【感想・ネタバレ】徳川15代将軍 解体新書のレビュー

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Posted by ブクログ

 徳川十五代将軍を順番に紹介解説したもの。学校の授業では、江戸時代は将軍よりも、その為政中の出来事や改革の内容や推進した人物が中心で教えられるものであるが、こういった将軍で紀伝体式にまとめてみると、意外に逆に時代の流れがわかりやすくなった一面もある。
 それにしても当時は将軍の子供とは言え、死亡率がなんとも高いというのは感じたことだ。多産多死の時代なのであろうが、栄養不足やら医療の不備やら、もしかすると血縁関係の濃さなども要因としてあるのかもしれない。
 また将軍が幼すぎるときや、暗愚であってもしっかりとした政治制度があり、官僚、優秀な部下がいたら政治は邁進していくのであることを、改めて思わされた。

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2023年04月23日

Posted by ブクログ

流石に15代もいると知らない人ばかり。それにしてもお世継ぎ候補を含めた、将軍回りで病死する人が多いことか。これがその当時の人々にとって普通だったのか、あるいは政治的意図がからんだ結果なのか、疑問に思ってしまうほど。今の議院内閣制でも少し当てはまるところがあるけれど、平和な時代に官僚制がしっかりしていると重責を担うべく地位に無能な人がいても、なんとかなっちゃうところが面白い。それぞれに個性があった面白かった。

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2023年02月20日

Posted by ブクログ

 いつも聞いているpodcastの番組に著者の河合敦さんがゲスト出演して紹介していました。
 最近、以前教えられていた日本史の通説の見直しが話題になることが多く、そういった新たな史実を紹介している著作もよく見かけます。本書はそこまでインパクトを追及したものではありませんが、対象を「歴代の徳川将軍」に絞って、その一人ひとりにつきかなり細かなプロファイルやエピソードにも入り込んで一覧に書き記したチャレンジングな著作です。

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2022年09月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

260年以上続いた徳川の時代がどんな風に受け継がれていたのか、とても興味深く感じていました。
一人一人の話は、ざっくりとした感じで”こんな人だった”的に描かれて、歴史初心者には混乱する場面もありました。

他の歴史小説やドラマ等を見る時には、かなり参考になるのではないかと思います。

全員の話を知っているわけでもないので、この本を読んだ限りですが、私の推しは”吉宗”か”慶喜”
両極端だったかな。

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2022年08月27日

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