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やっぱり池上先生の本はわかりやすい!高校生を対象に書かれているとはいえ物足りなさがなく、かつわかりやすい。
「白系ロシア人」が白軍の生き残りのロシア人という意味だったの初めて知った…。ロシア国内で社会主義革命に反対する人たちの軍隊が「白軍」、日本はこの白軍を応援した訳だがロシア革命は成功し、白軍は壊滅状態に。そこでロシアに居られなくなった白軍のロシア人の一部が北海道に逃げて来た。
それにしても高校生たちも賢いな。リトアニアといえば杉原千畝ってちゃんと答えられるの偉い…。
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池上彰氏が2021年9月に都立青山高校で行った特別授業の講義録
高校生向けの講義録は加藤陽子先生の『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』や 磯田道史先生の『歴史とは靴である』など個人的にアタリが多い
本書もソ連と東欧の歴史、ゴルバチョフと冷戦崩壊、バルト三国、中央アジアの「スタン」国家群、ベラルーシとウクライナ、ポーランドとハンガリーとそれぞれの特徴に分けて講義されていてとても読みやすい
特に2022年2月のロシアのウクライナ侵攻後はその内容が肌感覚で実感される
良書
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東欧・旧ソ連の国々の政治的特色と関係がわかる本。ここ1年の国際ニュースを読む参考書としてかなり役立つ。プーチン大統領に関しては、著者はスターリンと重ねている部分が大きいようで、実際どうなのかわからないが、スターリンの政策については大分わかりやすく解説されていて、今の東欧・旧ソ連の抱える問題の背景が明確に浮かび上がる。また、第6章最後にあるように、『自分の国に引きつけて』考えられるよう導いていることが随所に見られる。良書。
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ロシアのことだけでなく、ロシアの周りの、東欧・旧ソ連の国々のことを知ることによって、より深くロシアを知ることができる。ロシアの周りの国々のことを知る機会はなかなか少ないので貴重な情報源。以前何かの本で読んだような気もするけれど、ロシアを一国としてまとめていくためには、やっぱり強いリーダーが必要とされているのだろうと、歴代のトップの面々を見ながら思う。
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普段あまり馴染みのない東欧やロシアについて、詳しく知ることができた。
特にロシアが取る行動の背景にある理由が分かった。
また、ハンガリー、ポーランド、バルト三国についても、初めて知ることが多く、学びが大きかった。
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ロシアのウクライナ侵攻の背景を知りたくて購入しました。池上さんの説明はやはりわかり易く、理解することができました。
また、今までほとんど分からなかった東欧諸国や、共和国内部について、歴史的な経緯から学ぶことができ、今の世界情勢につながりました。
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朝日新聞で寺島実郎さんの文章に触れ、ウクライナについて何も知らないのに型通りの姿勢に同調することは避けようと思っていた。
この本で各国の複雑な歴史、事情の一端を学べたことはよかった。
ロシアのしていることは到底認めることはできないが、ゼレンスキーも含め西側の国々も戦争の終結を目指してほしい。
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安定の分かりやすさ。
東欧の国々がテーマということで
「日本と違って民主化されていない・・・」
というトーンで話が展開されていたが、日本のどこに民主主義が根付いているんだろう、と、読んでいて恥ずかしい気持ちになった。
それ以外は、各国の基本的な性格がまとめられており、初学者に優しい書籍であった。
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さすが池上彰。仕事が早い。
加筆という形ではあるがウクライナ侵攻まで連綿と続く東欧の近代史がわかりやすい言葉で語られており、非常に読みやすい。話の流れの中で出てきた世界のポピュリズムに向かうメカニズムは興味深かった。
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さすが池上さんと思えた本でした。
とりあえずわからないことや学んでみたいことがあったら池上さんの本を探して、読んで、知識の基礎をつけています。
今回は今話題のウクライナの戦争について知りたいと思い、購入。
ヨーロッパ・ロシア・ウクライナの歴史を何も知らない私でもすごく理解ができました。
また、遠い国の事柄や問題ではなく
日本も歴史的にヨーロッパとは関係してることもあるんだな、とも知ることができました。
ヨーロッパの国々の親日国家の理由
第一次・第二次世界大戦などについても
改めて考えさせられることがありました。
地政学・ヨーロッパについて知りたい方には本当におすすめです。
歴史を知ることができたので
ヨーロッパの国々に行ってみたい気持ちもできました。
旅行をするにしても、歴史を知っているか知らないかで色々変わってくると思います。
ヨーロッパに行く際は歴史を感じながら探索してみたいと思います。
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2022/05/12
ロシアについての前作からさらに内容が充実し、ロシアだけじゃなく、ロシアと関係の深いヨーロッパの国々についても、ロシア(ソ連)とのつながりから、どうして現在のようになっているのか、今、東欧の地域では何が起こっているのか、それに起因するロシアとウクライナとの関係などについても、深く分かりやすく解説してくれている本です。
今まで何となく、あるいは全く知らなかったロシアと東欧の国々の分裂や併合などの歴史、宗教的な絡み、地政学的な考え方によるそれぞれの国のとるべき方針のぶつかり合いなど、現在の事象として表出している問題点にうまく理解が繋がるように解説してくれています。
一度読んだだけだと半分くらいしか理解できていない気がするくらいヨーロッパの歴史は複雑なので、何度も読み込みながら理解していきたいなと思いました。
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ロシアがウクライナに侵攻した後に書かれた本なので、このあたりの経緯を知りたい人にとっても良い本だと思う。ロシアのみならず、その周辺国についても詳細に説明しているので、東ヨーロッパについて興味を持っている人にも良いと思う。
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〇ロシアの目的:「不凍港」と「緩衝地帯」の獲得
⇒ロシアの南下政策から守るため緩衝地帯として日本は「満州国」を作った?
