【感想・ネタバレ】綺良のさくらのレビュー

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Posted by ブクログ

今井絵美子さんが、病の淵で描いた作品。

盛岡南部藩の重臣であった父、桜木兵庫。
末っ子の綺良は初めての女の子で可愛がられて伸び伸びと育った。

現藩主が病でなくなると、性格に何がある短気な重直により、旧重臣はほとんど首になる。
時代は家光の時代。幕府はどこの藩を無くするかで、奔走。
大きな弱点を見つけては取り潰しとしていた時代。

華美な建物を増設しようとする藩主に諫めようとした桜木はお役御免になり、五十石以下の役目に。兵庫は隠居。

立て続けに不幸が不幸を呼ぶ。

そんな綺良が運命に翻弄されながらも自分の道を見つけてゆくお話になっているが、盛岡についての歴史的史実も多く盛り込まれて、地元ファンが喜んでくれるお話に仕上がっている。

当時の伊達政宗との確執や、産物が少なく、冷害が起こり、しばしば川の氾濫も起きていたという、貧困に喘ぐ土地柄で、土地に住むものの辛抱強さや、困難に立ち向かう人柄がよく描かれていて、方言が心地よい。

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2020年12月04日

Posted by ブクログ

状況説明が半分で読むのに苦労した。
この一冊で10才~50才くらいまで綺良が成長するので展開が早い。続きが気になって読んでしまったけれど、物語としてもあまり楽しい話ではなかった。

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2018年07月08日

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