【感想・ネタバレ】死神の精度のレビュー

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Posted by ブクログ

奥入瀬にいく話と床屋さんの話が特に好きです。最終章のラストシーンはわたしの心も晴れわたっていくようでした。

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2024年05月10日

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ネタバレ

チルドレンとはまた違った作風の短編集かな?

死神の千葉さんと6人の人生。
全員「見送り」にしてほしかったのが正直なところだけど、それは真面目な千葉さんには無理な話なわけで…

最後の美容院のストーリーは「うん、やっぱり伊坂さんだなぁ」と思わずにはいられなかった。藤木一恵さんの歌、聴いてみたいなぁ♪

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2024年05月07日

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誰しもに必ず訪れる死という現実に切なさもあり、暖かさも感じた。短編集だけど繋がりもあって、千葉さんと人間の程よい距離感が文から読み取れて、改めて伊坂さんの良さを感じた。

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2024年04月29日

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短編集でどの話も引き込まれたが、ネタバレになるので書けないが、最後の話で凄く温かいものを感じ一冊が終る構成も良かった!

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2024年04月03日

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遅かれ早かれ自分も周りの人も必ず死にます。
その時期を知らないからいつも死を棚に上げて、大切なことを後回しにして、日々を過ごしています。
自分の人生を生きるか、時間に流されるかは死を意識しているかどうかだと感じました。
最後に「そうだったのか」ってなる瞬間があり、すごく楽しめました。続編の死神の浮力も楽しみです。

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2024年03月07日

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 本作は、個人的に伊坂作品のかなり上位に食い込む大好物・絶品でした! この頃の伊坂さん、ギャング、殺し屋、死神‥と、ほぼ同時期にシリーズ第1作を世に出し、凄いの一語です。次々と湧き出るその豊かな才能は、まさに「打ち出の小槌」ならぬ「打ち出の伊坂」ですね。

 主人公の死神・千葉が情報部の命を受け、人の死を見定め、「可」か「見送り」かを調査・報告するため世に出向き、6人の人生に立ち会います。

 死神・千葉の一人称「私」視点で展開しますが、千葉のキャラ設定が際立ってますね。人にも死にも興味がなく、業務の一環としてクールだけどちょっと滑稽でズレてる、さらに時に含蓄ある話をするくだりが、伊坂さん特有の軽妙な筆致で見事です。
 この上手さが、死を扱っているけれども重くならずにサラッとした印象を与え、時に清々しさや感慨深ささえ感じさせます。

 読み手は、「死」と向き合っているはずなのに、知らぬ間に「限りある生」を考えてしまいます。千葉目線で6人の人生を憐んでみても、人間て何と面倒くさく厄介な生き物なのかと、結局自分事と捉えさせられます。伊坂さんの人生エールのメッセージ性も感じ取れました。

 6人の人物設定の違いはもちろん、内容展開でもハードボイルド、王道本格ミステリー、恋愛小説、ロードノベル、人情噺と、各話とも趣を変え楽しませてくれます。
 最終話で気付く時間超越の妙と爽快感‥。また伊坂さんの魅力が増え、良質の読書時間でした。

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2024年03月02日

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安易に死を「見送り」にしないところが伊坂幸太郎作品らしくて好きなところでもあった。
千葉のクールだけど、人間となんだかんだ関わるどこか陽気な感じとかが魅力的。
おそらく「可」なんだけど、死んだところまで描かれないところが読者にその後を想像させる余白を持たせていて好き。
「恋愛で死神」と「死神対老女」が秀逸。

★「恋愛で死神」
でも、たとえば、自分と相手が同じことを考えたり、同じことを口走ったりするのって、幸せじゃないですか。

あらすじ
1週間の調査ののち、その人間の死に〈可〉の判断をくだせば、翌8日目には死が実行される。クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う6つの人生。

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2024年02月18日

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ネタバレ

死を暗すぎずに描いていて、読んだ後の爽快感がすきだった。各章で繋がりがあったのも面白かったし、奥入瀬渓流に行って、自分がどう感じるか知りたいと思った。

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2024年02月11日

og

購入済み

好きな作品

小説をあまり読まなくなった今でも大好きな作品です。短編集になっていて、人に無頓着な死神が依頼をこなす日々なのですが、少しずつ あの人はーーと振り返る場面で知ってる人物がでてくるので ともに時間旅行をしているような気分になります。

