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Posted by ブクログ 2011年02月11日
発売されたのはちょうどiPadの日本発売が決定した頃だったでしょうか。
今後のコンテンツ産業のあり方を考えていく上で欠かせない情報がぎっちり詰まっております。
特に日本が既に米国の情報植民地になっている、といった記述は衝撃的でした。
国策としてのクラウドコンピューティングの必要性に関しても解説されて...続きを読むおり、危機感を意識するには十分なボリュームです。
今後加速していくであろうコンテンツ産業の生き残りを賭けた生存競争を考えていく上で、本書を入り口とするのはなかなかによい体験だと感じました。
文句なしにオススメです。
Posted by ブクログ 2010年03月17日
失礼ながら、あのお年でハンパない勉強家だなぁ、と感心。
あと、柔軟な考え方もだけど、なにより、重要なポイントを見極める力と分析力にはビックリ!
数年前「何をいまさらweb2.0とか言ってるんだろ?」ってバカにしててゴメンなさい。そういうコトじゃなかったんですね……。
とはいえ、最後のほうは国論的...続きを読むなお話でちょっと上級者向けカモ。
それでもやっぱりオススメ。特に同業種の方には読んでほしいな。
Posted by ブクログ 2013年05月17日
縁あって、この本に書かれた1シーンに同席した経緯があります。
その場にいたものしかわからない興奮が、もうかなりの時間が経っているにもかかわらず、鮮明に思い出されます。
そして2014年はもうすぐそこまで来ているのですね。まわりはまさにクラウドだらけです。
Posted by ブクログ 2013年01月03日
この手の本はこれまでも読んできたが、これをご高齢の角川グループ会長が書いていることが一番意義があると思う。最も、なぜ「クール革命」とやらが2014年に訪れるかの説明は無かったが・・・w
Posted by ブクログ 2011年12月11日
「クール革命」
高度なIT化が進む中、大衆の嗜好や意思が社会を動かすこと。
クール革命を実現した最たるものは「iphone」「ipad」。
クラウド化したサービスを孵化装置とし、大衆がどんどん参加をし、変化を作り出してきた。スティーブ・ジョブスが作ったアプリケーション市場は、人々のアプリケーション...続きを読むの利用の常識を覆し、大衆が各々の目的に沿ったマシンを手に入れることが可能になった。ゲーム機にも楽器にも辞書にもなるハイテクマシン…。
最後は、国際競争としてのITで締めくくられている。
今後、世界の情報化の激動の波を生き抜いていくには、国家を挙げてのプロジェクトとして、日本独自のクラウド環境を構築することが必要になる。
私の知識がなさすぎて、この主張が正しいのか、不安な部分もあるのですが、これからの時代のことを考えると、わけのわからない公共事業などにお金を費やすより、国家の産業のためにクラウド構築の投資をした方がましかもしれない・・・と思ったのは事実です。
Posted by ブクログ 2013年04月23日
週刊アスキーに著者がインタビューでのっており、購入してみた。
日本の文化をクールとして、それをどのようにするべきか、クラウド時代の技術論よりも、クラウドを用いて、特に日本の文化をどのようにビジネスにするかという視点が大きい本だったと思う。
日本文化を再評価する動きはあるので、その一環だと思われる...続きを読む。
Posted by ブクログ 2011年01月01日
グローバリゼーションやクラウドといった新たな潮流に対して、日本という国やその企業は何を武器にしてどのように戦っていくべきか。現状の整理と今後の展望が分かりやすくまとめられた良書。
Posted by ブクログ 2010年07月08日
内容紹介
情報の発信と消費を担う「大衆による巨大知」が社会を動かす「クール革命」が今まさに始まろうとしている。かたやポストWeb2.0の技術革新が水面下で着々と進行し、急速なITの進歩と情報環境の変化が「知」のグローバリゼーションを加速する現代。アメリカで本格化的に広がりつつある「クラウド・コンピュ...続きを読むーティング」はその究極の姿であり、追随する日本でも、2014年にはメディアや産業構造の大激変が起こることを予測する著者。
本書は、鋭敏な感性や豊かな事業構想力を持つ経営者やビジネスマン、クリエイター達に向けて、激変時代を生き抜く道を示した覚醒の未来予測書である。
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ジャパン・ポップ・カルチャーを主軸に置きながら、
ipad、キンドルなどの電子書籍の登場で激変するだろう出版業界とクラウドビジネスについての展望・状況など、
まさにホットな話題を詰め込んだ一冊。
入門書として非常によかった。
だが、「クール革命」という表題の部分は、途中からどこいった?という印象は受けた。
日本はIT分野でアメリカに大きな溝を空けられている。
