嫌いではないので、ページをめくるたびにニヤリと笑ったり、イタリア人の性に対するおおらかさや、一人の日本人男性をめぐって、イタリアの美人が路上でここには掲載を差し控えるような言葉で相手を罵倒しながら殴り合いをしていたりと、「激しい」愛情表現の数々に国民性の違いと、パンツェッタ・ジローラモのようなイタリアの伊達男になりたいなぁ、という少しの憧れを僕にくれた本でございました。

イタリア男の情熱的な口説き文句は身持ちの固いイタリア女性とのセットだ、という筆者の言葉にもあるように男女をめぐる土地柄や民族性の違い、というのもうかがえます。

僕が最も目を引いたのは筆者が韓国から日本に来る四人のイタリア人観光客で、よくよく話を聞いてみると、その一人の叔父があの「コーザ・ノストラ」で知られるジョン・ガンビーノ氏で、自身も映画「ゴモラ」で一躍有名になったナポリの巨大犯罪組織「カモッラ」の幹部であるというエピソードを読んだときにはっきりいいます。ドン引きでした。

別れ際にガンビーノ氏が
「君にはいろいろ世話になった。何か僕にできることがあればやるから遠慮なく言いたまえ」
という言葉に筆者はもちろん冗談で
「えー、実は殺してもらいたい男がいるんですけど」
というと彼は笑いもせず、即座に
「お安い御用だよ。そいつをイタリアに連れてきてくれたら、いつでもOKだ」
といったそうです。通訳という職業の奥深さとともに本旨とは少し外れますが、こういう世界もあるんだ、という意味で一番印象に残っています。

個人的に恋愛エッセイは日ごろ読まないんですが、この本は面白かったです。でも、あまり艶笑話が好きではない、という方にはお勧めしません。

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2012年02月06日

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読み手によって評価が分かれそう。イタリア人の恋愛話は面白かった。米原万里さんとのエピソードはジンと来た。

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2011年10月11日

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ネタバレ

エッセイや小話、とんでもないイタリアの男女事情たち。
イタリアの女性が嫉妬深いというのがいまひとつ理解できない。
だって好みのタイプって息子の友達なんだろー?
男性の必須アイテムはバナナ(inダンス)

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2011年02月12日

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イタリア男は女性を口説くのが礼儀だと考えている。なんて話は耳にしたことがあったが冗談だろうと思っていた。どうやら本当のようですね。
イタリア人に生まれたかった。

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2010年02月14日

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父の本棚でたまたま見つけて、イタリア旅行のお供にした。
イタリア語通訳である田丸さんが出会った、
とにかくモテるイタリア男の嘘のようなほんとの話が盛りだくさん。
田丸さんの文章がユーモアたっぷりで面白いです。

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2010年01月16日

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タイトルからして、「どうなのかしら」と思いますから(^^;、カバーをかけて持ち歩いていましたが、それでも電車の中で読みながら、何度本を閉じたことでしょうか。 別にとなりの方がのぞきこんでくるワケではないのですが、それでもちらりとページが見えてしまったら、拾い読みした単語だけでも、ちょっと???と思いたくなってしまう、そんな本でした。
それはともかく、作者の田丸さんは、才能豊かな、魅力的な方だとおもいます。
本の構成も、各章のはじめに、思わずクスリと笑ってしまう小話がはさんであって、楽しめました。
それにしても、イタリア滞在の前に、この本に出会っていたら!
滞在中、いろいろびっくりすることがあって、思い悩まずに済んだのに、とおもいます。
これからイタリアにいらっしゃる方、とくに若いお嬢さんたちは、必読です。
日本とイタリア、男性も天と地ほど違いますから。

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2009年11月01日

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イタリア語通訳者、田丸氏のエッセイ。

通訳裏話というよりは、
イタリアの恋模様をえがく。
下ネタ満載で、会社へ向かう電車の中で呼んでいると、後ろの人に見られていないかと若干気になる。
でも気になりつつも読まずにいられない。

