【感想・ネタバレ】機捜235のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

初めて機動捜査隊というものに触れました。事件の初動捜査に関わる組織だと学ばさせていただきました。
短編集なのでとても読みやすかったです

0
2024年04月12日

Posted by ブクログ

この小説は、若手警察官の高丸巡査部長と、間もなく定年退職を迎える「ベテラン」縞長巡査部長のコンビが、様々な事件や事故に遭遇し、犯人を発見・確保していく物語。縞長部長の豊富な経験と「感」から、高丸部長は多くのことを学んでいく。特に、縞長部長の「亀の功より歳の功だけじゃないんだな。人生、幾つになっても勉強だ」という言葉は印象的です。

一方で、作品は現代社会における「使命」と「責任感」の欠如、特に政治家の「闇金」問題に警鐘を鳴らしている。国民のためではなく自分のためだけに行動する政治家の存在は、日本の将来に不安を感じさせる。全体として、本作品は若手警察官の成長と、社会の抱える問題を描いた作品といえるでしょう。

0
2024年04月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今野敏さんの新シリーズ。

機捜ということで読んでみました。
『MIU404』が好きだったので…(*^^*)

機捜の高丸が新しく相棒として組むことになったのは
白髪頭のロートルと思われる縞長だった。
がっかりする高丸だったが、
縞長は見当たり捜査班で鍛え抜かれた目を持っていた。

この設定は面白かったし、読みやすくてさらさら読めた。
短編集のような形で、いくつもの事件を次々に解決しながら
相棒としての絆が生まれていくのも気持ちよかった。
ただこの形だと、こんなに指名手配犯に会えるもの?と
(フィクションなのに)感じてしまって、多すぎる気もした。

この二人のがっつり長編の作品も是非読んでみたい。

0
2023年01月23日

Posted by ブクログ

警察小説の魅力、推理・サスペンス!とは真逆(?)のほんわかほんのりストーリー。それでいて読後の圧倒的な満足感よ!
ホント今野さんは懐深いなぁ。元コンビとの絡みも含めて続編が楽しみです!…文庫になるまで待ちます(^_^;

0
2022年07月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

渋谷署に分駐所を置く警視庁第二機動捜査隊の高丸に新しい相棒が着任した。
定年間近の縞長という男は体力的にも厳しそうに思えてうまくやっていけるか不安な高丸。
しかし縞長は元見当たり捜査官という経歴の持ち主で…。

内容がまとまった短編で読みやすい。
一話ごとに高丸と縞長が距離を縮めて相棒になっていくのが良い。

0
2022年05月16日

Posted by ブクログ


先日読んだ作品に比べて主要な登場人物が少なくて良かった。また、短編集でテンポも良い小説だったので、読みやすかったです。ただ、他の方も書いていますが、指名手配犯をシマさんが次々と見付けてそれが逮捕に繋がっていくのは、現実的にはあまり有り得ないだろうなぁと思うけれど、小説として読む分にはいいんじゃないかと思います。

0
2024年04月19日

Posted by ブクログ

短編集であり、内容も軽いタッチなので読みやすかったです。
指名手配者が次々と現れ、次々逮捕していくため、もはやコメディ感覚の警察小説でした。

0
2024年02月19日

Posted by ブクログ

 警視庁第二機動捜査隊に所属する「235」の活躍を描いた9編からなる連作短編集。
 この機捜車235に乗って日々任務にあたる高丸という中年警官の視点から全てが描かれている。たまたま職務で負傷した相棒に代わり、新しく相棒になったのは白髪頭の定年間近のロートル。機動力がものを言う機捜では、これでは手柄もあげられないと思いきや、実はこの新相棒は警視庁の見当たり捜査班に所属した経歴の持ち主。
 機捜のスピード感に元見当たり班の眼が加わり、思わぬところから犯人を検挙していく。
 ただ短編だからか、何となくストーリー展開が読めてしまうこともあり、後半はあまり新鮮味はないかもしれない。

0
2023年09月10日

Posted by ブクログ

今野敏氏の警察小説。一口に警察小説と言っても、さらに様々なジャンルがあるが、本作は機動捜査隊に焦点を当てた。機捜は二人一組で行動し、多くは若手である。しかし、34歳の主人公・高丸の新しい相棒は定年までもう少しというロートル・縞長だった。ところが縞長は見当たり捜査班出身で、その能力を生かして活躍。そんなに上手くいくものかという気はするが、面白く読めた。連作短編の形で読みやすかった。

0
2023年07月30日

Posted by ブクログ

渋谷署に分駐所を置く警視庁第二機動捜査隊所属の高丸。
公務中に負傷した同僚にかわり、高丸の相棒として新たに着任したのは、
白髪頭で風采のあがらない定年間際の男・縞長だった。
しょぼくれた相棒に心の中で意気消沈する高丸だが、
実は、そんな縞長が以前にいた部署は捜査共助課見当たり捜査班、
独特の能力と実力を求められる専門家集団だった……。

0
2023年04月09日

Posted by ブクログ

【2023年29冊目】
機動捜査隊、通称「機捜」の高丸と縞長の話。最初は年の差からぎくしゃくしていた二人が徐々に相棒になっていくところが可愛い。縞さんは絶対秘めたる凄さを持ってるだろうなと思ってたら、案の定で途中からはもう「縞さん~!」って感じでした。いくつかの事件が短編で書かれているので、するすると読めました。

0
2023年02月18日

Posted by ブクログ

機捜(機動捜査隊)って、名前のイメージと裏腹に、下働き的存在なんですね。そこへ見当たり捜査班出身のロートルが配転されて、巡回捜査中に指名手配犯なんかを見つけてしまうというお話。

短編集であったが、コンビが1編ごとに関係性を深めていくという、まさに連作短編。自分は見ていないが、テレビドラマにもなっているらしい。
警察小説エンタテイナーの真骨頂ですな。

0
2022年12月01日

Posted by ブクログ

機捜235シリーズ第1弾。

若手の配属が多く警視庁捜査一課刑事への登竜門という位置付けのある機動捜査隊に57歳のロートル巡査部長・縞長が配属になる。コールサイン「機捜235」の車両の相棒となった高丸巡査部長目線で描かれる9つの短編。

当初シマさんと組むことに落胆していた高丸が、見当たり捜査のプロであるシマさんと共に仕事を続けて行く過程で、機捜の捜査員としての、そして警察官としての自覚を得て成長していく姿が清々しい。

ダメな刑事だったというシマさんが、背水の陣で臨んだ捜査共助課で、人一倍の苦労をして辿り着いた見当たり捜査のプロという立場。そう、いくつになっても人は成長できるのだ。

短編一つ一つは短めで、事件も呆気なく解決されうまく行き過ぎの感は否めないが、事件ものとしてではなく、バディもの、高丸&シマさんの成長ストーリーとしての面白さがある。
刑事たちには馬鹿にされがちな機捜にも彼等の矜持があって、今野敏の新しい警察シリーズとして楽しみな作品です。

0
2022年08月30日

「小説」ランキング