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2021年10月28日

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死をテーマにしたストーリーなのに重た過ぎず、キャラを忘れないので、飲み会前や飲みながら読むのに最適だった
終末のフールの方が好みかな

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2024年05月27日

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やられたっ。
人間の形をしただけの中身死神。痛覚も味覚も、一般教養もない(1000年生きているらしいけどナゼ笑)。圧倒的に有利なポジションから生殺与奪を操る、殺し屋シリーズにも通じるブラックコメディだ。
どうせ死ぬんだしーみんな、という変な垢抜け感があるけど、最後うまーくまとめられた。いい話。
なのか?

伊坂さんの場合、伏線というより後出しジャンケンという気もするけど不思議と嫌味はない。
──自首しようがしまいが興味はない。殺人犯だろうといつかは死ぬのだ。

そんなウィットのある言葉が散りばめられていて、スパイスを楽しむ料理なのかなと思った。

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2024年05月24日

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死神が死ぬ予定の人間に接触して可否を判定し対象者の死を見届けるという…連作短編。
人間の姿で突然現れる、ちょっと世間ズレした人が近づいてきたら要注意やな。
「恋愛で死神」で切なくなり「死神対老女」で晴々とした気持ちになった。やっぱり伊坂作品すきやー。

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2024年05月18日

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だんだんと読むスピードが上がっていく感じ。
終わりは何度晴れやかな気持ちになる作品。

幸せかふこうかなんてね、死ぬまでわからないんだってさ。

人が生きているうちの大半は、人生じゃなくて、ただの時間、だ。

まさに。
私が日頃思っていたけど言語化するのがむつかしいことを的確に言葉にしてくれる、伊坂幸太郎さんが大好きだ。

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2024年05月10日

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主人公の死神”千葉”が共通の短編6作。
死神目線で人間を観察することで出てくる千葉の独特の疑問・ワードセンスが可笑しくて好き。
怒涛の伏線回収系ではないけど登場人物とのリンクもあり。6作目の最後の伏線回収で評価が尻上がりでした!

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2024年05月05日

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ネタバレ

千葉さんの話し方や性格が好きです。
人間のことを理解しようとしているけど、どこかズレた感じが可愛い。
『死神対老女』の老女って、あの人だよね。
彼が死んだことを知らず「家に来るんです」と笑っていて、すごく悲しくて気がかりだったからまた出てきてくれて嬉しい。

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2024年04月28日

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良ーーーーーーー;;先に浮力の方読んだの普通にバカでしぬ、もう1回浮力読み返します、めそ
切なかったけど最後にあったかーい気持ちになった!

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2024年04月23日

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ネタバレ

オーディブルにて。
死神にまつわる短編集。
登場人物は死んでいくことがほぼ決まってるんだけど、不思議と温かい気持ちで読めた。
それでいて小さなミステリー要素もあり。
伊坂幸太郎に外れはないな。

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2024年04月18日

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 どこか人間離れしたところに愛嬌を感じる。人間ってどうしてこうなのか、と感情ではなく理性で俯瞰して見ているところが好き。

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2024年04月08日

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初めの短編でグッと伊坂幸太郎の世界観に引き込まれた。もしかしたら千葉のような死神が本当に存在するのかもしれない。

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2024年04月02日

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伊坂様の魅力とは
他の伊坂作品と共通する物を探したり、出てくる言葉を人生の格言として読むことができるところ。
どうしようもなく悪い人や不幸な人がでてくるけどなぜか絶望的でなく、どこか未来が見えそうな気がするところ。
だから伊坂推しをやめられないのかもしれない

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2024年03月17日

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死神が人々の生き死にを決定するために7日間を共に過ごす短編集。
淡々と読めるが、それぞれの生き様や考え方が心に残る・響く作品。初期の伊坂幸太郎作品らしく、短編の連続がそれぞれ絡み合いながら進んでいく。それを発見するのもまた面白い。
何もわからない、よく言えば純粋な死神だからこそ聞ける、人々の考え方や大切にしていることが、素朴でありながらもとても大切なことばかりに思えて、なんども読み直してしまう。
淡々と進むので、暗い気持ちになっている時、気分転換をしたい時、言葉に触れたい時…などにおすすめ。

