感情タグBEST3
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ビンゴは正解が一つじゃないのがいいですよね。
時間とヒトの気分はコントロール不能になった。
でもそれ以外は。
プライドがなんだ。
プとラとイとドだ!
土下座をして申し訳ございませんでした、と土下座する門倉課長。
湖があるんだから。
全部寄付したから。
大概のことはまた元に戻る。やり直せるんだからな。
伊坂さんが作り出す、こういったセリフが本当に好きです。
門倉課長の、寄付したお金で助かった子供と会って話してる時に、どうして言わないんですか?
の返しに、私とは限らないじゃないか。
って、なんなんだこの人は笑
門倉課長が幸せになってほしいよ。
浮遊霊のお父さんいい幽霊笑
最後のおまけも短いけど心がふわっとするような、ニヤーと、しちゃうような締め方で本当好きです。
伊坂さんの作品に出てくる、おじさん好きだ笑
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ザ伊坂幸太郎ワールド。
マイクロな世界のスパイと現実世界の絡み合い。
不倫相手のマグカップで黒光Gを捕獲する所、最高。
「プライドって何なんでしょうか
そう訊ねた時の、エージェントハルトの答えが頭の中で蘇る。
プライド?そんなの、ただの言葉だろ。プとラとイとド」
エージェントハルトさん。この言葉を思い出してわたしは明日も仕事、頑張ります。
また時間が経ったら読もう。
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触れ合えそうなおとぎ話、というような雰囲気がとても好きです!
幼い頃にじっと膝を抱えて地面を見つめてた時に考えた想像が物語という形になったような感じがして、ワクワクしながら読めました。
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伊坂幸太郎さんの作品はパターンみたいなのがあまりないのでいつも新鮮に驚かされるけど、これはまた一風変わった不思議な作品でした。個人的には星新一みたいな空気を感じて、ふわりふわりと面白かったです。今日も世界のどこかで「3つのなにか」が揃っては扉を産んでいるのかなと思うとたまらない…わくわく。あとは猪苗代湖に行ってお土産に起き上がり小法師を買うことも忘れないようにする!
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190ページ
1300円
6月7日〜6月8日
小さなスパイたちが活躍する世界と、会社勤めの彼が生活する世界が、不思議とリンクして、ピンチを救う。何かがそろった時に、あちらとこちらが扉でつながり、行き来する者が現れる。
猪苗代湖を舞台として、描かれた不思議な2つの世界の物語。2つの世界だと思っていたけれど、最後、更に小さな世界や、更に大きな世界を思わせる記述がある。実際の歌詞を引用していたり、1年目、2年目と時は連続しているけれど、場面場面が描かれていて、連続していないというか、浅いけれど広い感じがしておもしろかった。
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断片的なエピソードが続いて、初めはワケがわからず、苦手なタイプの本かと思ったが、読み進むうちに、時間や空間の座標に像を結ぶようになり、どんどん面白くなった。キーワードや歌詞が効果的に入れられている。イベント向けの短い小説からなるというのもユニーク。軽いようで深いような。悪ノリしているようで真面目なような。
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楽しく読みました。
あっとこっちの世界が交互に出てくる。
片方は虫に乗れるくらいマイクロサイズの世界。敵と味方に分かれてスパイ活動中。片方は現実社会!?。これが最初は偶然に、後に意図的に絡まり合うのがおかしい。
現実社会でもなにか大きな力が働かないと有り得ないことが起きたりして、、、。
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病院の待ち時間とかに丁度良さそう。すぐ読める。
世界行き来するのは結構寂しいだろうと思うけど、みんな前向きなのが不思議な世界観を感じさせる。ちっちゃい世界可愛い。
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漫画のようなアニメのような、ぱっぱっと画面が変わって、場所も変わって、戸惑いながら読み進めていくと実は繋がってる、という物語。スパイがセミの飛行機にのる!?
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ファンタジーはあまり好きではないけど、これぐらいだとスッと読めた。
知らない世界で、誰かの命がある。
何気無い行動が誰かを救っているかもしれないし、救われているかもしれない。
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技巧が凄過ぎる。
あとがきを読んで、この小説がいかにして出来上がったのかを知り、さらに唖然とせざるを得なかった。一年目の内容からしてすでに「気軽なもの」というレベルを優に超えているし、これを毎年毎章ずつ、しかも二つの世界の人物や世界観をリンクさせながらパズルのように組み上げていったのだと思うと、感嘆のため息しか出てこない。
アート音楽フェスで配られるレベルのものじゃないよお。リアルタイムで毎年手にしていた方々、羨ましすぎる。
世界には色々な見え方があって、見方があって。一方向からしか見ていないのに何かを決めつけるというのは、とても馬鹿らしいことなのだと漠然と思えるストーリーだった。はじめはパズルのような難読さに思えて自分の読解力の無さと地頭のなさに辟易としたが、だんだんリンクを理解できてくると、あ、この出来事が起きたということは、【あっち】でもきっと…とワクワクしながら読み進められるようになった。誰かの何気ない行動が、別の誰かの人生を大きく変えることもある。バタフライエフェクト、なんて言葉がふと浮かぶ。
これは凄いよ伊坂さん。脱帽です。
頭の中どうなっていらっしゃるのか(褒め言葉です)。
やっぱり大好きな作家さんだな、と改めて思いました。
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最初は掴みどころなく読みにくい感じがしたけど後半になるにつれて話が噛み合ってきた。
現実とファンタジーが混じったような設定。
伊坂幸太郎はやっぱり面白いなー!
幸せに生きるって何なのか?
