【感想・ネタバレ】石笛―西田純詩集のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

kkm

魂の原郷への郷愁

一つの壮大な物語が展開されているこの詩集には、人間の本来持っている回帰性、民族の血のふるさとを求めるドラマが息づいている。 ・魂の原郷への郷愁を感受した。読みすすむうちに静かに胸が熱くなってくる。少年時代への愛しさがこみ上げてくる。現代的なメルヘンの世界。 ・この一冊の詩集のなかで、それぞれの詩篇がぬき差しならぬバランスを創り上げていることに、心の底から感動した。詩篇の置き方が適切で、説得力がある。一篇の詩のように一冊の詩集が構成されていて、こまやかな目くばりが処々に感じられる。 ・『素朴』の中にある純度の高いドラマ性を一貫して、揺らぎなく構築して読ませる力をすがすがしく思う。この詩集の中で、『石笛』という言葉 の「キー」が、どこでも「きらら」と光を放ち、音楽を生んでいる。

#アツい #癒やされる #深い

0
2022年05月27日

「小説」ランキング