【感想・ネタバレ】愛のぬけがら LIKE A GHOST I LEAVE YOUのレビュー

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Posted by ブクログ

創作ノートやスケッチブックに書かれた文章や友人へ宛てた手紙の中から書き抜きされたムンクの言葉を集めた本。ムンクについてそれほど多くは知らないけれど、本書を読むと彼は偉大な画家であると同時に優れた文学者でもあったことが解る。ムンクが紡ぐ言葉ひとつひとつが重く深く響いて琴線に触れる。本書にはいくつかの作品と彼自身のポートレイトも掲載。ムンクについてもっと色々知りたくなった。

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2022年05月22日

Posted by ブクログ

ムンクの絵の裏側にある感情が垣間見えてきて、作品に深みが出てくる。人間としても孤独と戦う美しさのようなものを感じた。

原田マハさんの翻訳がよい。まえがきからのナラティブで進むといろいろなものが見えてくる。

と同時に英語がある。英語(あるいはもともとのノルウェー語も?)は愛を語るのにこんなに向いている言葉なのか、と感じた。

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2022年05月03日

Posted by ブクログ

スケッチブック、ノート、手紙などに書かれたムンクの言葉。マハさんの翻訳ということで手に取った。並列して、英語の文が掲載されているが、実際には、この英語の文自体が翻訳文で、元はノルウェー語か? ムンクの絵画、写真が多く掲載されているのも、絵画だけを画集のように眺めて、楽しむことができていい。「私のアートは、人生との不和の理由を探って考えあぐねたことに始まっている」「生まれたときから、私のそばには不安の天使、悲しみの天使、死の天使がいた」など、不穏な言葉が、ムンクの絵画を理解する上で、大きなヒントになりそう。

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2022年04月23日

Posted by ブクログ

ムンクとはこんなにも語る画家だったのか。その言葉は辛辣で狂気にも思える。人生に絶望し、怒りが溢れだすような。ムンクの日記なので文章の内容はわからないのもあったが、感情の激しさは伝わってきた。

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2022年03月07日

Posted by ブクログ

画家って、みんなこうなのかな。みんなこんなに苦しんで、追い込まれて。
ムンクの言葉と絵画(写真もあり)が収められているんだけど、読み進めていく途中で、ここに書いてあることがまるでゴッホであるかのような錯覚に陥りました。
ムンクは『叫び』しか知らなかったから、いろいろ他の作品も知ることができて良かったです。

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2023年07月30日

Posted by ブクログ

ムンク好きというわけではないので、あまり心に響きませんでした。感性がないだけとも言うのかもしれませんが。

原田さんのようなムンクとの出会いをしていた人にはたまらない一冊だとは思います。
(感想を書いていたつもりでしたが、登録していなかったのでかなり経ってから登録しました)

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2023年05月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小説の類ではなくメモ集であることはわかっていたのでいいんだけど、めちゃくちゃ膨大な量を期待していたのでそういう意味でちょっと残念 でも載ってる絵はきれいだし、ムンク自身の言葉がメインの本は他にしらないのでありがたい
ノルウェー語でムンクの言葉やメモが載ってるサイトがあるらしく、英訳版をがんばって読んでみようと思う

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2022年08月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

マハさんが訳したムンクが残した言葉(文字)がおさめられています。

本書におさめられているのは私にはムンクの「苦悩」のように感じました。

生きることへの「苦悩」。

そんな「苦悩」を描いたのが世界的にも有名な「叫び」。

ムンク...「叫び」しかイメージできるものがありませんでしたが、表紙に描かれた「マドンナ」も彼の作品だったんですね。

ようやく興味を持ち始めたアートの世界。

少しずつ知識も入れながら、機会を見つけて自分の目で見ていきたいと思います。



説明
内容紹介
ムンクの言葉で新しい人生が目を覚ます。原田マハの名訳により待望の刊行。

懊悩と官能をつづった画家ムンクの『愛のぬけがら』。
生涯書き続けた創作ノートには、愛と死、人生がむきだしにしたためられていた。
旅先で見つけたこの一冊に震えが止まらなくなった大人気作家が、アートへの愛をこめて翻訳。

臆病なのに、取り返しのつかないことを繰り返してきた人生。道ならぬ恋の果て、相次ぐ家族の死・・・・・。
得体の知れない心の動きをエネルギーにした言葉たちは、読んだ人間の心を突き動かし、新しい人生を呼び込む。
「生きること」への恐怖と不安を、鮮烈な輝きに変化させるメッセージの数々。
著者について
ノルウェー出身の画家。1890年代に象徴主義者として頭角を現し、20世紀初頭から表現主義芸術の先駆者となる。「叫び」をはじめ数々のモティーフや技法に関して、粘り強く試行錯誤を繰り返したことで、世界の美術史においても、きわめて独特な立場を得る。

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2022年04月29日

Posted by ブクログ

ムンクって聞くと、「ムンクの叫び」が
一番最初に思い出される。
(ってか、それしか知らない…)
そんなムンクは、たくさんの文章を残してくれており、
それをマハさんが訳したものでした。
なんだか、ムンクが考えたことを覗き見る感じで、
ちょっとイケナイことをしている気分になったよー笑

写生をするのではない。
自然がいっぱいに盛られた大皿に
自由に手を伸ばすのだ。
見えるものを描くのではない。
見たものを描くのだ。

うきうきと君に会いに来て、
別れるときには
ぬけがらになっている。

マハさんも言ってるけど、ムンクは「言葉の画家」
なんだなぁーって思ったよ!!

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2022年04月27日

Posted by ブクログ

普通の小説だと勘違いしていました、ごめんなさい。この本はムンクが生涯に執筆した走り書きやエッセイ、コメントや詩を時系列順に並べて原田さんが翻訳したものです。小説ではないが、一連の物語としても読める。
なによりムンクの叙事詩が素晴らしい。一気に読んでしまったけど、これは手元に置いて、ぱらぱらと何度も読み返して読む本だと思う。まぁでも買ってまで手元に置いとくかといわれると、いらないかなぁ

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2022年03月30日

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