【感想・ネタバレ】フェイクのレビュー

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感情タグBEST3

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彼女もおらず、職もない22歳の若者が、性病を患い病院でぞんざいな扱いを受けるところから話は始まる。最終的には詐欺的な手口で大金を仕留めるべく動くが、その展開がスリリングで面白い。その手口も非常に意外性がある。「モテない主役の男」になりきって読んでみたが、最後まで自分の軸が崩れなかったのがよかった。

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2013年09月15日

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主人公たちが馬鹿だなぁと思いながら、感情移入してしまう。
色んな話が繋がり、身代金回収方法はなかなかのもの。

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2023年07月06日

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少なからず本のタイトルというのは内容に影響を及ぼすが、本作はその意味が最後に効いてくるのが見事な回収。起承転結がしっかりとしていて面白い。

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2023年04月12日

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テンポよく話が進む。持てる者に対する嫉妬と裏切られたことが原理となって様々なフェイク=詐欺が行われる。ストーリーがしっかりしているので、フェイクもさもありなんと思わせるのが上手。

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2023年03月26日

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銀座の高級クラブの世界を舞台に描かれていて興味深い導入。競艇の話も新鮮でした。少し最後の方はハショリ気味の展開でした。

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2020年12月12日

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Cの福音の次に読んだ楡小説。
ハードボイルド路線と違い、ライトコメディタッチで読みやすく面白い。
楡周平。器用な作家である。

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2018年11月08日

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ネタバレ

ストーリーというか話のスジは面白かった。銀座のクラブの裏側とか、ノミ屋とか競輪とか。特にクライマックスのノミ屋潰しは描写がイキイキとして作者が一番書きたかった部分なんだろうと感じた。
でも登場人物に魅力が無い。特に摩耶とさくら。この作者は女性キャラが苦手なんじゃないかな。
会話が説明口調過ぎて笑える

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2018年09月28日

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最初に主人公が性病の病院に行く所から始まって、なんとなく「その話は余談だろう、いつか本題に入るんだろう」と思っていたら、夜のお仕事をしている人たちのストーリーでした。
アラッ!そうだったの!

すごく面白かったです!相手に復讐する手段としての詳細が、博打についてまったくわからないため、「ふーん」という感じでしたが、話しとしてはよくわかりました。
ストーリーとしてはありきたりではないし、楽しめました!

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2018年04月16日

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面白かった( ´ ▽ ` )ノ

ニレーといったら、はるか昔に「Cの福音」とか「クーデター」とか読んだきりだったから、てっきり本作もああいう国際陰謀を描いた社会派ピカレスクか?、と思ったけど、ぜんぜん違かった( ´ ▽ ` )ノ
ニレー、こういうサラッとした風俗小説も書くんだ( ´ ▽ ` )ノ

闇金、ギャンブル依存症、連帯保証、詐欺、企業恐喝、性病……善男善女の心胆を寒からしめる現代日本のダークマターてんこ盛りなのに、語り口が軽いからあんまり怖くない( ´ ▽ ` )ノ
あくまで他人事だから、笑って読める( ´ ▽ ` )ノ
まあ、各種描かれるコンゲーム、正直「そんなうまいこと行くもんかよ」と思うけど、小説だからね( ´ ▽ ` )ノ
結局誰もかも「悪銭身につかず」の結果に陥るけど、むしろそうだからこそ後味が良くなった感じ( ´ ▽ ` )ノ
登場人物の中に(盗聴対策など)闇のハイテク事情通が出てこないとこが、リアルと言えばリアルでよかった( ´ ▽ ` )ノ
銀座高級クラブの裏事情も、競輪世界の有り様も、今後の自分の人生には一切役に立たない知識だろうけど、勉強になった( ´ ▽ ` )ノ

スラスラ読みやすい文章だけど、同じ内容の繰り返しが目立つのはちょっと気になった( ´ ▽ ` )ノ

続編が出てるならぜひ読みたい( ´ ▽ ` )ノ

2017/04/04

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2017年04月04日

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善人がひとりも登場しない作品です。
詐欺や企業恐喝(これは復讐)を企ててしまうのですが、どうしてもずっと摩耶さんを応援している私…
反対に恩知らずで愛嬌の欠片もないさくらさん、嫌いです。酷すぎませんか?
主人公がこの女性と最後まで縁を切らなかったのが、後味悪かったです。
とはいえストーリー展開は面白く、エンディングもポジティヴで、読後感も爽快でした。

