【感想・ネタバレ】誰がために熱血ポンちゃんは行く!のレビュー

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Posted by ブクログ

単行本、文庫本にまとまったエッセイって、どういう時代に書かれたのかを分かって読んでいるかどうかでずいぶん印象が変わるもの。この「誰がために・・・」は、雑誌への連載が92年1月-93年8月。熱血ポンちゃんシリーズを再読から読破しようと思った本の最初。こちらは、再読組みのはずなんだけど、ぜんぜん記憶に残っていない。初めて読んだときは、日常生活の中に「外国へ出かける」ということが当たり前になっている山田詠美さんのこの文章がきらきら、キンラキンラとしていて、あこがれちゃうは〜と、口をぽかんと開けながら(という気分で)読んでいたと思います。今回再読してみて、なんで、こんな文章に、紙を使わなきゃいけないのと思って半ば怒ってた。でも、だんだんと、それは、確かに!!ごもっとも!!と思えることも書いておられるので、だんだん読むのが楽しくなってきた。それに、やっぱり私じゃ体験・経験できないことを読ませてもらって疑似体験できるのは幸せなのかもと思うと、読んでて楽しいなぁと思えるようになっちゃっていました。

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2009年10月04日

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