【感想・ネタバレ】ぼくたちは習慣で、できている。[増補版]のレビュー

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Posted by ブクログ

▼概要
・(1)才能は「与えられる」ものではなく、努力を続けた後に「作られる」ものである。
・(2)その努力は、習慣にしてしまえば継続できる。
・(3)その習慣を身につける方法は学べるものである。


▼思考
・不安は未来に対して感じるものだ。そして今日を積み重ねた先に未来がある。もし1日1日を満足感と共に終えられたなら、その積み重ねが、おかしなものになるはずがないではないか。

・おそらく人が苦手なのは、しゃべる事自体ではない。考えたこともない問題に対して、突然コメントを求められたらどんなに頭のいい人でも口ごもってしまうだろう。パッと出てくるその人の思考は、習慣で形作られたものだと言える。

・成功してもう幸せが何なのかなどと、あまり考えなくなった。安心して眠れ、不足なく食べられて、気の合う友人や愛する人がいる。それを満たした後の人は、どこまで行っても、そこそこに幸せで、そこそこに不幸なのだ。


▼その他
・何かを断つときに、禁止の言葉を使わないというのもテクニックだ。「お酒を飲んではいけない」と考えるのではなく「もうお酒を飲まなくてもいい」と考える。メリットではなく、自分が感じていた苦痛のほうに目を向ける。

・やる気を起こさないのが問題ではなく、「やる気を起こさねばならない」と考えることに問題がある

・人を決めるのは遺伝か、環境か?⇒「それは、長方形の大きさを決めているのは縦の長さと横の辺の長さとどちらかと問うようなものだ」ウォルター・ミシェル

・凹んでしまうのは、やるべきことをやっていないと、自分で知っているときだ。不安や悩みというのは本当に「気分」の問題なのだ。問題自体ではなく、それをどう捉えているかという気分の問題だ。だからぼくは気分が落ち込めば走る。脳の血流を良くし、ドーパミンやコルチゾールに助けてもらう。そうすると気分がはれ上がり、問題なんて自分はどうとでも解決できると思えるようになる。

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2022年11月30日

Posted by ブクログ

1 どんな本?
意志が弱いと思い込んでる全ての人に贈る習慣の
本。習慣を軸に人間の本質に迫る内容。単純に習慣
化の話だけでは無い深い本。

2 なんで読んだの?
(1) 習慣を改善していきたいから。
(2) 新たな習慣の知識
(3) 新しい習慣を作れる状態

3 構 成
全4章構成333頁。増補版なので50のステップ
が55になっている。はじめにで「才能」と言う切り
口で習慣に触れ、後書きでユマニチュードと言う介護
方を通して「人をどの様に肯定するか?」で終わる。
学術的な内容や偉人の言葉などを散りばめて説得力と
面白さが強化されている。

4 著者の問題提起
意志が弱い、自分には才能が無いと思い込んでい
ませんか?

5 命題に至った理由
習慣と言うテーマで努力と才能を普通の人に取り
戻したいと言う思いから。

6 著者の解
才能は与えられる物では無く努力の結果造られる
物であり、それは習慣にする事によって作られる。
そして習慣にする方法は学ぶ事が出来る。

7 重要な語句・文
(1) ユマニチュード(介護方)
(2) 報酬
(3) 習慣に終わりは無い。
(4) 成長が報酬
(5) 集中力なんて誰にも無い。
(6) 習慣は自分との約束(自分を大事に)
(7) 例外を即興で作らない。
(8) 自己否定感が習慣継続を危うくする。
(9) すぐに花丸をあげる。
(10) 苦しみや不安は相棒

8 感 想
救われる気持ちになった。自己否定感が薄まった
し、これからの自己否定感も薄まるだろう。
刺さったのは人の肯定の仕方。自他の存在をあり
のままに素晴らしいと感じよう。
深く知りたい事は無い。書いてある事は腑に落ち
た。
人に勧めるなら天才達は習慣によってそこに到達
したと言う事。
挿絵でマシュマロテスト対策がよく分かった。
タイトルの「僕達は〜」「人間は〜」と読み替え
る事が出 来る。

9 TODO
(1) 習慣を完成させない。
(2) (適度な)不安や苦しみを肯定する。
(3) 自他の存在をありのままに肯定する。

10 問 い
能力とは?