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2017年01月05日

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キャバクラや競輪を舞台に三流大学を出たばかりの主人公とその友人がお金に翻弄されながらもその本当の価値に気付くという話。月給15万から果ては億単位の金まで、物語の中で激しく浮き沈み金銭感覚も変わっていく。キャバクラの仕組みは興味深く、また競輪を使った復讐のやり方も常道ではなく面白い。エピローグできちんと気になる登場人物のその後を描いているのも好感。

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2016年06月22日

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あの手この手の詐欺テクニック、生きるたくましさが痛快!
オレオレ詐欺は許せないけど これは応援する。

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2015年09月07日

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ネタバレ

 ハードボイルド系ミステリー小説?? になるんですかね。
 舞台はクラブで、若くして栄光を掴んだホステスのママによって、犯罪に巻き込まれていくクラブのボーイが主人公。
 彼は、三流大学の出で、普通の就職もできなくて、なんとかクラブのボーイとしての正社員の口を見つけたのだけれど、当然、女の人とは比べ物にならないくらいの安月給で、日々の生活をやっていくのがなんとか、という状態。
 そこに現れたのが、とんでもない儲け話で、一にも二にもなくその話に飛びついてしまう。
 けれど、一旦うまくいくと思った儲け話が、いろんな人がいろんなことを「自分のために」やろうとしていくうちに、どんどん歯車が狂ってくる。
 ただ、その相手に復讐しようと考えた時に、再び巨額のお金が入ってくることになったけれど……という。

 完全に裏世界の話なんですけど、裏には裏があって、その裏には更に裏があるんだよ……ということが、とてもよくわかる話でした。

 こんな世界では生きてはいけないけれど、面白かったのはとっても面白かったです。

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2015年03月08日

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三流大学をでた 岩崎陽一。
銀座の会社にはいったが 
その会社の経営する銀座のクラブで働く。
手取り 15万円。

そのクラブに 現れた 摩耶ママ。
26歳で 1ヶ月の売上 1500万で契約。
歩合制ママの 運転手としてはたらくことで、
妙な展開に。

新宿歌舞伎町の酒屋の謙介とは大学の同級生。
輪ではまり、借金で追い込まれる。
偽ワインを 販売することで 小遣いが増えるが。

製薬会社の山野社長は 婿養子。
その愛人だった 摩耶ママは、陽一の紹介した
同じく同級生の さくら に乗り換えられることで
摩耶ママは 復讐をする。

毛生え薬に 脱毛剤をすり替えて、
脅しをかける。
そのやり方が 巧妙で 競輪のノミ屋を使うものだった。

競輪も競馬もやったことがないが
なるほど,そんな風に やると面白いね。

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2014年03月24日

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夜の世界の描写が良いですね。なるほど、銀座の夜のシステムはそうなっているのかと感心させられました。
下町の繁華街ばかりで遊んできた自分にとっては、違う世界の雰囲気と『銀座』たる所以を垣間見せられた作品。
ストーリー事態も重くなく、楽しく、微笑ましく、読み進められました。
ラストだけ、ちょっと…(^^;
なんでママはワインの味を…分かったけど、許してあげたって意味もあるのかな?

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2014年01月22日

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楡 周平さん、初読み。読みやすかった。
銀座の高級クラブで働くボーイとママが仕掛けるコンゲームの話。
偶然の要素でゲームが左右されたり、もう少しひねりが欲しかった。

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2013年11月10日

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この作品で登場するいくつかの対極する点は、人や場所だったりするのだけど、そういった分岐点というか、分かれ道での逡巡での葛藤は人なら大なり小なりある、そのテンポ感は素晴らしい。エンターテインメントとして重要なのは最後にハッピーになるってこと。

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2013年10月30日

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コンゲームの小説という訳ではない。といって銀座のドロドロ愛憎劇を描いた作品でもない。この手の話はスカッと爽快感というか、してやったり感とでも言うか、その種の痛快な終わり方をするものだが、その点もショボい。
全体的に中途半端。
銀座の夜の店のシステムが多少分かる程度の本だと思って読むのがオススメ。

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2023年08月22日

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☆特長
大学は出たものの、低賃金、長時間労働の貧困生活を送る新米ボーイである主人公。
ライバル店から移籍してきた年収1億円ママとの出会いをきっかけに起死回生の兆しが…
貧困生活からの脱出なるか?
性病治療、夜の社交場(高級クラブ)、ギャンブル(競輪)、闇金など普段見ることの出来ない世界を垣間見ることが出来ます。
良い意味で俗っぽく、肩が凝らずに読める娯楽小説。

☆感想
貧困生活からどうやって脱出するのか?しないのか?先が楽しみな展開でした。
主人公の親友である酒屋の息子は、金銭面などで持ちつ持たれつの関係ですが、主人公ともども私生活のダメっぷりにイラつきました。
最後の復讐劇が面白いですが、よーく考えるとこの3人に正義があるとは思えないのですが、なぜか憎めない。
騙しても殺さないからか???

