【感想・ネタバレ】世界史の考え方のレビュー

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Posted by ブクログ

読書会の図書として読んだけど、とんでもなく深い内容だった。
これを高校生が勉強するのだとしたら、素晴らしいことだと思う。
シリーズ2冊目も楽しみ。

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2023年02月04日

Posted by ブクログ

2022年から高校で「歴史総合」という新しい科目の授業は始まることを受けて、歴史家の先生方の議論をまとめたユニークな著書だ.課題図書に相当する本を選択して、それをベースに議論を進めるという形だが、文系の方々には違和感のないものらしいが、専門分野が違う先生方が盛り上がる議論を展開させていることに驚いた.日本史と世界史を分けないで総合的に学んでいく方法は面白いと感じた.包括的な捉え方でなく、個人ベースの事実を基にした歴史の構築を目指しているのだと理解した.気になったキーワードは、複合革命論、鉱物依存型経済、門衛国家、りドレス運動、無限定性、植民地責任、アフラシア.

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2022年09月12日

Posted by ブクログ

2022年4月から高校新科目「歴史総合」が始まる。これを契機に歴史の捉え方を歴史叙述を通して前近代から現代まで深めていくという試み。私が高校性の時は世界史・日本史と区分されていて、しかも古代から現代までを通時的に、個々のイベントを単に暗記していくという授業しかなく、一方そのころ日本or世界では?という俯瞰したものはとか複合的な視点で読み解くなんてものはなかったな。さらにいうと、近代以降ってそんな重点置かれていなかった気がする。

通俗的に持っている印象とは異なる視点を提供してくれている、多面的な視点で過去から現代、未来を歴史学を通して想像する、そういった力が必要なのだな。
フランス革命や世界大戦を国家間の問題として取り扱うか、その時代に生きた市井の人々の視点から取り扱うかで同じテーマも異なる解釈がありうる。産業革命もイギリスと後進的な日本では成り立ちが異なるとか、一義的にこうなのだとは言い難いことを便宜的にひとまとめに覚えるし、そう教えられてきた。歴史を学ぶ根本的な意義について、考えされられますね。

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2022年06月18日

Posted by ブクログ

日本史と世界史を共に学ぶ歴史総合を考える上で重要な一冊。世界史の中の日本というものを考えるうえで概念などが分かりやすく書かれている。世界史をほぼ学ばなかったわたしにも理解ができる内容。ある意味、これをもとに授業を展開することや、副読本として生徒に購入させるというスタイルをとっても良さそうな内容。

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2022年05月07日

Posted by ブクログ

歴史総合を教えるにあたって、教員としての素養を身に付けるための入門書、第一弾。

対話形式なので、読みやすい。

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2023年10月06日

Posted by ブクログ

非常に内容の濃い本だと思った。ただ、序盤が少し読みにくいかもしれない。
歴史総合を教える立場なら、この本を読んでから授業するのと、読まないで授業するのとでは意識や視点の面で大違いだと思われる。
近年の歴史研究の動向がよく分かった。

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2023年09月21日

Posted by ブクログ

面白かった。シリーズらしいので他のも読もうと思う。アジア太平洋戦争を民族ではなく人種の問題だと語ったあたりがこういう考えもあるのかと思った。

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2023年06月02日

Posted by ブクログ

日本の戦時中に行ったこと
それが良いことか悪いことか
それは個人で解釈すべきで
でも歴史的事実は教えていくこと

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2022年11月20日

Posted by ブクログ

読み込み中。この世界史を見る視点に目から鱗が。
こう言った考え方で世界→ヨーロッパ特に西欧、
アジア(特に中国、日本)、中東、アフリカ、アメリカ(北、中、南)を果たして見て来たか?一回で終わらせるのではなくもう一度読み返して見たい。
今のユーラシア主義と専制国家ロシアや中国と西欧諸国との対立関係も見えて来そうだ。今までの分かったつもりでいたお勉強はなんだったのかと思わせられた一冊。

