感情タグBEST3
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有頂天家族二作目。もう一度一冊目を丁寧に読み返したい。ファンタジーなんだけれど置いてけぼりにされないありそうな世界観がとても好き。毎度読むたびに、京都のあの独特の雰囲気が読むだけで伝わってきて、没入できるのがとてもいいなと思わされる。
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狸や天狗が誇りと命をかけて繰り広げる大騒動は相変わらずスリリングで可笑しい。
赤玉先生と二代目、二代目と弁天。それぞれのガチンコ対決に漂う焦燥感はなんとも言えず、赤い毛で結ばれた2組の純愛はとっても愛おしい。「健気さの途方もない無駄遣い」この表現好いですね。
ドタバタ劇の中、家族愛が大きな柱となって温かさが終始流れている印象。
個人的には矢二郎推しが更に深まりました。
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今作も終わりに近づくにつれてまた大きなドタバタが待っているんだろうなぁってページをめくるのが楽しかった。毛玉が転がってるかと思うと想像してにこにこしちゃう。矢一郎と玉蘭が矢三郎と海星を助けに行く兄弟愛とか、銀閣に優しい子だっていうお母さんとか、まだ未熟な二代目と弁天、結局天狗の威厳見せちゃったり矢一郎・玉蘭に幸せになれっていう赤玉先生、、なんかもうみんな愛すべきキャラクターで、思い出せば出すほど可愛いなぁが溢れてきてしまう…。
矢三郎は言わずもがな、機転が効いて肝が据わっててとにかく阿呆である。いつも心に矢三郎、住まわせたい。
ますますこの家族めっちゃ好き、続編が待たれる。
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狸界の破壊的なドタバタコメディー。
個人的にとってもツボだったのは(何度か出てきた表現だったと思うんだけど。)「幼き毛玉だった頃」っていう言葉。ピンポイントで心を掴まれてしまいました。
毛玉と愛も物語
狸には毛玉それぞれの吟持があって、天狗も人も、それぞれが想いを持って生きている。好き勝手して面白い事だけをしているようで、実際にはそれぞれが誰かのことを想って行動している。そんな毛玉の愛溢れる物語でした。きっと、まだ続きがありますよね。
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気持ちの良い森見登美彦ワールド。前作「有頂天家族」に引けを取らない超大作。前作より成長したものたちと新たな登場人物でワクワクが止まらない!京都を中心に織り成す毛玉(たぬき)と天狗と人間のドタバタストーリー
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面白きことは、良きことなり!
森見登美彦作品のテンポの良い詭弁とか作品同士の繋がりとかが遺憾無く発揮されている上に、たぬきの描写が本当にずっと可愛くて良かった。
「有頂天家族」から続投のキャラクターたちも魅力的で、どうしようもない老天狗の赤玉先生や堅物長男の矢一郎が最後の最後にかっこいい。
個人的には矢三郎と弁天で締める終わり方が前回の明るい雰囲気とは対称的なのが良かったと思う。
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有頂天家族第二弾。阿呆の血が濃い狸の下鴨一家と暮らす京都の雅かつ愉快な一年。個人的にはこのシリーズの天狗たちにあまり興味を抱かないが、終盤の赤玉先生には何故だかジンとさせられた。本書の目玉は狸乙女である玉瀾と海星。2頭ともいじらしくて愛くるしくて堪らん。次作では矢二郎と星瀾の赤い毛が絡まり合う様も拝みたい。
二代目は強いのにどうしたいのかわからなかったり、弁天も謎めき過ぎていたりともう少し天狗の心の裡が垣間見えれば、天狗と狸が程良く絡まり合い良い塩梅になったのではと思う。
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今作は、下鴨家の阿呆兄弟それぞれに転機が。弁天にも変化の兆しが。
作者のあふれる京都愛で活写される狸と天狗と人間の大騒動。読み手も笑ったりしんみりしたりほっこりしたりワクワクしたりと忙しい。でもとても優しい物語。
毛玉たちがのちのち歩く3作目が早く読みたい!
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やっと、やっと読んだ!!!
流石は森見登美彦先生、前作に引き続きオモチロキ作品だった。けど最後はちょっと雲行き怪しげかな?
夷川早雲たちの陰謀としぶとさ、赤玉先生と二代目との間にある確執、矢一郎と玉蘭の逢瀬→結婚などなど。狸への愛と不思議に溢れた小説だった。早く続きを読みたいので書いてくれぇ!!頼む!!!
面白い
ただ面白いだけでなく、知性と家族愛と優しさとクレイジーさを兼ね備えたエンターテインメント!森見登美彦は天才だ。最近は路線が変わってきているように思うが、ずっとこういう小説を書いてほしい。
つまりは私達が追い求めるのは愛すべき阿呆というキャラクターたちなのだ。
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森見登美彦さんの狸小説第二弾。三部作とのことなので、続編も今か今かと楽しみにしている。
一作目に引き続き軽快なテンポ、思わずクスッとする言葉のやり取り、けしからんライバル狸とのいざこざ、新キャラ二代目がもたらす波乱、そして最後には必ずスカッとさせてくれる爽快な読後感。どこをとっても素晴らしいエンタメ小説だ。
有頂天家族 二代目の帰朝
アニメを見て、原作を読みたくなり購入しました。一作めも読みましたが、二作めの方が登場人物の関係が面白かったと思います。三部作との事ですので、三作めに期待大です。
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狸たちが愛らしい。天狗たちも憎めない。前作に続き新キャラたちも登場。恋愛模様や家族の絆があり、毛玉達の成長が見られ、最後はやっぱりドタバタ。阿呆の血はステキだなあとつくづく感じる。
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狸の家族たちの物語、続編。
阿呆の血がしからしむところ!相変わらず狸の皆様も天狗も人間も楽しそうで何より。雷が鳴ったらお母さん所に家族が集まるの凄い好き。後赤玉先生の株が上がる。後半の怒涛の展開で読む手止まらん!
