【感想・ネタバレ】お医者さんとお花屋さんのまいにち交換ノートのレビュー

椹野道流 / 黒沢要

[ブクログ · ★★★★☆]

二組のカップルの一年の記録。
甫先生と九条さん、甫先生の弟の遥君、理学療法士で遥君のパートナーの深谷。
四人が交代でその日の出来事や思いを書き留める方法は斬新。
前編があるようで、こうなったいきさつは分からないけど。みんな可愛い、素敵な恋をしていて、日々の暮らしがほんわかして憧れる。
なんだかよく分からないけど、読んでる途中、私自身の仕事のことを思いだし、なんか分からん怒りが込み上げて、自分がびっくりした。
花を愛で、美味しいご飯を共に食べる。
パートナーと一緒に四季を楽しむ日々、素敵です。
きな粉好きの私は、きな粉がたくさんまぶされたコッペパン、食べたくなりました。
ボーイズラブ物語とは知らず読みましたが、
あわただしく暮らしていると、つい忘れがちになることを思い出させてもらいました。
毎日を丁寧に生きる。
自分をパートナーを大切に････

[ブクログ · ★★★★☆]

今まで文庫だったので、レーベル無くても文庫サイズだと良かったなぁ。
サイズの都合上、他の本と並べられないのが辛い。

[ブクログ · ★★★☆☆]

男性カップル2組の日記風のやり取りが珍しくおもしろく読めた。
四季を通して、丁寧な暮らしをしているなぁ。
ほっこり。

[ブクログ · ★★★☆☆]

仲良く暮らすフラワーショップ店主の九条と医師の
甫。ふたりの家には、甫の弟・遙と甫の部下である
深谷も時々遊びに来る。四季を楽しむ彼らの日常、
覗いてみませんか？

[ブクログ · ★★★☆☆]

同性愛小説ですね。それもとても温かく楽しく生活を謳歌するアットホーム小説ですね。
題名にひかれて手に取りましたが、優しい電子書籍のスピンオフでした。
登場人物四人の交換日記形式でちょっと読んだことがない感覚でしたが、生活感溢れる明るい作品でした。
同性愛は「ヴェニスに死す」でも取り扱われていますが、ギリシャ神話等でもみられますし、文学ではよく取り扱われる主題ですから、違和感は余有りません。それも心温まる小説となればなおさらですね。
椹野さんの作品は初読みですが、のびのびとした文章は好感的でした。