11 答 え
ただの小さな積み重ね

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2023年01月13日

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自分自身の体験と、根拠となる多くの本について述べている。遺伝で生まれながらに多くのことが定められているとしても、毎日の習慣力が莫大な力を発揮することを示している。三日坊主だとしても、なぜ失敗したのか振り返り、次に活かそうと考え続けたいと思う。

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2022年04月24日

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自分には何もないという焦燥感に駆られていた時に出会った、印象深い本。

自分は三日坊主だな…という自覚と、漠然とした不安がある人におすすめ。

読みやすい本でした。

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2022年04月18日

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とても内容が濃かった。
著者の体験談をはじめ、いろんな人のエピソードやデータ、心理学や哲学者の言葉も、現在「身に付けたい習慣」と「やめたい習慣」の狭間で戦ってる自分にとって力になりました。
それにしても…みんな同じような悩みで戦ってるんだなぁと、少しほっとしました。
『55のステップ』は毎日繰り返して読みたいくらいです。
くじけそうになる自分を前向きにさせてくれます。

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2022年03月28日

Posted by ブクログ

”習慣にする”ということについて、いろんな本を読んで、本人がいろいろ試して、という結果をまとめた本。この本一冊で、習慣についての何冊もの本を読んで、実体験で経験した結果をわかりやすくまとめてくれた結果が手に入る。すごいコストパフォーマンス。何かを習慣にしたいけどなかなか…という人(けっこうみんなそうですよね?!)はまず読んでみるのにいい本。

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2022年02月10日

Posted by ブクログ

習慣とは何か、どのように身につけようか、悩んでいた時に出会った一冊。様々な偉人たちのエピソードや短文の引用があり、さらに分かりやすく具体的に説明されていてすごく読みやすかった。努力と我慢の使い分け、不安との向き合い方、才能とセンス。自分自身の取説としてとても参考になりました。日頃自分はどのように時間を使っているのか、何を考えているのか、記録を取って客観視して分析することを心がけたい。定期的に読み返そうと思う。

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2022年02月03日

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全ては「報酬」か「罰則」。
「努力」と「我慢」は違うもの。
「才能」と「習慣」は分けて考えるものと思った。

一流の人ほど「才能がない」から努力を続けるしかなかった、と言い、普通の人は「才能がない」からあきらめる。結果を出した人は、結果が出る習慣を続けただけとも言える。これは希望があるなぁと思った。

ただ一回するだけなら誰でもできるが、一回では習慣にはならないので、挫折・失敗しても何回もやる。習慣が自分のものになったら自分でわかる。それまではあきらめないことが大事。

心の状態が悪くなったら、呼吸・運動・そうじなど、カラダから整えることも有効。

参考になることがいっぱい書いてあった。読み返せば、別の発見がありそうな気がするのでたまに読み返してみようと思いました。

身につけたい習慣ややめたい習慣がある人にオススメ。

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2023年01月02日

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勉強や運動など新しいことを始めようとしても
長続きしないことがあるので、
習慣化するための参考になるのではと思い本書を読みました。

本書ではどうして習慣化できないかの理由と
習慣化するためにはどうするべきかの対策が述べられています。

とくに印象に残ったのは次の4つでした。
・目標はバカバカしいほど低く設定する
→ ほんのちょっとだけできる目標であれば、ついでにもうちょっとやろうかなと思えるため
・毎日やる
→ 特定の日にちにだけやるということにした場合、いつやるべきかわからなくなり習慣化しないため
・キリの良いところで始めようとせずにすぐ始める
→ 今できないのであれば、キリのいいところでも始められるないため
・習慣の例外は始めるときに作っておく
→ 後々例外をふやすとどんどん増え、習慣ではなくなるため

