感情タグBEST3
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一貫して先を見る力が次のビジネスに必要である。そして国ではなくマーケット別に考えるところは今更ながら気付かされました。一つの業界の習慣にのまれないように先を見る力!
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御年80歳。日本をよくするための提言を数十年にわたってし続けているにも関わらず、いまなお変わらない政治への苛立ちが伝わってくる。
少子化対策、教育改革、国家論の3テーマ。
戦後に機能した教育と、今必要な教育は、当然ながら異なる。突出した個を育てる、個別カリキュラム、考える力を育てるなど。クリエイトの仕事に社会的な意義があることの確信を深めた。
タイトルと中身のギャップが大きい。いいことを書いているのに、本に手が伸びづらい。大前さんの著書の勿体無いところ(大衆向けに書いていないだけかもしれないが)。
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こういう提言をなぜ、政府は取り入れられないんだろう、と思うほど、キレた提言ばかり。結局は「やる気がない」ように映るけど、そんな政府を選んでるのはひとりひとりの日本国民なんだから、自民党公明党を指示する人が多いのは、茹でガエルの現状に頬かむりして現状を維持したいからなんだろう。
現状を維持するために、時代に合わせた変革をしなくては生き残りも難しい。
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大前研一氏の集大成的な本。企業参謀のコンセプトを国に当てはめる形で、提言する。まさに、自身が国家の参謀ならば、というRTOCS的な考え方。
基本的には、日本の根本的な問題は教育にあると捉えている。義務教育は、本当に無駄かつ誤った方向に向かわせている。北欧、韓国など各国の例も、国家ぎ向かう方向を明示的示しているし、アメリカのGifted and talented の制度こそ、国を挙げて戦うために最優秀、10パーセントの子供には特別な機会を与える。それが、将来のアインシュタインをうむのだと。日本は覚えることに力を入れて、考えることを捨てている。アメリカで、答えのある問いはほとんどない。幼稚園からそうなので、日本も変わるべきと思う。
経済活性化には、産業の育成がキーだが、日本は素晴らしいリソースがあるのに、地方に権限と予算がなか、自立していないのでもどかしい。広域経済圏の育成か徹底的なデジタル化が唯一の道と説いているが、中国など州ごとに競い合うことで磨いていくやり方はあると思う。
逆に、なぜ日本という国は大前研一という参謀を必要としていないのか。最高の国だなといつも海外から思う。だからこそ、意識ある戦いと、育成に自分も貢献したいと思わせてくれる良書である。
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キレキレの大前節、炸裂と言った感じですが、ご本人も書かれている通り何年も前から同じことを主張されており、既視感があります。大前さんの物言いもグチめいてきているような気がします。変われない日本、このまま世界の二流国になり果ててしまうのでしょうか。
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テーマの中では少子化問題が1番わかりやすく問題を整理できてよかった。一見既婚女性の出生率に目が行きがちだが実は出生率2を維持している。問題は結婚する人が減っていること。そこに加えて日本は子供を産むのは既婚者という戸籍制度に伴う前提条件が邪魔をしている。生涯未婚者の増加は女性の社会進出による年収増加に対して未だ女性が自分より高収入な男性を好む傾向が根付いてることが増加に輪をかけているという。であればもっと専業主夫や夫に育児のウェイトをおく家庭があっても良さそうだがこれも男尊女卑の名残の一つではないかと思う。
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言ってることは「その通り!」のことばかり。
これだけハッキリ政権批判を理路整然と出来る人は、なかなかいない。
大前さんみたいな人が、政治家になると良いんだけれど、、、
こんな優秀な人が若い時には、官僚にも、しがらみばかりで2世議員が蔓延る政治家にも、興味がなかったんだろうなぁ。。
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内容は難しいテーマで一筋縄ではいかないが、内容自体は分かりやすく書かれていて、今、日本がどういった状況に置かれているのかが、とても分かりやすく理解できた。
少子化問題
教育問題
国民国家問題
この3つのテーマで一つ一つ丁寧に説明されているが、じゃあどうしたらいいんだろうという答えを教えてくれる本ではないので、今を生きる現役世代にプレッシャーが重くのし掛かる、そんな内容だった。
自分はど文型なので、置き去りにされた感はあるが、子供を育てる教育者として、どのように子供に育ってほしいかという点については、とても共感したし、大変参考になった。
質問で相手から情報を引き出し、
それを持ち帰ってリサーチし、
仮説を自分で作り、
それを検証して解決策を導き出す。
これを何度も繰り返す。
そのうちに、いくつかは成功する。
必要なのは、0から考え、答えを考え出していく「考える力」
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大前さんの本は10年以上愛読しているが、今回も大きな主張は変わらない。最近の事例を取り上げて、その問題点をズバズバと斬りまくっているが、2017年あたりの本からはもう、変われないダメダメ日本に諦め気味な所も見受けられる。
師も齢79。相変わらず舌鋒鋭いし、納得させられる提言ばかりだが、やっぱりこのようなことを最も我々が考えて、行動していかないと、と思う。
そんな中では師も触れているが、メガリージョンの可能性として、日本の中では九州に注目していきたい。
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自分にとって一番大事なメッセージは「日本は変われない国になってしまった。」ということであった。私自身、政治にしても、諦めてしまっていて他人事になってしまっている。まずは私自身が変わっていかないと、と考えさせられた。
1、少子化対策は、まさにその通り。お金の心配があって、子供を多く産めないし、子供の教育資金の問題でリスクを取れない大人が多いだろう。
2、教育問題は、やっぱり子供は理系に強くすると決心した。そのためには、文系の私も変わると決心した。
3、国家の問題は、有能なブレーンを集め、その人たちを使い切る人でありたいと思っていたことを思い出した。いつの間にか、この大志を忘れていた。
自分が変わること、そして次の世代の子供達を導く存在でありたいと思った。
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マッキンゼー日本社長などを歴任した著者が現日本政権に対しての苦言と提案をまとめた本。なぜ日本は少子高齢化であり他国とくらべてどのように改善すればよいのかなど。
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・マイナンバーカードはゼロから作り直せの章が納得感があり良かった。
・他国参考に生体認証+シングルサインオンで簡単に対応できる。高齢者でも難しくなく利用できる。マイナンバーカードのパスワード4桁の方が煩雑
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<目次>
プロローグなぜこの国は変われないのか
序章日本人の給与を上げるには何をすべきか
第1章少子化対策
第2章教育改革
第3章新・地域国家論
終章マイナンバーカードはゼロから作りなおせ
エピローグいま求められる参謀の条件
2022/4/27発行
週刊ポスト(2019/12-2022/2)と向研会の講演の
まとめ本