☆魅力
夜の世界を舞台に、違法だがぼろ儲けのビジネスにドキドキ。
最後のありえないけど実現可能な復讐劇にもドキドキ。

☆おすすめの人
コンゲーム小説(暴力的手段を用いず、知能を使って大金をせしめようという小悪党たちの化かしあいを描く)に興味のある人。
夜の世界、ギャンブルの世界への好奇心がある人。
ハラハラドキドキの面白い小説を読みたい人。

☆追記
作品紹介にある「素人探偵」は間違いです。
このお話に探偵要素はありません。
正しくは「素人〇〇」読めば分かります。

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2021年04月10日

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主人公は銀座のクラブの新米ボーイ。月給15万円で長時間労働にうんざりしていたが、新しい雇われママがやってきたことから状況は変わる。
とある理由でママの送迎をすることになり、その分がママのポケットマネーでアドオンされるようになり暮らし向きはかなりマシになる。
さらにママからあることに協力してほしいと頼まれる。良心と倫理観の間で揺れ動くが、さらに副収入が増えることに負けて手伝うことに。
それをきっかけに事態は急変。親友の借金、片思いの相手のママへ裏切りなど、あちこちに振り回されスレスレのこともやる羽目になるが、最後はある意味、大円団。
夜の世界やギャンブルをうまく使ったエンターテイメント小説。

読後感は良い。何も考えずに楽しめる。
親友がどうしようもなかったり、片思いの相手がそこそこの人でなしだったりするが、みんな自分の欲を満たすのに必死なんだなという感じ。
もう少し夜の世界を深掘りした話かと思っていたが、表面だけさらっと撫でた程度なのがちょっと残念。

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2020年04月03日

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岩崎陽一は、銀座の高給クラブ「クイーン」の新米ボーイ。昼夜逆転の長時間労働で月給わずか15万円。生活はとにかくきつい。そのうえ素人探偵とは誰にもいえない。ライバル店から移籍してきた摩耶ママは同年代で年収1億といわれる。破格の条件で彼女の運転手を務めることになったのはラッキーだったが、妙な仕事まで依頼されて…。情けない青春に終止符を打つ、起死回生の一発は炸裂するのか。

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2018年06月14日

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夜の世界、博打、借金とタブーにされがちな場所が舞台に。犯罪を伴った復讐劇が行われるけれど、あり得ないという思いが先に立って全然入り込めなかった。
食うか食われるかの厳しい世界で陥れられる人の連鎖は読んでいて心苦しくなるばかりだった。みんな悪人。

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2018年04月19日

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抱腹絶倒の意味を履き違えているのではないかと強く疑問に思う。この物語の中で、登場人物たちはとても生き生きと躍動している。ひとえに筆致力と想像力、そして観察眼の鋭さが成せる業だなあと思う。物語のうねりは少なく、伏線の張り方も回収方法も残念な部分はあるものの、最後まで飽きずに読み進められる。株の世界も、ギャンブルの世界も、お水の世界も奥が深い。が、抱腹絶倒するような場面は一つもない。ただの一つも、ありませんでした。自分が知っている抱腹絶倒の意味が実は違ったのかと心配になり、辞書を引いちゃうレベルです。

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2018年03月19日

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「BOOK」データベースより
岩崎陽一は、銀座の高給クラブ「クイーン」の新米ボーイ。昼夜逆転の長時間労働で月給わずか15万円。生活はとにかくきつい。そのうえ素人探偵とは誰にもいえない。ライバル店から移籍してきた摩耶ママは同年代で年収1億といわれる。破格の条件で彼女の運転手を務めることになったのはラッキーだったが、妙な仕事まで依頼されて…。情けない青春に終止符を打つ、起死回生の一発は炸裂するのか。抱腹絶倒の傑作コン・ゲーム。

