【感想・ネタバレ】NSA 上のレビュー

あらすじ

携帯電話とインターネットが発展したナチスドイツ。第二次大戦が始まり、国家保安局NSAはデータをすべて監視していたが……!

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Posted by ブクログ

もしも第2次世界大戦中にコンピューターとインターネットと携帯電話があったら、もしもナチスがそれを使って国民の監視をしていたらという、もしも系のSF。しかし、同時に現代社会の風刺にもなっているのが面白いところでもある。
上下巻で1000ページくらいある長い小説だけど、面白いからすぐに読み終えてしまう。

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2023年04月12日

Posted by ブクログ

ナチスドイツの時代に、コンピュータ技術が発達していてネットワークと携帯電話とキャッシュレス決済をナチが握っていて、SNS/BBSでの情報操作やハッキングまでやってたとしたら… という小説。形の上では。
それはもちろん、現代社会においてそれらの情報を使って国民を管理してる奴がいるんじゃないか、それに対してお前はどうするんだ、という警告でもあるんだろう。映画「スノーデン」で語られていた内容も思い出す。

でもまあ、そんなことは横においといて、純粋に娯楽小説としてめちゃくちゃ面白い。
スピード感もあって、長いけどダレない。読み出したら止まらない。
上下巻一気読み。
傑作だ。

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2022年04月20日

Posted by ブクログ

歴史改変系のSF作品
第二次世界大戦頃にドイツでインターネットや携帯電話が普及している世界線。
もし世界のボタンが掛け違えていたら、こうなってたかもなぁと思わせてくれます。

少し想像していた雰囲気ではなかったもののこれはこれで読みやすく続きが気になりとてもスラスラと読めました。レトケはこの後どうなっていくのか?レヘーネはとんでもない方向に進んでしまうのでは?!とどんどん読み進めてしまいます。

下巻へ続く

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2024年08月12日

Posted by ブクログ

『ディファレンス・エンジン』の続きっぽい雰囲気
端末からの検索で『日記』・『白バラ』が消されて行くところが恐ろしい
果たして後半の展開は?
散々語られた良識ある人々がヒトラーを指示する姿がウクライナ侵攻を指示するロシア国民にダブる
この技術が既に実現していると思うとgoogleが邪悪にならないことを切に祈るだけでは駄目なのか

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2022年04月16日

Posted by ブクログ

端的に言えば、ホロコーストの物語。
SF的な仮定をプロットに組み込んだとしても、物語の構造の大枠は、ホロコーストを扱った一般小説とさして変わらない、そういう意味では、SFらしい飛躍を期待していた私には、少々物足りない作品でした。
ただ、ネットワーク環境だけが現代風という、ある意味大変バカバカしい設定が、逆に現代の監視社会を想起させ、いっそ没入しやすい...、のかもしれません。いや、わかりません。
この方、意外とエンタメ系の作家っぽい匂いがします。
重いテーマを扱っているのでそれなりに構えて読むのだけれど、人物描写が全体として軽薄で浅く、真面目に読み込んでいるとバカバカしくなってくる...、ちょっと困った作品でした。

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2023年01月19日

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