【感想・ネタバレ】ロンドン・アイの謎のレビュー

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Posted by ブクログ

ページを繰る手が止まらなかった。
ロンドン・アイ(ロンドンの街が展望出来る観覧車のような1つのカプセルに20人ほど乗れる乗り物)に乗り込んだまま、降りて来なかった従兄弟サリム行方を推理する、デッド、カット。テッドはアスペルガー症候群?のようで、人の気持ちを読み取ったりすることは苦手だが、人とは違う脳の働きにより、謎を解明していった。
この親族の一大事をテッドの大好きな気象になぞらえた描写が独特で新鮮。
物事は「どう見るかによって違う」とテッドは気づく。例えば、ロンドン・アイは半時計回りだと思っていたが、テムズ川の反対側から見れば時計回りである。高気圧、低気圧の回る方向は北半球と南半球では逆になる。静止衛星は静止しながら動いている(地球が自転するのと同じ速さで動いている)。
「どう見るかによって違う」ということはこの本の読者層であるYA世代に知ってほしいことだ。それと同時に失踪したサリムのママ世代にも(つまり私世代にも)。つまり、子供は親が思っているのと違うということ。反対から見ればそれと逆のことも言えるわけだけど。
色んなことに気づきながら、楽しめるいい本だった。
人にはみんなそれぞれ素敵な能力がある。何かにぶつかったとき、ヒステリックにならずに柔らか頭と心で対処しよう。

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2023年02月12日

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最後までハラハラの展開、伏線の回収が衝撃的で、まるでドラマを見ているように、次々と映像が浮かんでくる。最高の推理小説。高校生に勧めたい。

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2022年12月29日

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ネタバレ

児童書の域におきながらも実は現代社会の問題を多く内包しているロンドンが舞台のミステリー。登場人物も、症候群の男の子、いとこもインド人を父に持つなど多様性に富んでいる。
謎も児童書にしておくには勿体ない「人間消失」で症候群のテッドの推理が冴え渡る。
構築されてゆく仮説を整理するなど、テッドの頭の中まで読者は疑似体験してしまう。

この主人公にまだまだ活躍してもらいたかったけれど、残念。

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2022年12月12日

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 某大型書店の海外文学・ミステリーコーナーで本書を探すも見つからず、店員さんから「あぁ、児童文学コーナーですね」と笑顔で教えられ… ー(あ、そういうことね)ー

 なるほど、12歳の少年テッドの視点で書かれ、平易な言葉でテンポよく読み進められます。内容も素晴らしく、児童書の範疇に留めておくには勿体ないです。多くの大人にも手に取ってほしいと思いました。

 登場人物の書き分けに優れ、構成・展開もお見事、ユーモアセンスもあり、中心となる謎解きも絶妙、更には家族や友情を含め、共生社会の実現に向けた諸々の課題も提供してくれています。
 何よりも、主人公テッドがとても魅力的です。明るくユーモアがあり、気象学に強い関心をもち、将来災害から人々の命と財産を守る手伝いをしたいと真剣に考えています。
 自閉症スペクトラム障害なのでしょう。対人関係や社会生活上のやりとりが苦手、こだわり行動という特性をもっており、奔放な姉からは「変てこ」と言われながらも、論理的に推理を働かせ、姉と協力して冒険に打って出ます。
 その異常なまでのこだわりの強さと集中が創造性につながって、謎を見事に解決に導くのです。
 謎解きを経験し成長するテッドくん、このまま真っ直ぐに育ってほしいなぁ。将来、必ずや著名な気象学者になってるね!