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2024年03月10日

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殺し屋なのに恐妻家。ならぬ、死神なのに人間界の音楽好き。
対象となる人物を1週間調査して、「可」か「見送り」かを決める死神。
大概は「可」にもかかわらずCDショップに入り浸たりたいがために1週間みっちり調査する死神千葉(笑)
なんでそんな設定が思いつくんやろう(笑)
人間と死神の微妙に会話が噛み合ってないチグハグな感じにクスクス(笑)
死神目線から見る人間の姿も語られていて、確かにこういうところ人間って滑稽やなと思ったり
まず死神目線てナニ(・∀・)って感じだけどww

幸せか不幸かなんて、死ぬまで分からない。
生きていると何が起きるか、本当に分かんないからね。
一喜一憂してても仕方ない。
棺桶の釘を打たれるまで、何が起こるかなんて分からないよ。

自分が他人からどう見えるのかを、これほど気にする生き物も珍しい。

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2024年02月27日

Posted by ブクログ

「777」で、再度、伊坂幸太郎さん読もうかなと。
人が死ぬかどうかの判断するのは、死神の役目か…
何の基準かは、イマイチ分からんが、この人らが、

 「可」   死亡確定 _| ̄|○
 「見送り」 死なんで、いいで (^-^)v

突発事故とか、病気とかでないのは、死神が決める。
死神本人らも、何でこの人が選ばれたんかは、分かってない。
神のみぞ知るってヤツか…
まぁ、死神も神って名前に付いてるから、神の親戚ではあるんやけど。

俗に言う、お迎えが来るって感じなんかな。
でも、自分の何を見て決めてんのかが気になるな。
なんで?
 ももええねん!とか、
 まだ、あかんとか?

まっ!死ぬ時は、死ぬんやから、しゃーないと開き直るしかないな!
考えても、変えれそうにないしな〜

出来れば、天国へ〜〜〜ପ₍ᐢ。•༝•。ᐢ₎ଓ


しかし、死神自体の仕事は、何か退屈そうな感じがしないではない。唯一の楽しみが、CDショップの視聴とか…
悲しすぎる〜(T . T)

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2024年02月21日

Posted by ブクログ

殺し屋シリーズを読んで、すっかり好きになってしまい、違う伊坂作品も読みたいな、とこの作品を読みました。

死神が音楽好きなのも面白いし、
死神と人間の会話の、微妙に噛み合わない所も 
面白かったです。

6つの短編が、微妙につながり、
さすがの伏線回収と「私、まだ、全部回収しきれてない所、あるんじゃない?」
と読み返したり、他の人の感想を読んでみたり…。

読後に謎がちょっと残る感じも、伊坂作品ならではなのかな?




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2024年02月08日

Posted by ブクログ

読んでる途中で、高校時代に一度読んだことのある小説だと気づいた。一気読みしてしまったのだから、やはり伊坂幸太郎はすごい、面白い。

その中でも印象に残ったフレーズをまとめる。
・幸せか不幸せかなんてね、死ぬまで分からないんだってさ
・一喜一憂してても仕方がない。棺桶の釘を打たれるまで、何が起こるかなんて分からないよ

だいたい二つのフレーズは、私の価値観にも似ている。どんなに今がつらくても、順調でも、死ぬまでハッピーエンドかどうかなんて分からない。
そして死ぬ時は誰も1人なのだ。

案外我々の生きるも死ぬも、こんな死神の気まぐれで決まっているのかも知れない。みんな誰しも必ず死ぬ。死は当たり前だけど、誰かにとっては特別だ。当たり前の死を前にして、目の前の生を大切に楽しんでいこうと思った。

