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このワクワク感は、子どもの時、初めて国立科学博物館に行った時と同じかもしれない…大興奮のブルーバックスです。映画「ジュラシック・パーク」が公開された頃、恐竜の復元図がだいぶ見直された記憶がありますが、過去の生物の復元図ってその時の研究が反映されるもので常に更新し続けるという意味では、この本に描かれた生物たちも、また何年後かには描き直されることでしょう。それでも、化石から推定してビジュアルを作り出すという作業は、絶滅してしまった生命を、現在の生命と等距離におく、という行為で、まさに「ジェラシック・パーク」的な意味があるのだと思います。この地球で、生命がどう生まれ、どう適応し、いかに繁栄を迎え、そして絶滅していくか。「人新世」と呼ばれ、地球の環境が変わっていくことが全人類のテーマになっている今、非常に意味深いテーマなのだと思いました。2023年に発刊されるという続編、楽しみです。
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生命の誕生から、ペルム紀の大量絶滅までを、わかりやすく物語調で解説している。全ページカラー掲載、300ページ超で税抜1600円。安過ぎる。初学者の私にとっては非常に楽しく、有意義な時間を過ごさせてもらった。読み終わるのが寂しいと思ってしまうほどだ。衰退や台頭を繰り返し、生まれ、あるものは滅びていく生命の営みは読んでいて飽きることがない。特に、エディアカラ紀やカンブリア紀の項はいうまでもなく、後世のユーステノプテロンの姿や板皮類、三葉虫の変遷などがとても興味深く読めた。続きが気になるが、またこの本を再読して待つことにしよう。
豊穣の古生代を知るための一冊
知らなかった生物がこんなにあったのかという驚きと、進化の複雑さ、自由な分化を知った。ほとんど絶滅した古生代の生物が最新技術でここまで解明されたことが良く判った。イラストと写真が豊富なのも素晴らしい。来年の続編も楽しみです。
Posted by ブクログ
きっと、挑戦とは、
新しいことをやり続けること、
そのために学ぶこと、
なんじゃないか、と、内容とは全く違うことを思った。
中身も文句なく面白い
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タイトルが壮大なので硬い学術的な内容の本かと思ったら小学生でも読めるようなわかりやすさだった。正直ものたりなさはある。
化石と研究結果を踏まえた復元図の紹介の流れ。最新の研究成果をどんどん紹介していて科学の進歩を実感。
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古生代末のペルム紀大絶滅で、生物の世界はその前後で様相をがらりと変える。その変わる前の、多様な種をつくり、今日の地球を彩る生物の前史といったところ。
Posted by ブクログ
このシリーズの第3巻を読んでしまったので、やはり1、2巻が気になり、読むことにしました。第1巻は古生代を扱っていますが、とても興味深く読めました。とにかく図解が多いので実際のイメージを具体的に掴めるのでとても勉強になりました。
なにしろ私たちは三葉虫とかアンモナイトとかしか教えてもらっていないので、恐竜以前の生物については殆ど何も知りません。たとえば三葉虫一つとってもカンブリア紀という5億年も前に出現し、それから2億7千万年も生き続けるのですがその間に様々な多様な姿で繁栄し、大量絶滅を乗り越えて衰退していきますが、最大の大量絶滅事件で古生代の終焉と共に絶滅します。古生代の動物もまるで恐竜のような恐ろしい巨大動物から奇妙な形の様々な生物がいたのです。
写真が多いのでノートをとりながらでも半日あれば読破できますので、オススメですね。