ただのいやらしい下ネタというのではなく、
そのあとに温かい人間味がみられるのがいいところ。

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2009年10月04日

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佳作パーネ・アモーレに続くイタリア語通訳奮闘記第二弾。「キミと結婚できないくらいなら、今ここで死んだ方がマシだ!!」が「やぁ」の意味だというイタリア人男性の、豪快ながらもどこか物悲しい恋愛風景を描いたエッセイ集。恋愛(というかセックス)に対する貪欲さは見ならわなくてはいけないと思わせつつも、しかし絶対にイタリア人男性の真似はできないのだと納得させてくれるエピソードが満載。

文庫版あとがきとして、56歳の若さでなくなった親友米原万里との最後の別れが綴られている。

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2009年10月07日

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イタリア語通訳者のエッセイ。小粋な小話からなるほどと思わせるコミュニケーショントラブルまで様々。
イタリアが好きな人・気になる人・恋愛観を磨きたい人お勧め。こんな愛のカタチもありですよ、と。

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2009年10月04日

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シモネタの面白さ万国共通。
イタリア人も日本人も、どこの外国人も結局同じ人間だなぁ〜と気持ちがおおらかになる。

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2021年04月12日

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イタリア語通訳の田丸公美子さんの、イタリア人に関する面白い小話を集めたエッセイ。下ネタが中心。
イタリアの女性はこんなに常にちやほやされているのか、と思った。出会う男性が次々と美しいと口説いてくれたら、きっと自信がつくだろうな~うらやましい。
こう思うのも、下ネタを平常心でスルーするようになったのも、私がチヤホヤされない年代に入りつつあるからだろうか。イタリアでは中年になっても、結婚していても、男は男でありつづけ、女も女である。日本で中年がセクシーさを出そうとしたり、下ネタジョークを言ったら気持ち悪がられるだろう。
彼女の通訳駆け出しの頃を振り返って書かれた章が面白かった。米原さんもそうだが、同時通訳って大変な仕事なんだなと改めて感じた。

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2015年02月21日

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翻訳という仕事を通した経験に裏打ちされたエピソードの数々が、
下ネタだと銘打つ作品であってもどこか高貴なものを含んでいるような
不思議な感じのするエッセイでした。

友人から送られてきたので読みましたが、
自分だけなら題名的に手にとることはなかった本な気がします。

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2013年09月05日

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雑学的な小話集といった感じ?読んだ後に「ね〜ね〜、知ってる?」等とこの本で仕入れた内容を誰かに言いたくなる?

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2012年11月07日

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田丸さんの通訳人生を通じて集めたイタリア人の恋愛ネタ集。
面白いです。特に古いエピソードが多いので、古き良きイタリア人の良さも悪さも出ていて、爆笑ネタがたくさんです。
たまには、こんな感じの軽いエッセイを読むのもいいな、と思わせられた本。イタリア行きたいなぁ。

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2012年05月09日

Posted by ブクログ

まぁまぁ普通。
シモネッタだしデカメロンだしイタリアだし、でエロス系な話が中心であります。それはそれでオモシロい。
ただはやり同じような『通訳でのこんな出来事』本としては米原万里さんが好き。

ところどころ米原さんの方にも出てくる田丸さんなだけに、仲いんだろうなとは思っていたがあとがきに泣いた。

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2010年11月28日

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イタリア人って激しいね〜。私はだめかも。でも、友人のイタリア人彼氏はめっちゃ草食系だけどね。ま、人によりますね。
イタリア人や日本人のエッチで明るい恋愛話の後に、著者の友人であった米原万里さんとの対談が掲載されてます。2人の仲の良さがよくわかります。万里さんの急逝が残念です。

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2010年03月21日

Posted by ブクログ

通訳の人が書いたけっこう真面目な本。
イタリア文化を面白ろ可笑しく。って本当にいい加減な国民性が羨ましい。

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2009年10月04日

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イタリア男のお話だけど、ごく一般的なかんじかな。作者の田丸 公美子さんのことをよく知らなかったのだが作者に関しての記述はあまり必要性を感じないというか興味を感じない。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

本の内容自体はたいしたことない。といったら失礼だけれど、恋愛話が好きな人は楽しめると思う。イタリア人ってこんなんなんだと思う。楽しく読んで印象深いエピソード以外は忘れてしまいそうな感じ。読み応えがあったのは、巻末のとりみだした感じの米原万里の死に対する思いをつづった文章の方だった。友人の死が与えるインパクトはいくつになっても変わらないものなのだなと改めて痛感した。

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2011年09月03日

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