【感想・ネタバレ】尾崎豊 覚え書きのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

尾崎豊を担当したディレクター/プロデューサーの須藤氏の視点で、当時の尾崎との会話や須藤氏の見た尾崎豊を描く。

改めて尾崎豊は頭が良い少年/青年だったんだろうなと感じた。

ただ、本全体を通して須藤氏の感傷がとても強く感じられて鼻白んでしまった。逆にそのせいで冷静に読めたとも言えるか。

客観的な尾崎豊のレポートではなく、あくまでもパートナーとして近くにいた須藤氏の視点で、須藤氏の見た尾崎豊の足跡が描かれている。須藤氏の感傷に共感できるのであれば大変良書だろう。

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2021年05月28日

Posted by ブクログ

尾崎豊の最初の3部作、そして誕生という名作を生み出してきたプロデューサー、須藤晃さんの手記。特に初期の尾崎豊のリアルな実像が感じられてよかった。

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2019年12月15日

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橘いずみのベーシスト兼バンマスとして 信頼を担うになう 信濃町のソニー・スタジオ 随分と堅い哲学めいた話まで 断崖 自分が決めた戒律を犯すこと 双子のパラドックス 光が吸収されるブラックホール 愛にひざまず跪く=人間の行動パターンにすると祈る 自分と違う個だってことを認めざるを得ない マンモスを皆んなで狩りに行ったところから始まって スポイルされているものも 剥き出しにして 北陸の小さな田舎町 大仰な 近親憎悪のような複合感情 群衆を率いるジャンヌ・ダルクのように 焦燥感 著された 模倣から創造へと時代の潮流が変わった 勧善懲悪な鬼退治もの オブラートに包んで毒や鋭さを隠してゆく 薄絹のようにひらひらとはためいて 彼の諦観はある意味で老人じみていた 沢木耕太郎 非業の死 催された 一周忌 哀惜は胸を裂くような思いだった 訃報 吉岡秀隆 見城徹 世俗的な成功 風に吹かれて 沈黙という名の音 実はそれは法で咎められていることで、自分自身の掟を破ったことのほうが罪深いことだと話した。 禁猟区 彼が壊した扉の前で 諦観の中でしたり顔をしていた自分が情けなかった 眩いばかりの夢から覚めて 歩いて通った場所は自分の縄張りになるかのように 尾崎豊と須藤晃。ふたりはひと組で確実に「尾崎豊という創造体」でもあったのだ。

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2017年12月23日

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