〇ソ連維持のための「〇〇スタン」
⇒「〇〇スタン」という国名は「何々の土地・国」という意味。
ソ連はできるだけ連邦の国を小分けにして、連邦内の国が団結しにくくした。
未承認国家が複数あるのも、このため。
⇒ソ連は連邦国家であり、本来「分権」されるはずなのに「中央集権的」的な要素が強くなるという矛盾が発生
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決して油断するわけではないけど、人としてまともではないことをしたことがない国はないのではないかと思えるくらい、各国に複雑な歴史があるということがわかる。
自分にできることは何か。世の中のいろんなことに広く関心を持って学ぶこと。よその国、だけでなくお隣さんや同僚や妻も含め相手の立場で考えること。と、「お互い様」の気持ちを持って許すこと、大人のつきあいをすること なのかなと思った。
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地図を見ながら読み進めると、かなり理解が深まった。
バルト三国、東欧、中欧、スタン国。。。
最低限の情報と、特徴的な国家元首やイベントをコンパクトにまとめることで、クドくなく、サーッと読めた。
やはり、池上さんは、すごい!
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非常に勉強になった。ロシアがウクライナへ侵攻し戦争が始まったことで、ロシアと東欧の歴史を知りたいと思い、購入しました。歴史を知れば、現状をなお知ることができます。読みやすいので、違う国のも読んでみようと思います。
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■ Before(本の選定理由)
このシリーズを読むのは4冊目。奇しくも、ロシアのウクライナ侵攻で地殻変動が起きている東欧諸国のことをもっと知りたい。
■ 気づき
毎度ながら分かりやすい!講義を実施した都立青山高校の生徒もよく予習していて質問の精度がもの凄い。ロシア側の思考・背景は同シリーズのロシア編を以前読んだが、そんなロシアや、旧侵略国のドイツと不運にも挟まれている国々の様子を詳しく知ることができた。スターリンの悪行は実に深刻。トラブルの火種を思いつくと、民族毎カザフスタンに移住させ分断を生み出すようにした。
■ Todo
今回のロシアによるウクライナ侵攻は悲劇であるが、酷い国と貶すだけでなく、なぜそのような事態に至ったかの背景を理解しようとすること、物事を多角的に捉えて自分の行動を変えることが肝要。
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わからないことは、まず池上さんの本を読んでみる。
いつもここで大枠を捉えて分かった気になってしまうのだけど、今回は更に深いところまでいろんな本を読んで思考を深めたい。
池上さんって、長野出身なのか。
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旧ユーゴスラビアやアフガニスタン紛争など、名前は知っているものの深い知識を持っていたわけではなく、東欧や中央アジアについての知識を深めたかったので丁度よかった。
このシリーズはほぼ欠かさず読んでいる。歴史に学ぶことができる良いシリーズだと思う。
Posted by ブクログ
東ヨーロッパの国々は地理的にも遠くてあまり馴染みがありませんでしたが、想像以上に知らないことが多くて勉強不足を実感しました。各国の歴史を丁寧に追っていくと、今まで繰り返されてきた悲惨な歴史の連鎖を断ち切ることは、一筋縄ではいかない難しいことであると感じました。