【感想・ネタバレ】トーキングドラム 心ゆさぶるわたしたちのリズムのレビュー

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Posted by ブクログ

家にも学校にも居場所がない小学校6年生のマッキーは「放課後こども教室」にいる数少ない高学年生。
ある日、高学年のタヌ、健太、愛ちゃんと一緒にドラムを手作りすることになった。やってみるとこれが楽しい。普段話さないみんなのことも見えてきた。
作ったのなら鳴らしてみよう。
最初はただの騒音だった。でも作ってるときは楽しかった。がんばって練習して演奏してみたら、きっともっと楽しい。やる前から諦めるなんてつまらない。

そこでみんなでやってみることにしたのが「トーキングドラム」。
西アフリカで、打楽器を使って、言葉のようにコミュニケーションをとること。

それぞれ家庭の事情や、悩みを持っている小学生たちが、なにかに打ち込み、居場所を見つける話。
マッキーの語りのテンポが良く、惹き込まれながら読めます。強気で見た目もヒップホップ系だけど、家庭や友達の悩みがあったり、それも一人で悩んじゃったりして、実は相手のことが見えていなかったことが分かったり。
大きな事件があるわけでも、明快ないじめがあるわけでもないけれど、誰でも心に抱えているものが、気持ちの持ち方で前向きになれたり、気持ちを通じあえるやり方が分かった、ということでスッキリするお話です。

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2022年08月11日

Posted by ブクログ

児童書。
家に居場所のなかったマッキーが、放課後教室で仲間と共にトーキングドラムを作り、演奏する物語。悩みを抱えていても、夢中になれるものがあって、更に仲間もいれば、それがきっかけとなって自信が持てるのだと思う。
夢中になるものが受け身なものではなく、こういう生産的なものだといいなと思った。

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2022年08月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読んでいてすごく楽しい。音楽の本質がしっかりある。みんなで楽器を作るところからはじまり、演奏まで、本当に楽しむことができた。読み終わった後に表紙を見ると、なおさら楽しい気持ちがたくさん思い浮かんでくる。子供の柔軟で積極的な発想と行動がだんだん抜けていることも実感できる。とても大事な事を楽しく教えてくれる良い小説。

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2022年08月26日

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