新しい習慣を作りたいけど長続きしない人、
やめられない習慣がある人にはおすすめの1冊です。

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2022年04月24日

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ネタバレ

タイトルのとおりだと思っていて、でも習慣化の難しさも常々感じているので手に取った。
習慣化することと悪習慣を断ち切ることの両面で書かれているし、メソッドも細かく書いてくれているので、習慣化のバイブルとしてよい気がする。

今、自分がハードルを下げて習慣化しようとしていることがあるので、この本を読んで自分のやり方は間違ってなさそうだな、という自信が持てたのと、加えて、マインド面で新たな学びもあり、改めて、自分で選んだ習慣に対して、コツコツと努力(我慢ではなく)を継続しよう、と思えた。

_φ(・_・
・意志力は自己否定によって失われる
・習慣は自分との約束
・ごほうびは当日に決めずにあらかじめ決めておく=自分との約束を破らない
★動機や報酬は複数持つ!
報酬を“成長“ではなく行為そのものに見出す
→今日も習慣を続けられた、という自己肯定感に、つながる
↑これ、最もささりました。やってる習慣が意味あるものか、何につながるのか分からなくてモチベーション下がる時もありますが、目的はいろいろでいいよね。


・〇〇があるからできない、ではなく、今は〇〇を優先させている、と捉える
・習慣に取り入れられないものは、人生に取り入れられいものだな、と割り切れる
→諦める=明らめる(明らかにする)
・習慣化されても目標のハードルは下げたままにする
・失敗しても落ち込まない。
自分で自分を責めなくても必要な時には誰かが責めてくれる(アインシュタイン)
・不安は人につきもの
・うまくいっている時の習慣の流れを細かく丁寧に書いておく
→環境変化があっても建て直せる

・人はその人が一日中考えている通りの人間になる
・どこまでいってもそこそこに幸せで、そこそこに不幸

心→態度→行動→習慣→人格→運命→人生
の順で変わる。

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2023年07月09日

Posted by ブクログ

自由時間が7時間以上あると幸福度が下がる。人間は他の動物と違ってただじっとしていることができない。
自己肯定感が増すことでやる気が出てくる。だるくても片付けとかして嬉しい気持ちを感じるものってくる。
イチローはしんどい時の乗り越え方として、日々やっていることを同じようにやることを大切にしている。「心から持っていくのは難しいですが、身体をいつもと同じように動かせばらそのうちに心がついてくる」
特別なシーンで意気込むと、身体のバランスが変わってしまう。いつものルーチンをとってまず身体を通常モードにもってく。そうすると心もついてくる。

ポイントは目標を小さくすること。
毎日すること。毎日じゃないと今日やったっけ?となり意思決定のところに労力をかけることになる。

10年後にはきっと、せめて10年でいいから戻ってやり直したいと思っているのだろう。今やり直せよ、未来を。10年後か、20年後か、50年後から戻ってきたんだよ、今。

失敗したってことは、成功に近づいたということ。

大杉漣さん「経験を重ねても不安は消えない、不安と一緒にやるしかない」
不安をなくそうとするのではなく、いつまでもあるものと捉える。
不安は決して無くならないが習慣で毎日手応えを感じていると、不安と上手に付き合えるようになってくる。やれることをやって毎日暮らしていれば、不安とうまく付き合っていける。やるべきことをやってないと苦しくなってくる。

苦しみという相棒。苦しみと同時に喜びがやってくるようになる。

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2023年01月02日

Posted by ブクログ

僕の生活は全部無意識(習慣)でできていることがわかりました。
僕はいままで努力したという実感がなかったけど、それは努力が習慣化されていたからだということに気がつきました。努力は他人が判断するもんなんだなぁと思いました。

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2022年04月19日

Posted by ブクログ

こういう本はわりと読んでいるのと、自分でも実践していることも多かったので、内容に目新しさはあまり感じなかったけれど、読むと自分を振り返ることができるので良いです。そして、気が引き締まる!

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2022年01月29日

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前作も良かったが、こちらも表現が工夫されていて自分の中に染み込む感じ。年始に読めてよかった。また読み直そうと思う。

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2022年01月23日

Posted by ブクログ

継続は、精神力や根性ではムリムリ!!

