感情タグBEST3
Posted by ブクログ
この物語は児童虐待からの連鎖的な人間の関係性の誕生だろう
幼い少年をなぜか虐待してしまう父親
彼の職業は刑事である
離婚した彼が育てている小さな子供
虐待をどうしてもやめることが出来ない自分
子供を預けている保育園にばれないようにと神経を使っていた彼だが、ある時子供が保育園から脱出したとの知らせを受ける
動揺する男
彼は自分の刑事としての経験などを総動員して子供の所在を探り当てようとする
子供はどこに逃げたのだろうか?
ここにはいろんな要素が描かれている
人間が虐待してしまう心理をえぐっている作品
人間の裏の顔が描かれている
Posted by ブクログ
幼児虐待を、虐待する者たちの視点で描いた作品。
親であればレベルに差はあれど育児に悩んだことがあるはずで、彼らの心情を全く理解できないとは言えないと思う。
だけど、共感はできません。
Posted by ブクログ
幼児虐待をする刑事と過去に虐待を受け、それがトラウマになってしまった女子高生の知恵比べのお話。刑事は子供の虐待がばれることを恐れ、数日の休暇のうちに事件の決着をいそぐ。一方、女子高生は偶然に子供の面倒を見ることになる。その理由は母性本能からなのか、事件の数日前に子供を流産してしまった後悔からなのか本人もわらないうちに二人の逃避行は幼児誘拐事件へと発展してしまう。登場人物の心の動きがそれぞれに詳しく描写され、虐待という社会の病について考えさせられた。
Posted by ブクログ
虐待する父親と、その父親によって言葉を閉ざした少年と、それを偶然保護した虐待されている少女。
追って追われ、捕まりそうになったり、参謀したり裏切ったり。
一体いつになれば、この逃亡劇は終結するのか。
最後は…馳氏ならやはりそうなるか。
おっと、この作品にはめずらしくヤーサンが登場しない。
作風模索中なのかなぁ…。
いつもと違うシチュエーションに慣れなかった私がいた。