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Posted by ブクログ
内容がかなりグロテスクだった。結局、房子は逃亡してしまい、これからSROとの攻防戦が繰り広げられていくのでしょう。一見、普通のおばさん殺人鬼ですから、これからの展開が楽しみ
Posted by ブクログ
このシリーズを読み進めていけばいくほど
緒方さんがツボです。
今回は近藤房子にやられっぱなしで、
もう少しサプライズが欲しかったというか、、。
実は巧妙に罠を仕掛けていて
シリアルキラーの3歩先まで行ってた、みたいな。
2でも感じたことですが、
山根室長の頭脳の明晰さをもう少し堪能したい。
Posted by ブクログ
評価は4.
内容(BOOKデーターベース)
“最凶の連続殺人犯”と呼ばれた近藤房子が逮捕されて五十数日。依然として黙秘を続ける房子のもとへ、「Mに従え」とだけ書かれた差出人不明の手紙が届く。一方、SRO室長・山根新九郎は、東京地検から房子との面会要請を受けるが―。
Posted by ブクログ
第1巻「SRO」で逮捕された近藤房子が移送途中に逃亡する。
なので、きちんと内容を把握したい人は最低でも第1巻は読んでおいたほうがいいかと。
連続殺人犯を逃亡させた二人組には、房子を助けなければならない理由があった。
それは思いがけないもので、SROのメンバーにも犯人たちが手助けした意味がわからない。
近藤房子という人間の底知れない怖ろしさがひしひしと迫ってくる。
「怒り」という感情はあるようなので、たぶん他人への共感力がまったく欠落しているのだろう。
他者の痛みや苦しみは、房子にとっては喜びでしかない。
支配し、いたぶり、そして抹殺する。
今回のターゲットは自分を逮捕したSROのメンバーたちだ。
房子は山根や木戸が警察の監視下にあることを知り、陽動作戦にでる。
過去に犯人を射殺した経験のある針谷に対し、捜査一課から木戸の護衛に回された門奈や坊屋はひややかな思いを抱いている。
しかし、威嚇射撃など何の意味も持たない房子のような人間には、瞬時に判断し行動に出なければならない。
後の処罰を懼れていては、守らなければならない人を守ることはできないのだ。
房子は再び社会に戻り、死者の数を増やしていく。
SROのメンバーたちはもちろん、房子と対峙した人間はみな心に傷を負っていく。
これからの惨劇を予想させるようなラストは、次巻への期待をいやでも高めている。
個性豊かなSROのメンバーたち。
ひとりひとりのキャラクターがしっかりとしていて、どのメンバーのどんな行動も説得力があった。
どうやら奇数巻は房子の物語になっているらしい。
房子の強運はいつ途切れるのか?
「SRO4」が楽しみだ。
Posted by ブクログ
富樫倫太郎による広域捜査専任特別調査室SROの活躍を描く第3弾。
第1作で強烈な印象を与えた房子が本作ではより強く、より残忍なキャラクターとして描かれる。物語だからといってしまうと身も蓋もないほどの強運で、警察の包囲をかいくぐっていく様は、もはや神々しさを感じさせるほどだ。
しかし、頭のネジは何本もぶっ飛んでおり、人を殺すこと、傷つけることにはなんの躊躇もない。本作でも関わった人間はどんどん不幸に、あるいは殺されていくのに、房子は飄々とその中をくぐり抜けていく。まさにキラー・クイーンだ。
本作は完全に続編を描くことを前提に編まれており、そういう意味では次作がどんな展開になるのかが非常に気になる。それほどたくさんの出来事が本作で起きており、発足間もない部署としては相当ヘヴィな状況だ。現実にこんな部署があり、こんな事件に立て続けに見舞われたら精神を病んでしまうのではないかと思うくらいだ。
が、物語としてはすこぶる面白く、軽妙な会話シーンなどが随所に織り込まれていることもあり、非常に読みやすい。ヘヴィな展開も読みながら気が重くなるような書き方ではない。むしろ、先を読みたくなる。次作が楽しみである。
Posted by ブクログ
Ⅰの続編。
Ⅲは、SROひとりひとりのキャラクターについては、あんまり触れてなくて、それがちょっと物足りない気はしたかも。
シリーズの中でも、まだ続くんだろうな~。
もういいかも。(笑)