感情タグBEST3
待ちわびてました
可愛いキュレーターさんが案内してくれる闇の物語第三弾。
やっぱり藤田先生はキャラの書き方が非常に魅力的です。
キュレーターさんも回を追う毎に人間味が出て、可愛くなってきています。
今回は伝説の怪物、フランケンシュタインの産みの親である作家が体験した話とのこと。
話の展開も早く、主人公が単なる変人では無くて一人の自立した女性である事、それに関わる人物にも信念があり、また、戦う理由をしっかりと持っていることも魅力の一つになっていると思います。
女王陛下の命を狙う存在がどのようなものなのか、そして主人公は『怪物』をどのように変えていくのかが楽しみです。
Posted by ブクログ
『黒博物館』3rdシリーズ第1巻。
『フランケンシュタイン』の作者メアリー・シェリーを主人公に据えることで、この物語が人間と〈怪物〉についてのものであり、文学と創作についてのものであり、またフェミニズムを巡るものであることが冒頭から示されているような印象で、期待が高まる。
今巻でも既に、それぞれの要素で見せ場があるけれど、〈怪物〉を〈怪物〉でなくするため、初めて名前をつけて、呼び掛けるシーンはさすがの迫力だった。
上下巻だった2ndシリーズよりも、今回は長くなりそうなので、登場人物の成長やキャラクター同士の関係性の変化も楽しみに続きを待ちたい。
すっごく良いです!
熱い!非常に熱いです!今回は特に主人公をはじめとする女性たちの視点に「ほんとそれな」と共感しきりでした。この事件の結末がどうなるのかとても気になります。
Posted by ブクログ
設定からして好みだし、歴史改変ものというテーマも好きな上、かなりみっちり参考文献も用意されてるみたいで今後の展開に期待が持てる。
女性の権利への強い意識や、誇張にすら思える男性至上主義的な世界観に首を傾げないではなかったけど(現実でそう是正するのに反対する訳でなく、実際どうだったのか、またこういう物語を描くのにメアリーは相応しい人物であるのか、強いテーマ性のために捻じ曲げられたものはないか、などの懸念)、参考文献からすると、実際にそういう意識を持った人物だったようで、こちらの不勉強がよくわかった。
勿論、エンタメとして妥当と思える歴史観に改変を施す行為は否定しないけれど、大きな嘘が既にあるなら、小さな嘘は少ない方がもっともらしく見えると思う。その点で、今後展開されるであろう話にぴったりのバックボーンを持つ人物・世界観であったのかな、と参考文献を見て思った。
女性版フランケンシュタイン
あまり短編ものは登場人物に感情移入する前に終わってしまって好きではないのだが、作者の力量で初っ端から掴まれてしまった。少し史実を交えた外国の昔の話というのも個人的にはツボ。ありそうでなさそうな派手なアクションと、フランケンシュタインの女性版として蘇った無垢なエルシーの下巻での活躍とエンディングが楽しみ。
女流作家
フランケンシュタインの物語を生み出した女流作家が主人公です。
前作に引き続き抑圧された女性の自立的な感じ。
しかし今回あまりテンポよくないかな。