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Posted by ブクログ
面白かった
読み始めの時は最後泣くとは思わなかった
妖怪、幽麗類が好きだから存在についてふかーく考えるのも楽しかったな
絶対続きも読む〜!
Posted by ブクログ
「幼い頃から視えることを否定され続けてきた高校生の秀一。唯一の家族である父親を亡くし
引き取られた先は、どこかアヤしい<妖怪ヶ原>!?
奇抜な甚平を着こなす住職・神宮寺の下でアルバイトをすることになったけれど、
そこは妖怪たちが集まるお寺だった。
元気いっぱいの妖怪たちに翻弄される秀一は、やがて神宮寺から渡された<姫神の魔鏡>の力を使い、
彼らと人間との橋渡しをすることになるがーーーーー?」
以上背表紙。
この世にあらざるモノが視えてしまう主人公・橘秀一(たちばな・しゅういち)が
唯一の身寄りであった父を亡くしたところから物語は始まります。秀一には、
離婚してしまった母がいるのですが、視てしまう秀一を受け入れることができず。
親戚をたらいまわしにされてるのかな、、、、と心配しているところに
父親の弟という美崎久美(みさき・ひさよし)が現れ、秀一を引き取ってくれることになります。
新しい環境でやり直してみることにした秀一でしたが、引き取られた先は、妖怪ヶ原と言われる場所。
これまでより、よりはっきりと妖怪の姿が見え、声が聞こえるようになった秀一はとまどいます。
結局、彼は生活力のなさそうな叔父・美久と同居はせず、近くで神宮寺(じんぐうじ=通称ジン)が
住職を務めている照覚寺(しょうがくじ)で、家事のアルバイトしながら生活することになりました。
こういったファンタジー系にはありがちな設定ではありますが面白く、一気に読みました。
壱ノ巻では、妖怪ヶ原に来るまでの秀一が、少しずつではありますが自分らしさを取り戻していき
気に病んでいた父親への気持ちを、同居している妖怪たちを通じて再確認していきます。
父・正美(まさよし)は、自分を非難しなかったけれど肯定もしてくれなかったのはどうしてだったのか。
秀一は過去を見ることができる<姫神の魔鏡>を手に入れ、自分自身を通して過去をみることによって
父親の行動の理由がわかってきます。
これからの秀一に対する期待もあり、父親に対する誤解が解けた後も、ほどよく謎が残されており
次巻以降に期待をもたせる終わり方だったので、とても楽しみだと思わせる作品でした。
本巻は秀一の夏休みの間の出来事だったので、次巻からはいよいよ学校生活が始まるはず。
そこで秀一にどんな出会いがあり、照覚寺に住んでいる妖怪との関わり方が描かれるだろうと思うので
是非続けて読みたいと思います。