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2022年10月11日

Posted by ブクログ

高校の新科目「歴史総合」を見据え、5章にわたり、それぞれ古典的著作から最新の研究を踏まえた著作など3冊の歴史書を取り上げ、編者2人と各ゲスト研究者との対話形式で(近現代の)世界史の考え方について考察。
歴史学や歴史教育について考えを深めさせてくれる良著だと感じたが、なかなかヘビーな内容で読み進めるのに苦労した。
こういう歴史研究の動向や歴史学の考え方などを踏まえて高校の歴史教育ができれば理想的なのであろうが、現実はかなり厳しいのではないかと思った。高校生の頭がパンクすると思う。批判されがちだが、やはりある程度の暗記教育的な土台がなければ、このレベルの考察は困難ではないか。このレベルの議論は、大学生以降でないとなかなか難しいと思う。

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2022年07月12日

Posted by ブクログ

歴史総合に対応した実に画期的というかコペルニクス的衝撃的な威力。今までの歴史の味方(誤字ではない)にはなれない。

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2022年06月18日

Posted by ブクログ

新しく地歴の科目になる「歴史総合」を考えるための一冊ということらしい。
この科目が定着するかどうかは疑わしいけど(たぶん失敗する)、この一冊はなかなかに面白い。今まで自分が受けてきた歴史教育とは明らかに異なるアプローチだ。ただここで展開される思考についていくには、けっこうな素養が必要だと思う。高校現場では扱いに苦労するだろうね。
さっそくここで取り上げられたテキスト(岩波新書が多かったのでまずはジュニア新書から)を読むことにした。

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2022年06月07日

Posted by ブクログ

<目次>
はじめに
第1部  近代化の歴史像
 第1章  近世から近代への移行
 第2章  近代の構造・近代の展開
第2部  国際秩序の変化と大衆化の歴史像
 第3章  帝国主義の展開
 第4章  20世紀と二つの世界大戦
第3部  グローバル化の歴史像
 第5章  現代世界と私たち

<内容>
年度から始まった高校の新しい学習指導要領。地歴公民科で新たに発足した『歴史総合』(本校も1年時の必履修科目です)。「主体的に考え、行動する」、その理念を実践するためのヒントを提案したシリーズ(全3巻)の第1巻。今までのんびりと”チョーク&トーク”の授業をしてきた身にすると、かなりハードルが高い。世界史と日本史がミックスされた近現代史。編著者二人(小川幸司・成田龍一)が5人の歴史学者をヒントに、各章で3冊ずつ本を紹介し、そこから浮かび上がる歴史像、歴史叙述を鼎談の形でまとめていく。3冊は日本の歴史学会の歴史とも相まって、その歴史観が変わって来たことも示唆する。そこも理解し、批判も加えながら、新しい歴史像を生徒たちと考えていく。各章の最後にはその提案もあり、参考文献も上がる。形はきちんとしているが、ともかく難しい。本格的につきつめていければ、新しい日本を切り拓いていく人材が育つだろう。が、教員側の教材研究がかなり必要となる。 

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2022年05月07日

Posted by ブクログ

読書猿さんのおすすめで読み始めたが、対談型の歴史というスタイルに驚いた。複数人の視点が絡み合って重層を成していることもこの本の特徴だろう。
またその対話を通じて「世界史の考え方」という書名に結びついているのがとても興味深い。

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2022年04月28日

Posted by ブクログ

話題のスケールは大きく、世界の細部への目配せはすごい、と思う。
とはいえ、参考文献が岩波のものばかり、というのが、あまりといえばあまり。
このシリーズは、歴史総合などといいつつ、彼らのフレーミングをインプリントしようとするものではないか、とも見られてしまうだろう。小川はともかく、成田は臭みがありすぎる。歴史の進行に対して、「本当はこうなるはずだったんだ。ああそれなのに、彼らのせいで・・」と言いたがっているのが透けて見えるような気もする。

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2022年04月13日

Posted by ブクログ

vi
「歴史知識万能論による…」
歴史認識
・事実の認識 歴史実証
・事実関係の解釈 歴史解釈
・解釈の意味の検討 歴史批評
・研究成果の表現 歴史叙述
+歴史対話
+歴史創造(歴史主体としての社会参画)

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川北の世界史学

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2023年06月01日

Posted by ブクログ

歴史総合の授業に向けて読んだが、この手の本の基本的な読書量が足りず、イマイチ理解できなかった。再読しなければいけないが、手が伸びるかどうか・・・

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2022年07月18日

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