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久々の森見ワールドを堪能。
その世界は混沌としていて、私などでは感想なんて書けない。
ただ面白かったということと、なんだか寂しいラストシーンが印象的。
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いやぁ、狸たちの悲喜こもごも、愛らしいですね。
天狗がいたり、狸たちが化けて普通に街を闊歩してたり、奈良とか京都ってそういうのがありえそうですw
下賀茂神社とか今度行ったら別の目線で見てしまいそうです。
ただの阿呆だけではない矢三郎もそこそこ見えて、カエルの次男も井戸から出てきて。恋をしたり結婚したり、、、変わっていく狸たち。
二代目と弁天とか、四国の狸との交流とかも今後も続いていきそうで楽しみだなぁ。
狸って何年生きるんだっけ。。。と思いながらも。是非狸鍋にならずに生き残っていただきたいです!
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狸が化け術を駆使して京都を縦横無尽に走り回るお話の第2段。
そんなあからさまに翻弄されて良いのかよ、と色々と突っ込みたくなる部分が多々あるが、狸なんで馬鹿なんですという設定も相まって、そこら辺含めて楽しめる作品。
1作目とテイストは変わらなかったかな。
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実に見事な二巻だった。二代目の帰朝とは赤玉先生の二代目であり、夷川の二代目であり、下鴨家の二代目のことでもあるんだろうな。退場したかに思えた先代達に変わって二代目たちが活躍する話かと思いきや、先代もまだまだ負けてないぞとばかりに出張ってくる。一巻であまり触れられなかった海星やその他の問題にもきちんと解答がでて、ようやく役者の準備が整ったような感じ。いつ出るのやらわからないが、続編も楽しみだ。話の筋としては、舞台説明を含む一巻を下敷に流れをなぞっていくようなイメージ。序盤の平和な物語でも最後に向かって不穏な雰囲気を上手に配置していく文章力が素晴らしい。
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老いぼれ天狗・赤玉先生の跡継ぎである二代目が英国より帰朝。狸界は大混迷し、平和な街の気配が一変する。しかも「金曜倶楽部」は恒例の狸鍋の具を懲りずに探している…。毛玉物語、再び。
続きが気になる。
ちょっと暗かった
一作目がかなり爽快な内容ですっきり満足感で読み終えたのであそこで完結でもよかったくらいですが、続編があることはうれしい。
ただ2作目は少し内容が暗めで作者の心の疲れが作品に出ているのだろうかと無駄な心配をしてしまいました。
3作目はぜひ明るく楽しいストーリーと結末を!
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前作がとても好きだったので、本作の前半部分は少し物足りなく感じていたのだか、終盤から怒涛の勢いで物語が動いて読む手を止められなかった。
とりあえず、狸が愛くるしい。
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前作同様とても面白かったです。恋の要素が強く出ており、狸たちの新しい一面が見られたのが嬉しかったです。3部作予定とは知らず、終わり方に驚きました。次作はそろそろでしょうか。楽しみです。
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毛玉シリーズの二作目。有頂天家族の一作目を読んだのは割と前だったので、内容を忘れかけていたが、二作目を読みながら記憶が蘇ってきた。
今回もやんちゃで無鉄砲な矢三郎が活躍するお話。恋愛色も強いのでときめいた場面も多かった。特に今まで海星が矢三郎に姿を見せなかったのは、海星を見ることで矢三郎の化けの皮が剥がれてしまうからだと分かったところは海星の健気さが可愛くってキュンキュンした。
一作目では無双状態で負け知らずだった弁天は二代目との戦いに敗れたことで、大分人間らしくなったと感じる。狸たちの家族の絆、そしてなんだかんだ尊敬されている赤玉先生に対比されて、より弁天の孤独さが際立つ。
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森見登美彦さんの作品にはずれなし!でした。
ストーリー展開や表現方法、キャラクター等が、とても魅力的で、グイグイ読んでしまいました。
ぜひぜひ読んでみて下さい
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とにかく長い!ので根気を持って、でも時間を空けて読んでも大丈夫。いつでも京の街にワープできる。相変わらずアニメ映えしそうなド派手なアクションシーンが楽しい。神社で執り行われている結婚式は実は狸達の式かも、と思うと楽しい
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「阿呆の血のしからしむるところ」
狸と天狗とちょっぴり人間のお話
大天狗、赤玉先生の息子であり天狗を継ぐはずだった二代目が京都の街に帰ってきた
天狗やら狸やら皆阿呆ばかり
馬鹿馬鹿しくてだけども愛おしくて
狸を毛玉と称するのもかわいらしい
森見ワールド全開
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『有頂天家族』の続編。『有頂天家族』は読んでいないので比較はできないが、『有頂天家族』に比べるとシリアスな内容なようだ。ユーモアたっぷりで軽く読める作品と、途中までは思っていたが、最後の方でだんだん切なくなった。今後、続編は出るのだろうか。