それは日本特有の「痒いところに手が届くサービス」を望む文化が、「国際標準化」の波に乗れていないからだと思う。
だが、日本国内の消費や成長はもはや頭うちであり、国内ユーザー(企業)にむけて個別の「特別」サービスを行うモデルでは、今後戦っていけない。
それは通信・メディアの業界等では致命的である。
著書の中でも書かれているが「ガラパゴス現象」は文化を成熟させる上では必用だが、技術としてそうなってしまっては日本の未来がない。
クラウド化が押し進めば、より世界はフラットに、つながった状態になる。
それは確かにあと2,3年のうちに大きく流れとして出来上がるだろう。
著者は2014年と提言しているが、IT業界と通信・メディアに身を置く者の実感として、2014年という数字は実感として感じるものだ。
そういった意味でもこの本は「現状と今後の流れ」をつかむ導入本としては非常に優秀だと思う。
Posted by ブクログ 2010年03月15日
webで無料公開されていたけど、読みづらかったので購入。
書かれている内容はweb業界ではすでに語りつくされた内容が多かったけど、旧メディアである出版社のトップがここまで状況を理解していることは驚き。ロストシンボルとブラックスワン読みたくなった。
Posted by ブクログ 2020年09月13日
ダークナイトはアメリカでは、世界的には1000億円の興業収入だが、
日本では、15億円だった
1980年代まで 高関税政策 外国大手企業の日本進出の防止
1986年東京サミット 輸出貿易黒字から貿易自由化へ
バブル崩壊
長期不況 失われた10年
80年代までアメリカ文化の吸収
90年代以降 金融ビッ...続きを読むグバン大蔵省
自分探し
Posted by ブクログ 2018年11月18日
大手出版社の中ではいちばんITに積極的で、正面
から向き合っていると思うのが角川。
その総帥が書いた本ということで手に取った。
第一章「クール・パワーを新しい国力へ」から第五章
「クラウドの奇跡」は、独自のフレーズをちりばめ
ながらweb2.0やクラウドについて総括的に書かれた
もの。...続きを読むびっくりするような内容はなかったけれど、
系統立ててまとめてあるので、頭の整理には最適。
でも、この本の肝は第六章「アメリカから起こる21
世紀の産業革命」と、第七章「提言」。角川さんは
これが言いたくて、この本を出したんだろうと思う。
アメリカが史上最強の地財国家を目指す中、我々は
「IT安全保障」を真剣に考える必要があるという指摘
には、そういう整理もアリだなと思わず納得。
でも、その最終的な提言が、クラウド・コンピュー
ティングを省庁横断の親方日の丸プロジェクトに
すべき、というのはどうなのか。
確かに理想的な形ではあるけれど。
Posted by ブクログ 2018年11月06日
角川グループのえらい人がどういうことを考えてるのか知りたくて、買ってみた。年齢的に上の方(67歳)である。この年齢になると、デジタル系に疎い方が多いのだが、そんなことはまったくなく、とても新しいことに通暁していて驚いた。いや、失礼な話だ。ところどころ、酔ってるような文章があったり、数字の根拠がいまい...続きを読むちよくわからないところもある。また、中身に関しては、この本独自というものはなかった。類書を読んでる者にとっては既知のものがおおい。昨今のITの流れをおおまかにおさらいする意味ではいいかもしれない。""
Posted by ブクログ 2018年10月20日
"出版界の経営者が電子書籍の登場により、今後どのような座視で経営の舵取りをするのかを知りたくて手にとって見た本。
読んでみると、情報革命を著者の視点で描いた、私の予想とはちょっと違った本だった。
ネタばれ 承知で、著者が紹介する本の中で、気になった本をあげておく。
・ブラック・スワン 不...続きを読む確実性とリスクの本質 ナシーム・ニコラス・タレブ著 ダイヤモンド社
・誰が文明を作ったか ウィル・デューラント著 PHP研究所"
Posted by ブクログ 2013年11月16日
2014年、全てのサーバーは一元化されると予言する本。2010年3月初版。
超巨大サーバー「クラウド・コンピューター」が完成すると、
個人でサーバーを“所有”せずとも、始めは無料でクラウドを“利用”でき、
全てのパソコンは駆逐され、iPad類で事足りるようになる。
その時、勝者総取出来るのは、グ...続きを読むーグル、アップル、マイクロソフト、つまり米国。
日本にとって、江戸末期の「黒船襲来>情報植民地化」である。
このままでは日本は丸裸のケツの毛までむしり取られてしまうことになる。
更に、合理的な米国勢はAIコンピュータによる支配を望んでいるという。
そこに疑問を感じる日本としては、独自のクラウド・コンピューター(仮称:東雲)を
国家事業として今すぐ始動し、独自に自立すべきだ。
今後世界の大衆が求めるのは「クール」(すごい、かっこいい、のクール)。
アニメやゲームなど、日本のサブ・カルチャーは正に“クール”だ。
日本はガラパゴスでいいじゃないか。
良し悪しを選択するのは権力者じゃない、大衆だ。
今こそ日本は“クール”に決めようじゃないか!
