【感想・ネタバレ】日本の呪い~「闇の心性」が生み出す文化とは~のレビュー

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Posted by ブクログ

『鬼が作った国・日本』とともに、15年ほど前にカッパ・サイエンスとして新書で出ていたものが文庫化されたものです。オカルト本ではありません。なかなか読みやすい優れた社会史・風俗史であり、民俗学の立場から日本を捕らえなおした小松民俗学の最適の入門書です。『異人論』や『悪霊論』なども今では文庫本化されているので、こちらもオススメです。

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2013年01月04日

Posted by ブクログ

文庫版まえがき
まえがき
プロローグ―なぜ、いま「呪い」なのか
1 蘇る「呪い」の世界
2 なぜ、人は「呪い」を恐れるのか
3 どのように呪うのか
4 「呪い」を払うシステムとは
エピローグ―「人を呪わば穴ふたつ」―
解説 阿部謹也
参考文献

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2019年11月04日

Posted by ブクログ

古代の御霊信仰から、現代にもつづいている「丑の刻参り」など、日本文化における「呪い」の諸相を解説している本です。

著者はこれまでも一般の読者向けの本を多く刊行していますが、本書も光文社「カッパ・ブックス」の一冊として出版されたもので、民俗学や歴史学のなかから呪いにまつわる興味深いエピソードなどをわかりやすく紹介しており、おもしろく読むことができました。

「呪い」と「祓い」のシステムが、さまざまなかたちをとりながら古代から現代にいたるまで日本文化の構造の一部を担ってきたという本書の中心的な枠組みには、『憑霊信仰論』(講談社学術文庫)以来、構造人類学的な見方を民俗学の世界に持ち込んできた著者ならではの視点だといえるように思います。

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2019年08月02日

Posted by ブクログ

知っている情報も多かったけれど、何より写真が怖い(笑) あまり分析的な面は強くないので、初めて足を踏み入れる人にはオススメかも。

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2010年04月29日

Posted by ブクログ

優劣が存在する世の中では、「呪う」「呪われる」という関係はコインの裏表のようなもので、人間普遍のテーマとされてきた。
それを見つめ直すということはどういうことなのか。

同化欲を転換する対象と技術の必要性があるのかな。

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2009年10月04日

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