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2022年11月25日

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日常生活では色々人と違う所があって苦労するが考える事は大得意なある「症候群」の12歳の少年テッド。ある日、NYに引っ越す前にと5年振りに叔母と従兄がテッドの住むロンドンに遊びに来た。従兄のサリムの希望で巨大観覧車「ロンドン·アイ」に乗りに行く事になったがある出来事で実際に乗ったのはサリムだけでテッドと姉のカットは下で待つ事に。やがて降りてきた観覧車からはサリムは降りて来ず彼はそのまま失踪。テッドと行動力抜群のカットが喧嘩しながらも従兄の失踪の謎を解くため奔走する姿がテッド視点で描かれる。謎自体はこうだろうな、だけどそこに至るまでの手掛かりの拾い方が少年少女の冒険譚として綺麗に成り立っており、テッドが冒険を通して成長していく姿がいい。世間話とかちょっとした所にちゃんと仕掛けがあるのでテッドが全ての謎を解明した時にはちゃんと驚きがあった。児童図書だけど評判通り侮れない。

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2022年10月13日

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ネタバレ

『クセが強い少年探偵の、華麗なる謎解きをいかが?』

他人と異なる思考を持ち、気象学に詳しい12歳の少年が、大観覧車【ロンドン・アイ】から忽然と消えた従兄弟の謎を解く。ヤングアダルト向けと侮るなかれ、本格ミステリーを楽しみたい大人にもオススメの一冊!

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2022年10月11日

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事件の謎を解く鍵。それは、「どう見るかによってちがう。」

ロンドンにそびえる観覧車「ロンドン・アイ」に、いとこのサリムが乗り込んだ。12才のテッドと姉カットは、それを見ていたが、降りてきたカプセルの中にサリムはいなかった。サリムは誘拐されたのか、事件に巻き込まれたのか、それとも……。人の気持ちを察することは苦手だが頭脳明晰なテッドは、大人たちが解けないこの事件の謎を鮮やかに解き明かしていく。

「ぼく、八通りの仮説を考えついたんだ」

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2022年09月18日

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今年はあまり多く読めていないけれども、まちがいなく今年読んだなかでのベストであろうという作品。
単にプロットが、とか謎解きが、というだけでなく、文章のひとつひとつが美しく、いとおしかった。

明記はされていないけれど自閉スペクトラムの少年テッドが主人公。彼はまわりの空気を読んだり、人の感情を忖度したりしない。感情に流されずに事実だと思われること、論理的だと思われることを着々と積みあげていく。それが周囲の人たちの感情をかき乱してしまうさまがあざやかに描かれていて、ああー、となった(語彙)

行方不明になったいとこのサリムと同じ姿形の少年の遺体が発見される場面がすばらしかった。母親やおばさんは、それがサリムかどうかということしか気に留めていない。でもテッドは、それがサリムにせよほかのだれかにせよ、死んで安置所に横たわっている少年がいるということで頭がいっぱいになる。

「いつかぼくも死ぬ。カットも死ぬ。ママも死ぬ。パパも死ぬ。……この地球上の生き物はかならず死ぬ。死ぬか死なないかではなく、いつかかならず死ぬ」
作者がこのときもう病を得ていて、本書(原書)の出版された2か月後になくなったことを思うと、この一節が痛切に感じられて、でも同時になにか慰めのようなものも伝わってきてぐっと来た。

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2023年08月19日

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テッドと姉のカットで、消えたいとこのサリムの謎を解くお話。
テッドはなんとか症候群で他のことは少し違う思考の持ち主。
観覧車に乗り込んだのに、サリムが出てこなかったのは何故か?可能性を全て考え出して、それを姉のカットと検証していく。
最後にサリムを見つけ出す謎解きは引き込まれてしまった。
コリオリの力の話があり、知識として知ることができて面白かった。

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2024年05月01日

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症候群だというデッドが見事な推理。もの見方を変えてみましょう、というメッセージ。若者の心理も描かれていて推薦図書になるのは納得。

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2023年08月14日

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良いミステリーでした。
主人公テッドの独特な視線、思考。微妙な距離をとって、でも愛と信頼を持って主人公と向き合う両親、最初はぎこちないけど事件を通してテッドと心と息を通じ合わせる姉カット。
本格ミステリーとしてもしっかりしているのに、登場する少年少女、特にテッドの成長を見られたのが良かったです。