という内容かと思います。
読書も紙媒体派の断然アナログ人間の私としては、
クラウド?ホンマかいな。と疑ってしまいます。
インターネットに流した情報は基本オープンだと考える私としては、
皆が皆そんなに無防備に共通サーバーに頼るなんてある訳がないと疑うのです。
コンピュータなんて電源切っちゃえば関わり合いのござんせんこと。
それに今より電力使用が増える世界なんて大丈夫なのかと心配です。
とりあえず飯盒炊飯のやり方を思い出す今日この頃です。
Posted by ブクログ 2011年10月11日
3.5はいくかな!(上から)
ガンダム、コミケ、米国IT企業、サマーウォーズ、などなど、引いてくる例からしても、今年の私にふさわしい1冊だった。
この本を批判する本を読みたい。特に最後の提言の部分に関して。
Posted by ブクログ 2011年07月10日
表現の自由さ、物質的満足より精神的ゆたかさをのぞむ価値観、こだわりからくる精錬されたアジアの中で異質の「クール・ジャパン」という概念からはじまり、今後のITについてしるされていた。
話の中で角川の商品が多く出てくるのだがあんま話の流れに深くは関係ないことがおおく微妙だった。
出版業界のトップの...続きを読む人に語って欲しかったipad、キンドルについてページ数があまりさかれてなくて残念だった。
Posted by ブクログ 2011年05月24日
[ 内容 ]
大衆と時代はどこに向かうのか?
2014年にはコンテンツ大統合時代がやってくる。
激動の時代を生き抜く策とは何か?
現役経営者が予告する、情報産業の近未来。
緊急出版!
[ 目次 ]
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆...続きを読む☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ 2011年05月15日
クラウドについて、角川グループのトップが書いた一冊。
若干、遠回りな話も出てくるが、【クールジャパン】を目指して、日の丸クラウド「東雲(しののめ)」プロジェクトを提言してるメッセージはわかる。
ただ、具体的に何を目指すのかが伝わってこなかったかも。
Posted by ブクログ 2012年01月18日
まず、日本の出版社のトップが、クラウド時代への先見的なビジョンを持っていることに驚きました。日本のこの種の業界はかなり保守的というイメージが強かったのですが、先入観を持って読み始めただけにすごく新鮮でした。
あとは、個人的にクラウドに関して無知な部分も多かったので、参考になるという意味でも面白か...続きを読むったです。
中盤から、個人的に比喩や表現が結構理解できなかったりするのですが(正直煩わしい…)、知的財産に興味のある方、クラウドってなんぞや?という方は、関連部分だけでも読んでみるといいかと思います。
あまり面白くなさそうだったら、解説だけ読んでみると超時間短縮で概要が掴めます。
Posted by ブクログ 2010年11月13日
クラウド時代の到来に伴う情報技術革新やそれを巡る勢力図の変化についての考察がされている。
個人的に興味がある電子書籍についても言及されていて面白く読めた。
自分がいかに時代の進歩に対して無知だったか教えてもらった。
Posted by ブクログ 2010年07月11日
情報安全保障の重要性、プラットフォーム競争など、重要な点は網羅されており、包括的な最近の議論の流れはおさえているが、特に新味のある低減でもない。可もなく、不可もない。
Posted by ブクログ 2010年06月29日
近年の電子書籍動向を知りたい方や「クラウドって??」って思っている方にお勧めしたい本です。角川書店の社長さんが丁寧に教えてくれます。
日本の政府への提言や出版会の未来についても書いてあるので、この方面に就職されたい方は読んでおくといいのではないでしょうか。
Posted by ブクログ 2010年08月16日
角川グループの総帥が記した著作だったので、
どれだけの知見に溢れているのかと期待して読んでみた。
でも、やはり、聞き書きのせいか、あるいは、
本文構成者が勝手に付け加えているところがあるのか、
教科書っぽい無味乾燥な記述に終始している。
むしろ、角川グループの経営戦略や具体的な取り組みなど、
そ...続きを読むういった面白いエピソードを盛り込んでくれたほうがよかった。
Posted by ブクログ 2012年02月07日
やばい、日本このままじゃやばいよ!
本書にあることを鵜呑みにするんであれば、日本が儲からないのにも納得しちゃうなー。一生懸命、アニメとかマンガを作ってもダメらしい。それだけじゃ儲からないらしい。もっと根本から色々するべきなんだと。もう、そういう時代じゃねえから! っていう。
この本を本気で...続きを読む楽しむには、僕にクラウドの知識がなさすぎた感もありまくりんぐだけど、角川さんのこの言葉は好きだな。
「ユーチューブを視察した折に、もし、コミケを認めてユーチューブを否定することがあったら、クリエイティブ産業に身をおく自分に“老い”があることにならないかと自問したのである」
【目次】
はじめに ― 角川歴彦
第一章 クール・パワーを新しい国力へ
第二章 新時代への予感
第三章 「知」のグローバリゼーションからは逃げられない
第四章 web2.0体験記
第五章 クラウドの奇跡
第六章 アメリカから起こる21世紀の産業革命
第七章 提言
解説 ― 片方善治
参考文献