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Posted by ブクログ
【あらすじ】
職場の人間トラブルをきっかけに、部屋から一歩も出ずに生活する“究極の引き籠り術”を考え続けた小森建太郎は、長年思い描いてきた理想の生活スタイル「ニーティング」を現実させた。隣人による騒音問題も解決し、何者かの気配も過ぎ去った……かに見えたが──…!? 度重なる絶体絶命の窮地に、緊急脱出セットを手にする建太郎。絶望のさなか、彼の人生を大きく変えた、ある出来事とは──…!?
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コロナ禍をキッカケに、40代半ばでブラック企業を早期退職し、ボロアパートの一室で究極の引き籠り生活「ニーティング」を実現する、が…というお話。前半は快適な「ニーディング」生活をするためのライフハック術などが淡々と描かれているのですが、後半になると超絶展開が待っています。
コロナ禍が始まった2020年、日本でも異常なレベルの「外出抑制」がありました。この作品の主人公の「絶対家から出ない」という異常なまでの執着と、それでも他人との交わりによる温かみに勝るものはないという結末は、あの頃の人類の姿を皮肉っているように感じ、妙な生々しさを覚えました。自分は…悠々自適なニーディング生活を少し羨ましく思うものの、こんな生き方は嫌だなぁ汗
この作者さん、比較的短めの作品をたくさん描いているみたいですね。ちょっと興味が湧いたので、他にも読んでみようと思いました。
Posted by ブクログ
究極の引きこもり生活を堪能していた男が、隣室に引っ越してきた若い女性とネトゲで交流し始めたことから完璧だと思われた生活が崩れていくという話。下巻序盤の展開は「予告犯」の作者だからねということで十分に予測できたというか、まぁそうなるだろうねという展開なのだが、その後の超展開はいったいなんでこうなった?!という感じ。アリかナシかでいうと多分これはナシじゃなかろうか。