【感想・ネタバレ】国境の南のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「アメリカという国は己れを守るためなら他の国を滅ぼすことも辞さない国」
というずばり本質を突いたところが優れている。
どれだけの国が、アメリカの横暴に泣いたことだろう。

それを、真正面から直球で投げたところがすごい。
それでいて、最後はさらりと批判めいたことを書かないのが赤川次郎流なのだろう。

あくまで題材として取り上げただけで、社会派として書いたのではないというような言い訳。
そこが赤川次郎の可愛さなのだということが分かった。

正面から取り上げているにの、正面から受け止めてもらえないように書き終える。
これも処世術なのだと理解しました。

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2013年04月16日

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