【感想・ネタバレ】すごい神話―現代人のための神話学53講―(新潮選書)のレビュー

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Posted by ブクログ

神話はすごい。いやすごいから神話になったのか。とにかく神話には物語や歴史や音楽や映画や詩や宗教や科学など、いろんなものの母型が含まれていると感じた。神話の世界までさかのぼれば洋の東西などないのだ。

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2023年08月10日

Posted by ブクログ

なかなか面白かった。
神話と現代の漫画やゲームを読み解く本。鬼滅の刃やマトリックスなど。
日本の神話とインドの神話、ギリシャの神話、その他の国々の関連性もわかって面白い。

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2022年10月08日

Posted by ブクログ

神話というとギリシャ神話や、古事記・日本書紀、はたまたラブクラフトなどを思い浮かべられる。
しかし神話はそれだけではない。
奥深く、そして離れた場所の神話であっても、共通点を見出すことができる。

第一章では「神話で世界を旅する」と言う副題の通り、さまざまな国や地域の神話が紹介される。
バナナ型神話、とは面白い名前だが、これは人は必ず死ぬ、その理由を説明したものとなる。
ここで、鬼滅の刃が登場してくるのはファンとしてはたまらない。
『百万回生きたねこ』の物語も登場する。
エロスとタナトスは表裏一体、この言葉が数多の物語が私たちを感動させ、心振るわせる理由のように感じた。

第三章の「女神と女性の物語」は興味深い。
イヴやマグダラのマリア、アルテミス。
どれもお馴染みの人物だ。
女性が神話に出てくる場合、境界を示していたり、呑み込むことを示唆していたり、直接的に処女性や少女性を示していたりする。
著者はあえて詳しくは踏み込んでいないが、なんとも納得し難い物語も多くある。

本書はさまざまな神話を通して、神話やその意味に興味を抱かせる。
あまりメジャーではない地域の物語にも面白そうなものがたくさんある。
著者の作品についても随時読み込んでいきたい。

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2022年09月25日

Posted by ブクログ

神話類型を身近なところから学ぶにはいい一冊。インド系の話が特に充実しているし、巻末の参考文献も便利。次は何を読もう。

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2022年09月24日

Posted by ブクログ

過去、世界各地の文明は、それぞれに神話を有していました。そしてそれは現代にも受け継がれ、また現代は現代なりの神話が語られてもいます。それぞれはお互いに離れ離れに独立しているはずなのに、何か似たような話、影響を与え合っているような繋がりがあります。本書では世界の古今東西の神話の類型について、テーマ別に53の講義として紹介されています。言葉と音、女神と女性、インド神話。各地の物語を知ることで、世界の広さと深さ、その魅力を知ることができます。「神話学」という学問への興味の入口として、楽しんで読ませていただきました。

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2022年05月28日

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