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Posted by ブクログ
本の中にも出てきた『星夜』がきっかけでキム・ハナさんを知って以来、彼女の声や話し方がとにかく大好きでよく聞いてる。その声や話し方が、きちんと考えられ調整され、そして彼女が今まで積み重ねてきたことの上にあらわされるものなんだとわかってますます好きになった。言葉は半分もわからなくても、人柄や心は伝わるものなんだな。
ことばを「話す」ために必要なこと。自分を知ることと、相手を知り礼を尽くすこと。
何度でも読みたい本。いつも手の届くところに置いておこう。『力を抜く技術』も翻訳してほしいな。
いつか原書を読みチェキラウトをちゃんと聞けるようになりたいので、韓国語を根気よく勉強し続けよう。
Posted by ブクログ
非常に勉強になった。タイトル通り、話すことを丁寧に紐解いている。
元々「話すこと」に苦手意識があり、それを克服していったからこそ、全てのステップが丁寧。
①心を開くこと
②力を抜いて話すこと
③プレゼンテーションの仕方
④対話、コミュニケーション
⑤主張の仕方 などなど
私も内向的な性格なので、共感する部分と納得する部分と多くあり、面白い。
後半にある「主張」のパートには、「フェミニスト・ファイト・クラブ」のようでありながら、同じアジア人であるため、アドバイスがスっと入ってきやすい。(米系のものは、ファイトが強すぎて、私的には非現実的に感じてしまう。)
また、後半にある社会的弱者に対する配慮についてはハッとさせられるところも多かった。
病気=不幸、悪いこと という健康プレッシャーについてもキムハナさんと同じく目からウロコの考え方だったし、
社会的アップデートに無頓着な人に対する「『それじゃあ何も言えなくなるよ』みたいな言葉をあっさり言い放つ中年男性の上司みたいな人達……」とバッサリ言っちゃってるのも気持ちよかった。
比較的、私は
・皆まで言えない、言わないタイプ(口下手)
・他者へ心を閉じがち
・インポスター症候群ぎみ
なので、きちんと性格矯正をしていきたいと思った。
Posted by ブクログ
「女ふたり、暮らしています。」以来のキムハナさん。訳の力もあると思うけど、この人の文や考え方いいなあ。これはお話ししてたり聞いてるの楽しくなってしまう。
その理由の根底は、相手を尊重してるところなのかなあ。チョ(〜調)が生じないように、「いつも初めて伝える言葉のように真心を込めて話したい」という考えが素敵だなあ。
Posted by ブクログ
話し方についてのエッセイ。
話す人は演奏者である
演奏するとは、話す時のスピード、発音、音程を調節して綺麗な声を出す努力をすること。
「間」は音楽にすると休符である。適切に休符を置かないとリズムはうまく生まれない。
とても納得いく例え話だと思いました。
緊張しない方法も、参考になりました!
Posted by ブクログ
新たな気づきをくれる本。
エッセイのような作りで作者が気張らずに思うこと、感じることを綴りつつ、話すことについて深めている一冊だった。
深く共感したこと
・話すことを教育の中で教えるべき
・話すことも力を抜くことでうまくいく、相手の気持ちを考え全員の気持ちを考える
・何度も繰り返す言葉はいかに機械的になりやすいか
・相手を傷つけない言葉、話でいかに面白くするか?
自分で取り組もうと思ったこと
・マンダッコ=なんのために?は問い続ける
・自分の好きなことってこうやって周りの人を喜ばせることだった!!!
・今の仕事で話す機会は多い、私ももっと話すことを極めよう、と思った