【感想・ネタバレ】英語の新常識(インターナショナル新書)のレビュー

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Posted by ブクログ

英単語の時事問題

英単語には時事的な背景知識のいるものがあるが、本書はそれを杉田敏先生が解説していくもの。一つ一つの解説に事実に裏付けされた客観的な説明かつ著者の機知が込められており、読んでいて飽きない。英語圏のニュースや歴史に造詣が深くないとおそらくこの本は書けないだろう。数年に1回はこのような時事英語ネタ系の本は読まないと背景知識がつかない気がしたので、そのように心がけたい。

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2022年09月19日

Posted by ブクログ

 この本は、英語をある程度勉強した上級者にとって、若者が使う言葉やLGBTなどの多様性を踏まえた英語の最新のトレンドを知るための最適な書籍でした。ジャンダーやスラングからコロナ・IT化による言語の変化などトピックは多岐に渡り、情報量も豊富なので、何度も読み返して気になるポイントを探っていくこともおすすめ。

 個人的には日本にいるとまだまだアメリカの潮流を感じることは少ないと感じていますが、日本でも例えば、報道機関が「女優」という単語を使わずに「俳優」に統一したことも、ジャンダーの多様性に配慮したのかなと。
 ただ、行きすぎた配慮のため、不要な枝葉まで気を使っている感も否めません。人権の固有性・普遍性に含めるならばいいが、本当にそこまで人権として含んでいいのか。自由と多様性を尊重するアメリカならいいかもですが、日本ではもう少し慎重に議論すべきという意見もあるのでそれについては分からなくもないです。

 単に英語を勉強するだけでなく、社会情勢の勉強にもなりました。

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2023年10月02日

Posted by ブクログ

何度も途中で投げ出したNHK「優しいビジネス英語」の講師だった杉田さんの著書。ラジオの中でも時々言ってましたが言葉は時代により動くもので、それがインターネットで加速しているのがよくわかります。
が、それよりも最初のほうに書いてあった「英語を勉強する時間がないというのは他のことを優先しているだけ」という言葉のほうがインパクト大で。
英語の時間、ちゃんと作らないとな。

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2023年01月05日

Posted by ブクログ

ダイバーシティなどの観点で英語の表現も色々変わっていることを再認識しました。
学校教育の英語のまま英作文してると文法は合っていてもアウトになるかも、英語で文章書くことがある方は一読しておくとよいのでは。

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2022年06月28日

Posted by ブクログ

日本にもブラック企業があるようにblackにはマイナスのイメージがあるが、人種問題への配慮から、black marketをunderground marketを言い換えることもあるとのこと。日本では以前からアングラという言葉が使われており、日本の後追いのような形になった。

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2022年06月12日

Posted by ブクログ

数年前から、杉田先生のビジネス英語を聴いていたので、書店で見つけた瞬間に購入しました。印象に残ったのは、「語尾変化のルールに変化をもたらしたvax」です。ワクチンを意味する口語とのことですが、そこから、anti vaxxer,vax skeptics など、いろいろな単語に派生しているようです。コロナ禍を象徴する現象です。数年前に、タイム誌で、Instagramable という語が使用されていたことが、かなり昔のことに感じ、年々言葉は変化していくのだと実感しました。また、ain'tという単語が、ずっとわかったようでわからない印象でしたが、一般動詞、be動詞、現在完了の否定文に使われ、あまり多用しないように親が子どもに教えている実情がわかり、長年の疑問が氷解することもありました。他にも多くの発見があり、役に立ちましたが、つれづれなるままに、あちらこちらにテーマが飛んでいくような文体で、多少の読みづらさはありました。それでも、テーマが多岐にわたり、興味深く読むことができました。最近の英語の変化に興味がある人におすすめです。

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2022年05月23日

Posted by ブクログ

NHKラジオの実践ビジネス英語で講師をされた杉田敏先生の著作です。最近の英語における変化や学習法についての話など、自分と英語との関係を振り返ることのできる著作だったと思います。
英語学習は地道な取り組みが必要なことと、最新の情報にアンテナを張り続けることの重要性が強調されていて共感して読んでいました。特にジェンダーや人種などに関する表現には、想像以上に注意が必要だと再認識できました。

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2022年02月07日

Posted by ブクログ

なんと言うか、新しいけれども懐かしい感じ。
でも学ぶ事は大切と再認識。

あとがきの記載が正にそれ:
「未来学者のアルビン・トフラー(Alvin Tofller)氏(1928-2016年)は、「学び、学んだことを忘れ、再び学ぶ」(learn, unlearn and relearn)ことの重要性を、著書『未来の衝撃』(Future Shock)の中で強調しました。「学んだことを忘れる」というのは、知識をどんどん得てもそれにしがみつくのではなく、その知識を捨ててみる、そしてまた新しい知識に挑戦するという意味です。ヘビが脱皮したり、塗装をし直す前に、古い塗装をはがしたりする作業のようなものです。」

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2024年06月06日

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