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Posted by ブクログ
あまりにも有名なトキワ荘。手塚治虫の後に入居した藤子不二雄Aこと安孫子素雄の日記。挿入される「まんが道」も良し。
石ノ森章太郎ら赤塚不二夫、つのだじろうなど、漫画界の梁山泊。それをまとめる最年長の寺田ヒロオでも24歳。漫画界の発展に欠かせないトキワ荘の日常、安孫子素雄の日記。藤本弘との適度な距離の関係も奇跡的。
またマンガ家が締切に追われる生活の中でも映画や小説が欠かせないことも日記から良く分かる。
Posted by ブクログ
まんが道を読み終わった後に読んだ。漫画用に脚色されていない本当の日記だが、あの漫画がいかに事実を元に作られているのかがよくわかる。
漫画も素晴らしいが、何より若い頃からのA先生の文才。
人柄が良く滲み出ていて読んでいて楽しい。
トキワ荘のリアルな生活感を味わうことができる名著だと思う。
A先生は漫画や映画だけではなく、文学にも造詣が深いのだとわかった。
Posted by ブクログ
これは日記文学としても、創作としてもすごく良いものです。ある時代のある場所に才能がぎっしりと集結していたことが、さりげない文面からよくわかる文章だと感心しました。
Posted by ブクログ
まさに青春時代の思い出。トキワ荘での、少し自堕落で夢と不安がない混ぜになった空気感が、藤子不二雄A氏のどこか明るく俯瞰した文章で綴られている。
「ライバルではなくて。いつでも仲間だった。だからぼくは漫画が描けた」この一文が全てを物語っている。
青春の日々
特に面白いことを狙って書いている風ではなく、淡々と日々のことを正直に書いてあるのでよりリアルに感じられた
今の偉大な先生たちも、お若い頃はこんな風にいろいろ悩んだり励ましあったりして過ごしたんだなぁと思うと感慨深い
みんなが仲良さそうな様子もほのぼのしていてよかった