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2023年05月05日

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面白かった。子供が小学校高学年になったら、ぜひ読んでもらいたい。カットがなかなか良いお姉ちゃんで好き。

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2023年04月11日

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この54分の間にぼくは死を身近に感じた。そのとき、知識には2種類あると気づいた。浅い知識と深い知識だ。何かを理屈で知っていても、現実として知っているのとは違う。何かの一部を知ることはできても、全部はわからない。知識というのは、池の水に張った膜のようなものもあれば、水底の泥まで達するものもある。氷山のほんの一角もあれば、氷山全体もある。(93p)

テッドはおそらく自閉スペクトラム症。発達障害の一種だけど、比較的会話が成り立っているから重いタイプじゃない。でも「比較的」だから、家族は心配するのと同時にかなりイライラしている。でもテッドは私たちと世界の見方が違う。だからこそ見える世界がある。友だちが「死の危険」に近づいた時に、一挙に「世界の真実」に近づく。

大人は子供の声に耳を澄まさなくてはいけない。

この事件によって、私たちが得なければならない教訓は、まず第一にはそのことだろう。

そしてもう一つ、テッドが教えてくれた。
どう見るか、全てはそれによって違って見えるのだ。

ジュブナイルの手に取りやすいミステリ入門。
発達障害の世界を教えてくれる小説。
テッド少年の成長物語。
でも、それだけじゃない。
大人こそ、謙虚に学ばなければならないことがいっぱい書いてある本だった。

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2023年04月02日

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23/3/6〜3/7
ミステリとしては、そこまで複雑ではなかったけど、9つも仮説を立てて1つずつ消去していくやりかたがよかった。
テッドの一人称語りだから、他の人とは違った思考を覗き見れるようで面白い。口角が上がったからこの人は喜んでいる、といったところや比喩表現に戸惑うところなど。
思春期らしいやりとりや、みんな違う人でなかなか思いが通じないことなどを、テッドが素直な人間観察で見ているのが面白い。

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2023年03月07日

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んんん。
いやぁ…先入観もって読むのは駄目だろうけど、初っ端「児童向けのミステリは黄金期…」みたいなこと書いてあるからそういう目線で入ったけど、これは凄い。
推理から物語から兎に角凄い。

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2023年03月06日

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巨大な観覧車のロンドン・アイに乗ったいとこのサリムが忽然と姿を消してしまった。何者かにさらわれたのか、それとも自らの意志で姿を隠したのか、どちらにしろ彼はいったいどのようにして消えてしまったのか。十二歳のテッドが姉のカットとともにその謎に挑む本格ミステリです。
「ふつうの人とはちがう仕組みで動く脳」を持つテッドは、おそらく自閉症なのですね。人の言葉をそのままの意味で受け取り、表情を読むのが苦手で空気も読めない。だけれど抜群の記憶力と先入観にとらわれない思考を持ち、ありとあらゆる可能性を考慮することができます。探偵役としてはうってつけ。そして勝気なカットが「ふつうとはちがう」弟を時には疎み馬鹿にするような態度を取ることがあっても、本心ではその頭脳を認め尊敬しているのが伝わってくるところも良いなあ。
ユーモラスな読み口も魅力的なので、どうか残酷な結末にはなりませんように、とどきどきしながら読みました。失踪の謎、手掛かりはきちんとあったのだけれど、なかなか気づけません。先入観に凝り固まった大人の目線では、これは解き明かせなかったかも。

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2023年02月28日

Posted by ブクログ

ラストにジーンとしました。
テッドとカット、かわいい!
ミステリとしても、すごいし、シリーズ楽しみです。

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2023年02月03日

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児童文学なんですって⁉︎ 子どもたちだけに読ませておくのはもったいない‼︎ むしろ大人にこそ読んでもらいたいです。〈あるシンドローム〉を持つテッドの言動に触れることで、自閉スペクトラム症の特性が多くの人に受け入れられたらステキだなぁと思います。