捧腹絶倒するような部分は特になかったけれども、部分的にはなかなスカッとするところも有りました。もうちょっと痛い所は痛く、痛快な部分は突き抜けて欲しかった。エンタメ小説ならあざといぐらいのえぐさがあってもいいと思います。ちょっと綺麗にまとめ過ぎたか。

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2016年09月24日

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高級クラブのしがないボーイである主人公は、ある日、そのクラブの雇われママにいい儲け話を持ち掛けられる。それはボトルに細工し、店の高級ワインと安物のワインを入れ替えるというものだった。酒屋の旧友とも協力し、順調に計画は進んで行くと思われたが。。。

前置きがながーい。と感じてしまいました。コンゲームたる描写になかなかいきません。

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2014年05月07日

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こういう世界もあるんだなとは思っていたけどこの非日常感が面白いな~。
スピード感もありあっさりよめました。

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2014年05月04日

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登場人物に強烈さはなかったが、
銀座の夜の世界、競輪の世界は興味深く読めた。

ママが、子供がいるとか、ものすごく意地悪だとか、
もっと強烈なキャラだったら
更に面白かったかな…

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2014年03月09日

Posted by ブクログ

三流大学を卒業して銀座のクラブにボーイとして勤め出した主人公岩崎が、若くして銀座でNO1ママに上り詰めた摩耶から、ある相談を持ち掛けられる。
そこから始まるコン・ゲーム。
銀座の夜の世界の裏事情など、当たり前のことが書いているだけで、一時浸った身としては、さほど興味深くもなかった。
今どきは、上場してない中小企業ならいざ知らず、一部上場企業の社長だからといって、湯水のごとく銀座のクラブで金を使うことなど簡単にはできない。
CSR(企業の社会的責任)が株主や消費者から問いただされる現在では、社長といえどもこんなに交際費は使えないのが現状。
だから今は、銀座の高級クラブの大口顧客はその筋の人が殆どなのです。

まあ、最後の競輪を使った騙しの手口はなかなか面白かったけど。
確かにこの手を使えば、ノミ屋を潰して大金を手にすることができるだろう。
ただし、30番人気までしか買わないと決めた理由が分からなかった。
万が一、それ以下の大穴が来たらどうしたのだろう?
個人的には、そんな大穴が来てしまって、彼らの目論見が外れて・・・という展開になるのかと思いながら読んでいたのだが。
コン・ゲーム小説としては、もう一捻り欲しかったというのが正直なところだ。

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2014年03月05日

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本作はコンゲーム小説という分野にあたらるらしいです。
その定義は、暴力的な手段を用いないで、知能を使って大金をせしめる詐欺師達の物語。頭脳戦を楽しめる小説とのことです。

しかし、正直、それほど頭脳戦がひしひしと伝わってくる物語ではありませんでした。
頭脳対頭脳で戦っているようなイメージではありません。
本作では、だますというところでは、大きく3つ。

(1)ワインすり替え
(2)競輪を舞台にした裏技
(3)株価操作

ワインのすり替えや株価操作については、巷でも言われているようなことなので、それほど大きな驚きはありませんでしたが、競輪を舞台にしたオッズ操作はしびれました。マイナーなギャンブルゆえに、なるほど、そういうやり方もあるのかと驚かされました。
さすが、楡さんだなぁと思わせる内容でした。

しかし、本当の意味でのコンゲームというところでは、主人公を取り巻く女性人ではないかと思います。
彼女たちの生き方そのものが彼女たちの人生でしのぎを削っているように思えます。
それに比べて男のほうは、やっぱりいまいち(笑)

また、本作を読むことで、銀座のクラブの仕組みも理解することができます。まぁ、自分には程遠い世界なので、理解したところでなにもできませんが...夜の’世界をちょこっと見るにはちょうどよいかなと。

ということで楡さんの小説らしく、さまざまなビジネスの裏事情が事細かにリアルに書かれており、大変ためになる物語でした。
世の中の勉強になります。

とはいうものの主人公の性病に関する記述は主人公のどうしようもないところを描画するためだとは思いますが、冗長だったのでは?と思うところです(笑)

ということで、これもお勧め!

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2014年02月16日

Posted by ブクログ

本屋で絶賛、平積みの割には内容は陳腐。ただし裏社会の仕組みが誰にでもわかるように書いてある教養小説ではある。

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2018年10月14日

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