私は辛く苦しい時に本に癒しを求めるのですが、先日大切にしていたモノをなくした時、失意を慰めるべく、「本を読んで新しい自分になりたい」と思わずこのタイトルに手が伸びました。

ミニマリズムがいかに生活の質、ひいては自分のメンタルにいい影響を及ぼしたか、を著者の体験を通してとても分かりやすくフレンドリーな文体で書いたベストセラー『ぼくたちに、もうモノは必要ない』。その著者がミニマリズムの次に選んだテーマは『習慣』。

続かないダイエットやジム通いはなぜ続かないのか、そしてどうすれば続けられるのか。習慣のメカニズムを、偉人たちの習慣や著者の持論をもとに紐解いてくれます。

『天才たちの日課』やそれ系の書物からの引用が多く、それらをより分かりやすく、読みやすくキュレーションしてくれていて、そこに体験談を交えて著者の感情ごと伝えてくれています。読んでいて、言葉遣いは至極フランクだけど、気遣いは丁寧だと感じました。説教くささや上から目線は一切感じません。

序盤でまず告げられる、「続かないのは自己否定感のせい」という理論に膝を打ちました!習慣化できなかった時というのは、決めたルーティンを守れなかった→そんな自分に自己嫌悪→再起できず結局やめてしまう、というバッドエンドルートを辿っている、と。だからどんなに小さな一歩でもいいから毎日つづけられるレベルで、自己否定なく続けることが大事だと。

もちろんどんなことも続けることは大変なものです。ダイエットを決意しても、買い物に入ったコンビニやスーパーは誘惑で溢れています。食べれば美味いと分かっているものを断ち切るのは、相当な精神力が必要です。いや、人類史の長きにわたって脳にインプットされた「糖分への欲求」は、精神力だけでは断ち切るのは難しいでしょう。酒や薬物の依存症と変わりません。継続のために大事なのは誘惑を断ち切る精神力でなく、誘惑されない環境づくりや、誘惑を誘惑と感じないような価値観のアップデートだと気づかせてくれたことが、この本から得た一番の収穫でした。

私も10年吸ったタバコは、一切の根性を見せることなくやめています。ある日急に湧いた「次のタバコを何時間吸わずにいられるか」という興味にはじまり、吸いたい衝動よりも「おいおい〜、吸わないでもう10時間たってるよ」というノリが勝ちつづけ、しまいにはタバコを意識することすらなくなり、今度は吸わないことが習慣になったのです。後で振り返って、あれは価値観を上書きできたのだと思いました。

客観的な視点、もうひとりの自分って視座も大事だとも学びました。この本で「習慣は自分との約束」「(自分のことを)第三者の目線で考える」「情熱大陸のカメラクルーが自分を撮っていると仮定する」など、自分を客観視するテクニックが紹介されています。私自身、自分で自分をルールで縛ったり、自分で自分を監視することは自然に身についたものの、自分で自分の味方をしたり、自分の機嫌をとったり、自分を慰めたりする技術はとても未熟でした。意識的に取り入れないと身につきにくい技術だと思います。友達にするように、自分を扱うこと!

普段使われている「努力」という言葉には、少なからず「我慢」といった意味の成分が混じっているけれど、それを切り分けるという著者の考えもいいなあと感じました。他人からしたら毎日つづけるのが困難な「努力」に見えても、イチローは「自分は努力してない」と言い切る。それは謙遜ではなく、自分で選択して続けているルーティンだから、そこに「他人から強いられた我慢」がない。自分で選択した行動かどうかという観点が大事なんですね。

親しみやすい文体なのでサラっと読めてしまいますが、その分サラっと忘れてしまいそう笑 でも丁寧に、さんざん先述したこともしっかり何度も書いてくれるので読みながら復習になります。親しみやすく丁寧な作りのこの本は、読んだ直後はそんなに満足感は多くないかもしれないけど、後からじんわりと効いてきそう。それこそ、新たな習慣で得られる報酬のように。

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2024年04月02日

Posted by ブクログ

関連する参考文献や、実験などが多く載せられていて納得させられる。習慣とは何か、習慣の身につけ方、断ち切り方も具体的に書いてある。

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2023年03月28日

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