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2023年01月27日

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装丁を見て”ロンドン・アイ”は観覧車みたいなものと認識できたが、ロンドンに実際にあると分かり親近感が増した。テムズ川に”ロンドン・アイ”はせり出すように設置されていて、ゴンドラは良く見かけるようなちっぽけなものではなくカプセル型になっていた。一度に25人乗車することができ、床以外は全面ガラス張りでカプセル内を歩き回れるとある。
一見児童向けと思われるだろうが大人が読んでも充分ハラハラドキドキさせられた。ミステリーでありながら、イギリスの人種問題や子供と大人の関係性などが浮かび上がって来た。
主人公12歳のテッドのいとこにあたるサリムは、マンチェスターからロンドンへやってきた。その後、離婚した母親と共にニューヨークで暮らすことになっている。姉のカットと3人でロンドン・アイに乗る予定だったが、サリムだけが他の乗客と観覧車のカプセルに乗りこむこととなった。しかし、下で待っていた二人は30分後に、一周して降りてきたカプセルにサリムの姿がないのに驚くこととなる。いったいサリムは、閉ざされた場所からどうやって、なぜ消えてしまったのか?
その謎を解き明かすテッドの執拗なこだわりと頭脳明晰さに舌を巻かずにいられない。彼は“症候群”(自閉スペクトラム症)で、気象のことだけは専門家にも負けない知識を持っていた。主治医によると、テッドの脳は他の人と違うシステムで動いていて、事実とか物事の仕組みについて考えるのに特化する高機能型だという。
その特性を生かした見事な推理で、じわじわと姉のカットと共に消えたサリムを追跡していく時間を、手に汗を握りながら読み終えた。
家族でやりとりされる会話や雰囲気を通して子育て時代を想いだしながら、もっと子供の言葉に耳を傾ける社会にしなくてはと考えさせられる。

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2022年12月18日

Posted by ブクログ

独特な感性を持つ主人公がとても好き。彼と家族との関係性も好き。
こんな素敵な物語を書ける作者が、本作発表後に若くして亡くなっているなんて、とても残念です。
これ以外の作品や、遺された原案をもとに他の作家が書いた作品があるのでそれらも読んでみたいと思います。

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2022年12月15日

Posted by ブクログ

英語で前に読んだ本。翻訳がどうなっているのか知りたくて読んだ。

発達障害のある少年テッドが姉のカットとロンドン・アイでいなくなった従兄弟を探す話。大人たちが耳を貸さないなかでテッドの頭脳とカットの行動力が事件を解決へ導くさわやかミステリー。

翻訳版が出るずっと前に、この本に惚れ込んだ友達が紹介してくれ、さらに自力で全文を日本語に翻訳したものまで読ませてくれたので実際読むのは3度目か。素人翻訳では難しかった箇所も、なるほどこうやって訳すのかと勉強になった。
(なおその友人は本気で自分に翻訳させてくれと出版社にまでかけあったらしいが、残念ながら夢破れた模様)

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2022年12月11日

Posted by ブクログ

自閉スペクトラム症と思われる12歳のテッドが主人公。いとこがロンドン・アイ(観覧車のようなもの)から忽然と姿を消して行方不明になってしまった謎を解くお話。語り手の思考回路が文章で表現されていて、世界がカチカチとしたように感じるところが面白かった。解決までしっかりとした筋立てになっているので大人でも楽しめる。
小学生の棚に安心しておける推理小説が少ないし、翻訳書で読みやすく感じる物も多くない中、これは良かった!いとこの両親が舌をねっとり絡めるキスを始めるあたりがやや不穏だけど、まあ、これをあそこのシーンまで読める子ならよし、かと思う。
著者は残念ながら若くして逝去されていますが、他の作品も読んでみたいです。

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2022年10月16日

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12歳のテッドは、姉といとこのサリムと観覧車ロンドン・アイに乗りにでかけた。見知らぬ男がチケットを1枚だけくれたので、サリムは大勢の乗客と一緒に観覧車のカプセルに乗りこんだ。だがカプセルが一周しても、サリムは降りてこなかった。閉ざされた場所からなぜ、どうやって消えてしまったのか? 「ふつうの人とはちがう」脳の仕組みを持ち、大人顔負けの論理を駆使する少年テッドが謎に挑む!