自分さえ良ければ良い!とは真逆の内容だったような気がする。
あっちの人が幸せだったら良いな。
裕福だったら良いな。
人によって視点は違うし価値観も違う。
でも、自分だけでなく他人の幸せを思える人になりたい。
優しさは循環する!!
どの世界でも等身大
オハラ☆ブレイクのイベントの併せて書かれたのは、後書きを読んで知りました。短編を繋ぎ合わせたとのことで、少し読み応えが足りなかったですが、二つの世界が影響しつつも、どちらかの世界でも等身大に生きる登場人物に惹かれます。そして、伊坂幸太郎の表現に歌のフレーズが心地よく合っている。そして、読み終わった時の後味が良いです。
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猪苗代湖の音楽フェス「オハラ☆ブレイク」
でしか手に入らない冊子の7年分をベースに完成した1冊
本文の随所に伊坂幸太郎氏の好きなミュージシャン
「Theぴーす」と「TOMOVSKY」の曲の歌詞が使われている
2つのお話が微妙な接点で交互に進んでいって
猪苗代湖に関連して7年間に渡るファンタジーを構成する
1つは、エージェントハルトといじめられ少年の話で
不思議な非現実感で話が進行する
もう1つは、新入社員の松嶋くんの話で
現実的な出来事が綴られる
微妙な接点の先にどんな結末が待つのか。。。
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さらっと読み終わる感じのお話でした。
ハラハラとかドキドキとかはなく少し物足りなさを感じました。が、あとがきを読んで納得。イベントで配った小冊子をなのですね。イベント参加者はとても嬉しかったと思います。毎年楽しみにしてたでしょうね。
猪苗代湖、いつか行ってみたいです。
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不思議な話だった。パラレルワールドが交錯してるって感じなのかな~
出てくる人みんな、何気にかっこよく感じた。
話ごとに出てくる歌は、この話の「縦軸」みたいなものなんだろうけど、びみょーでした。
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イベントものから派生して作り上げられた物語だからか、短編で読みやすいけど特にドンデン返とかがある訳ではなく、伊坂さんのワクワク感が小さめなので星2.5の気持ちで星3
もう一回読もうとはならない
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小さなスパイに度々訪れる命救われる奇跡的な現象は、私たち人間世界のちょっとした行動だったりする。車のヘッドライトに集まる大量のカゲロウ。落とした携帯の着信時のバイブレーションと光。いつも見ている景色が、小さな誰かの驚異になっているかと思うと、ふふっと笑ってしまう。
小さなスパイと人間世界をつなぐ不思議な扉。何かが揃わないと現れない扉をつかって、何度も行き来できる人物もいたりして面白い。
別の世界に逃げてきたけど、ここは自分の居場所ではないという焦燥感。戻ると命の危険があったり大変だとわかっていても戻りたいと思うものなんだろうな。
小さなスパイの世界の戦争は、テレビゲームのようなもので勝敗が決まることになったり。自分が生きる現実世界でも、小さなスパイの世界のように、平和に決まればいいのにという願いを感じた。
人間世界の行動で小さなスパイが救われてきたが、最後は小さなスパイの行動が、人間世界のドローン衝突事故を防いでくれた。それも、実験によりめちゃくちゃ硬く改良されたカマドウマ!重大な出来事を、笑い話のように軽やかにしてくれる伊坂節を感じて思わず笑ってしまう。
最後の章で、人間世界でも起こる、不思議な現象は、もしかしたら、私たちと別の世界の、もっと大きな巨人のちょっとした行動かも?と。
今見えてる世界が全てではない。
元々短編予定のお話が年々続いたから一冊の本にしたという点で、数時間で読み切れるし、読みやすく面白いけど、
伊坂さんの長編が好きなので星3に。
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猪苗代湖を舞台に、夜の国のクーパーのような、サイズ感の違いを楽しめるお話。
エージェントになったいじめられっ子が強くなっちゃったんだけどな、とかつてのいじめっこを相手にするシーンは殺し屋鈴木や恐妻家の殺し屋を思い出したりして、伊坂幸太郎好きにはとても楽しく読めた。
あのひとが幸せでいてくれたらいい。
その願いが叶うといい。
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読んでいると段々、仕組みが分かっていく話。
ああそういうことか!と張られていたヒントを確認しにページを戻りながら読んだ。
自分たちの世界も、どこかで知らないうちに影響を与えているのかもしれないな、と思ったりする。
門倉課長がお気に入りのキャラクター
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小さい人達の世界と私達の世界が、猪苗代湖でちょっと交わるファンタジーなお話。
本を半分程読み進めるまで、話の全容がなかなか掴めなかった。
あとがきで、猪苗代湖の音楽とアートのイベントのために書き下ろされたことを知ると、自分達が訪れた場所が舞台のお話だなんて嬉しいだろうなーと納得。
好きな登場人物は、謝ってばかりの門倉課長。
部下にもあっさり謝罪できるところ、家庭では奥さんにも子供にも頭が上がらないところ、何より宝くじのエピソード。
凄いことはできない、できる範囲で当たり前のことをしているだけ、とのんびりした雰囲気の課長さんが素敵過ぎた。
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なんだかよく分からないパートと、面白いパートと、混在してる感じが不思議だった。猪苗代湖には行ったことがないけど、きっと何かを感じさせてくれる場所なんだろうなと思った。
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猪苗代湖が舞台のほっこりストーリー。私自身も猪苗代湖に行った事があったので、あの穏やかで広々とした湖、それを囲むしっとりとした森の情景を思い浮かべながら物語を読み進めた。サクッと読めてほっこり幸せな気持ちになる一冊。