途中で、重力ピエロの春が登場してきて、他の伊坂幸太郎作品も読みたくなったので、買い足そうと思う。

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2024年02月08日

Posted by ブクログ

お疲れ様death♪

ってな事で、伊坂幸太郎の『死神の精度』

MKT文庫より

死神の精度
死神と藤田
吹雪に死神
恋愛で死神
旅路を死神
死神対老女

の6つの短編集。

憎めない死神の千葉がこれから死ぬであろう人々を8日間の調査を行い、殺すなら「可」、殺さないなら「見送り」と死神の本部へ連絡する話。

まさか皆、自分がもう少しで死ぬなんて思ってもなく……。

それぞれの人生劇場の結果は……。

死をテーマにした、爽快なお話たち♪

もしかしたら死神が近くに居たりして

恋愛で死神と死神対老女が中々グッときたw

2019年17冊目

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2024年02月10日

購入済み

死神の精度

伊坂幸太郎氏の作品はどれも面白いが
今回も死神目線で人間との感覚のズレや死神世界しくずなんかが面白く書かれている

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2020年05月30日

ネタバレ 購入済み

死神の精度

初めて伊坂幸太郎さんの小説を読みました。
とても読みやすく、優しい感じで進んでいく伊坂さんに惹かれました。


全6話だったのですが、1つ1つの物語に心惹かれました。
最後の話で繋がる温かさを感じました。
千葉さんはどうやって可なのか、見送りにするのかーと思いました。
なんだか深いものだなーと。

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2018年01月12日

Posted by ブクログ

伊坂幸太郎×死という自分の好きなもの2つをかけあわせたカツカレーみたいな作品でした(自分で言っててよくわかりませんが)笑
ただ自分としてはもっと深くえぐりこむような「死」が好きかなと感じました。

この作品のテーマとは異なりますが、幸せについての考え方が特に印象的でした。
自分と相手が同じことを考えたり、同じことを口走ったりすること、同じものを食べた後で同じ感想を持ったり、好きな映画が一緒だったりすることに幸せと感じるのはよく思う幸せのカタチかなと思いました。
ただ、同じことで不愉快さを感じたり、同じ街に住んでいたりということにも幸せを感じるというのは、読んでいて発見かもと感じました。

マイナスな感情に対する共感って、プラスの感情の共感と同じくらい幸せなことであるのは、心に留めておきたいと思います。

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2024年05月14日

Posted by ブクログ

ちょっと浮世離れした死神の主人公「千葉」が様々な人の判定をしていく短編集だが、読み進めていくとなんだか色々繋がってきて…

流石伊坂幸太郎という期待を裏切らない本

映画版とはちょっと違うけど、正直映画版の方の演出が好きだなと思ったので、この本が好きだった方は是非映画版も観てみてください。

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2024年05月12日

Posted by ブクログ

何故、伊坂幸太郎にゾッコンに成っていたのか?内容すら全く覚えてないと言うのに。自分の書いた感想文を読んでも思い出せないのに

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2024年03月19日

Posted by ブクログ

設定が斬新!「恋愛で死神」「死神対老女」が特に好きだった。
どれも死にまつわることだけど、淡々として普通の感じが良かった。(どう考えても普通のお話ではないんだけど)
だけど、友人などにおすすめしたいと思うほどハマらなかった…。伊坂さんの他の作品はまた読んでみたいです。

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2024年02月10日

Posted by ブクログ

①CDショップに入り浸り
②苗字が町や市の名前であり
③受け答えが微妙にずれていて
④素手で他人に触ろうとしない
そんな人物が身近に現れたら、死神かもしれません~との背文が気になり、読み始めると・・・
止まらない位、面白く楽しい時間を過ごす事になってしまいました。
死神・千葉の視点から人を観察すると、死生観と人生観がこんなにも変わるものかと、驚きと共に、感慨深い物語。
この主人公 死神・千葉
彼が仕事をする時は、必ず雨と共ににやって来る、そして7日間の調査で、対象者の生死が決まる。(概ね可なのだが・・)
6篇からなる短編集ですが、
千葉の出会う6つの人生がとても興味深く、そして人がなんと愚かで、自己中心的な生き物であるかを時にはクールに、時にはコミカルに描かれていると思いました。
更に、一篇一篇にミステリーがあり、全篇に広がる“時間“という人の人生における要因にも仕掛けがあり、作者 伊坂幸太郎先生の作品の精度もピカイチ‼️って感じの作品でした。

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2024年02月06日

Posted by 読むコレ

おもしろい!

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2012年09月06日

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