感情タグBEST3
Posted by ブクログ
味の言語化を意識することで、料理をより味わえそうだ
味評価表現
うまいのかまずいのか
どのように
味覚表現
基本五味
甘
酸
塩、辛
苦、渋
旨
共感覚表現
視、聴、嗅、触
垂直、水平、奥行き
味まわり表現
素材、調理プロセス、料理、食べ手
時間、場所
シズル
肉を焼くときの音
食欲を誘うための表現
Posted by ブクログ
飲食店と同様、食のライターの世界もなかなか競争が激しい、とライターの友人に聞いたことがある。とっつきやすい分野だし、やりたい人も多いのだろう。
本書は「コク・キレ・のどごし」といった言葉の正体にせまったり、グルメ漫画、カレーやラーメンといったメジャーどころの用例…、さまざまなアプローチでプロの味の表現術を解説していく(最近よく使われている「生」という言葉の解説は腑に落ちた)。
SNSも食レポもやる予定はないのだが、適切な表現を探す行為はおいしいの理由を探すことにつながるなーと感じた次第。
もっとも、見た目、味、素材、製法…あれこれ考えすぎると、おいしい味も落ちそうだ。やはり食べる専門でいるのが気楽でよいのかも。
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<目次>
序章 ことばから味へ・味からことばへ
第1部 ことばの味~ことばから味へ
第1章 コク・キレ・のどごし
第2章 「生」の味と魅力
第3章 味の「宝石箱」のヒミツ
第4章 女の「うまい」・男の「おいしい」~男性しか「うまい」を言わないのか?
第2部 味のことば~味からことばへ
第5章 マンガな味~ジャンルに根ざした味覚の表現
第6章 カレーなるおいしさの表現
第7章 ラーメンな味ことば
第8章 お菓子のオノマトペ
<内容>
大阪市立大からの「味」の表現を追求した教授たちのラボラトリー。わかるような、ちょっと理屈っぽいような…。
Posted by ブクログ
普段何気なく使っている味ことば、あまり意識していないケースが多いが、その味ことばを分解し、様々な角度から味の表現方法を分析している。五感の働きを駆使した味の表現も多く、味ことばを意識することで五感が研ぎすまされ、よりおいしさを感じられるようになるかもしれない。
Posted by ブクログ
書評で知り、読んでみた。マンガや作品などから統計をとって、おいしい表現を客観的に知ることができる。お菓子の章は興味深く読めた。
分担執筆の学術書なので、一貫した考えのエッセイのように、面白く話を展開するわけではない。トリビアを紹介する趣旨でもないので、人によっては求める物と乖離しているかもしれない。