このワクワクする物語は、誰にでもお勧めできます。まさかの続編も楽しみ。

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2022年10月03日

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少年テッドは、一緒に出掛けた観覧車「ロンドン・アイ」で従兄弟のサリムを見失い、サリムはそのまま行方不明となり、テッドがその謎を追うYAミステリ。
少し個性のあるテッドが、主に頭の中で推理を組み立てる運びが、シンプルだが無駄がなく簡潔なストーリーとなっており、最後に立て続けに論理的だが意外性のある展開が続き、非常に面白かった。
YA向けだが、人種差別や離婚といった現代的な課題もさらりと書かれているのは、さすが英国本場と思う。
作者が夭折されているのが残念だけど、続編一作が今後刊行予定とのことで、そこは楽しみ。

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2022年10月03日

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テッドの頭の中に入り込んで一緒に考えたような錯覚に陥りました。「アーモンド」を読んだ時のような不思議な感覚。自分にはない回路で動く思考の波に乗ることができたのは貴重な体験でした。気象の話を詩を読むかのように語るテッドが、とても魅力的。お話はとてもシンプル、でもテッドとカットができる限りの知恵と行動力で解き明かしていくさまに胸が熱くなりました。そして、なんといってもロンドンにいるかのような気持ちになれたのが最高!中学の頃から憧れてていまだに行けてないロンドン、いい加減行って絶対にロンドンアイに乗る!と決意しましたね。次はグッゲンハイムとか。こちらも憧れの美術館、どんなストーリーに出会えるのか楽しみでたまりません。ティーンエイジャーの皆さん、今作を読んで楽しい楽しいミステリワールドにお越しくださいー。

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2022年09月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・あらすじ
12歳の少年テッドがロンドン・アイに乗ったまま消えたいとこ消失の謎を姉のカットとともに解決する話。

・感想
テッドは症候群もち(明言されてないけど特性を知ってればすぐ分かる)でその特性、独特の思考回路をもった彼の一人称視点で綴られてるのが面白かった。

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2024年03月03日

Posted by ブクログ

田舎からロンドンを訪れて
大観覧車から降りてこなかったサリム。
人間消失ミステリ!
私は「最初から乗らなかった説」を
推してたんですがね〜。
それも主人公の仮説には上がったけど
そこはもう少しひねってました。

人の気持ちが理解しにくいテッド少年だけど
「しにくい」だけで全然考えないわけじゃない。
自分たちが誘ったせいで行方不明になったと
姉といっしょに謎を解こうとするし。

読み終わってみれば
外国に旅立つサリムと生きる世界を広げたテッド
ふたりの少年の成長譚のようでもありました。
個人的には「姉ちゃんは辛いよ」要素も
いい味付けになってました。

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2023年06月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

テッドと姉のカットが消えてしまったサリムを解く謎に挑む。

人の気持ちが理解出来ないが知識は覚えるのは得意な「症候群」のテッドが、ひとと関わりながら謎を解いていき、成長を感じられるた。

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2023年03月05日

Posted by ブクログ

児童書ですが、面白そうだったので読んでみました。
主人公が特徴的で、家族や他の登場人物も個性的だったので、誰が誰か迷うことは無く読みやすかったです。
謎自体は予想がある程度付きますがしっかりとした謎解きで面白かったです。

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2023年02月03日

Posted by ブクログ

とても複雑になってしまったいまの世の中を、子供たちができるだけストレスなく生きていけることを願います。

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2022年12月24日

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