【感想・ネタバレ】楽園の眠りのレビュー

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Posted by ブクログ

幼児虐待という深刻な題材を扱いつつも、展開はスピーディー。逃亡、追跡小説仕立てのストーリーで一気に読ませる。

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2011年07月28日

Posted by ブクログ

この物語は児童虐待からの連鎖的な人間の関係性の誕生だろう

幼い少年をなぜか虐待してしまう父親
彼の職業は刑事である
離婚した彼が育てている小さな子供
虐待をどうしてもやめることが出来ない自分
子供を預けている保育園にばれないようにと神経を使っていた彼だが、ある時子供が保育園から脱出したとの知らせを受ける

動揺する男
彼は自分の刑事としての経験などを総動員して子供の所在を探り当てようとする
子供はどこに逃げたのだろうか?

ここにはいろんな要素が描かれている

人間が虐待してしまう心理をえぐっている作品
人間の裏の顔が描かれている

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2010年11月13日

Posted by ブクログ

幼児虐待を、虐待する者たちの視点で描いた作品。
親であればレベルに差はあれど育児に悩んだことがあるはずで、彼らの心情を全く理解できないとは言えないと思う。
だけど、共感はできません。

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2012年08月26日

Posted by ブクログ

 幼児虐待をする刑事と過去に虐待を受け、それがトラウマになってしまった女子高生の知恵比べのお話。刑事は子供の虐待がばれることを恐れ、数日の休暇のうちに事件の決着をいそぐ。一方、女子高生は偶然に子供の面倒を見ることになる。その理由は母性本能からなのか、事件の数日前に子供を流産してしまった後悔からなのか本人もわらないうちに二人の逃避行は幼児誘拐事件へと発展してしまう。登場人物の心の動きがそれぞれに詳しく描写され、虐待という社会の病について考えさせられた。

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2012年05月16日

Posted by ブクログ

児童虐待もの。刑事と女子高生の追跡という設定を貫くにはややご都合主義的な展開はいたしかたないか。読後感は相変わらず悪い。

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2012年04月05日

Posted by ブクログ

虐待する父親と、その父親によって言葉を閉ざした少年と、それを偶然保護した虐待されている少女。
追って追われ、捕まりそうになったり、参謀したり裏切ったり。
一体いつになれば、この逃亡劇は終結するのか。
最後は…馳氏ならやはりそうなるか。

おっと、この作品にはめずらしくヤーサンが登場しない。
作風模索中なのかなぁ…。
いつもと違うシチュエーションに慣れなかった私がいた。

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2010年08月26日

Posted by ブクログ

1ページ1行目から鷲摑みだ。馳ワールドのスピード感と細かい描写が織り成す世界に一気にダイブした。虐待される者とする者の温度差を明確にしながら主人公の思いになんとなく頷ける点も残されている。すべての登場人物に自己投影できるような隙というか何処にでも起こり得そうな何かを配置しておく手腕は流石だ。虐待は繰り返され主人公もその息子もあらゆる登場人物が一人も救われることなく闇に沈んで行くかのような恐るべき馳ワールド。

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2009年10月04日

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