感情タグBEST3
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読んでほしい作品
性加害者家族と被害者家族の想い合う姿が描かれています。思い合うことも許されないような世界の中で離れるしかなかった2人が成長してまたつながり合っていく姿が切なく、心打たれました。罰を受けるべきではない加害者家族に対しての心情や情景がとてもリアル。また被害者や被害者家族の心情も綺麗事だけでない感情も表現されていました。
2人の感情に引き込まれて気がつくと涙が流れていました。大円団!ハッピーエンド!と言う終わり方ではなくこれからを読み手が想像する終わり方にグッときます。
匿名
絵が綺麗
どっちの立場に立っても辛いけど考えさせられる内容でした。絵が綺麗で読みやすかったです。続編が出るならこの2人や家族が報われて欲しいな。
素晴らしかった
簡潔に物語がまとまっててみやすかった。途中から泣きながら読んだ。主人公の二人に寄り添ってくれる人たちがいてくれてよかったなって思う。それが救いだった。
匿名
これはつらい
貴臣も蒼もつらすぎます。貴臣は一貫して、蒼と彼女の父親は違うという態度で蒼を守ろうとするのは素晴らしく、少し希望のあるエンディングになっていて救われました。これが現実の事件だったら、2人の境遇はもっとひどいことになっていたかもと思いますし、この先も2人は幸せになれるだろうかと考えさせられます。
考える
綺麗事じゃなく、深く、深く考えさせられる。
2人がどんな形でも、幸せになって欲しいと切に願うけど現実はかなり残酷なんだと考えさせられます。
この話を読んで、ある死刑囚の子供たちが浮かびました。
匿名
すごく心に残る良作だと思いました。以前、この作家さんの他作品を読んだ際にはあまりピンとこなかったのですが、この一冊はずっと胸に残る内容です。
加害者家族はただの家族で加害者そのものではない。親ならまだしも子どもには本当に何の責任もない。でも世間はそう思ってはくれない。
二人がこの先付き合って結婚することになったら、と想像すると越えなければいけない壁の高さにクラっとしますね。英語ができるのだからいざとなれば国外で暮らすのもありかもしれません。
一気に読みました
無料版を読んで、続きが知りたくなりすぐに購入しました。
お互い淡い恋心を抱いていた高校生の男女が、事件をきっかけに強制わいせつの加害者の娘と被害者の息子という立場に分かれてしまったらーー。
自分たちではどうしようもできない出来事を、二人は必死に受け止めようとするものの、当事者ではない周囲がそれを許さないという不条理さに胸が痛む。
中途半端な形で関係を断たれた二人が大人になって偶然再会することで、癒やしと再生の物語が描かれる。
タイトルの工場夜景を大人になった二人が見に行くシーンは、
工場のむき出しの美しさと、立場や世間の偏見を取っ払った二人の気持ちが重なって感動的だが切ない。
犯罪加害・被害者の家族という社会的テーマを扱うには、少女漫画として綺麗に描かれすぎている気はするが、筆者の画力と繊細な人物造形が共感を誘う。
重い
広告から気になって購入しました。爽やかキラキラ系の高校生青春漫画かと一瞬思いましたが、一瞬でした。重い。重すぎる。はっきりしない結末がリアルでいて残酷だなあと思います。
Posted by ブクログ
加害者家族と、被害者家族の恋愛漫画
この作者さん、難題抱えている男女を登場人物にしてるの多いんだな
どの漫画も全部登場人物に仄暗さがあって少女漫画特有のキラキラさが無くて新しい気持ちで読める
続きが気になります
パーフェクトワールドから時間が経ちましたが
新しい切り口のこの漫画はとても読ませる展開なので購入したくなりました。
Posted by ブクログ
加害者の妻が事件発覚直前に自分の娘へ「10時までに帰ってくんのよ」「帰りは一緒に行く子に必ず送ってもらって!」「一人で歩いちゃだめだからね」と釘刺しているのに事件発覚後は「向こうの女の人なんでもっと穏便に済ませてくれなかったの…!?いい大人じゃないの…
!」ってこぼしてしまう。
すぐに自分で否定するけど、読んでる方はとても腹が立った。それだけ人間の弱さが描かれていた。
人の弱さが、描かれて居るという視点で読み直して見るとこの話はいたる所に弱さが描かれている。
謝る事しか出来ない碧。少年時代最後に碧に会いに行けなかった貴臣、貴臣のまっすぐさを誇ってやれない被害者。甥に割り切るしか無いと言うしか無い叔父。余計な写真をあげる新入社員。碧にちょっかいだす校舎裏の彼。今も昔も噂話に花を咲かせる同級生達。
そのどれもか仕方ない。悲しくさせようとした人など加害者以外は居ないのに悲しい形にはめ込まれて行く主人公の2人が、美しくなろうとしたわけでは無いのに美しくなった工場夜景前で抱き合う2人。
これからの2人が自然なまま美しくあってほしいと願っている。
涙があふれました
どことなく何かが始まりそうな場面がいくつかありましたが、かなりな衝撃を受けました。家族が加害者になった場面、大抵の場合はその家族は加害者ではなく被害者です。それでも世間や色々なことが、なかなかそのようには捉えないもの。また、罪のない二人や他の家族においても幸せになってほしいです。