【感想・ネタバレ】[新装版]指導者の条件のレビュー

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指導者の条件
著:松下 幸之助

一つの国でも、すぐれた指導者がいれば栄え、指導者に人を得なければ混乱し、衰えていく。会社でも社長次第でもよくも悪くもなる。会社の中の一つの部課にしても、その部長なり課長のよしあしで、業績が全く変わってくる。

結局組織の運営は、その指導者一人にかかっている。その責任は全て指導者一人にある。組織の大小を問わず、指導者の立場にある人はそうした自分の責任の重大さをよく認識し、自分のあり方について、たえず反省、検討しなくてはならない。

本書は、歴史上の指導者の教えを102の事例から大きくわけて以下の9項目について紹介している。
①指導者のものの考え方
②自分を高めるためには
③力強い活動を生むために
④事に成功するために
⑤過ちを少なくするために
⑥指導者の責任
⑦人を生かすために
⑧事をやりぬくために
⑨難局に処するために

私にとっては著者も歴史上の素晴らしい人である。
私が紹介されている歴史上の人物の教えより、より近いところで著者はその偉人達に教えを学びそして私では辿り着かない本質を浮き彫りにして教えてくれている。

近いからこそ見えるモノ。コト。空気感を含めて明文化された本書からはココロを感じる。歴史上の人物も同じヒト。離れているものの近づくためには日々の研鑽と行動しかない。

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2020年11月15日

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松下幸之助氏が 歴史を印象しながら 指導者としてのあり方について102の要素に分けてコメントした書籍。本当に普遍的で本質的な内容であり 人間教育のバイブルのように感じた。定期的に読み返し 自己点検をする本である。

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2018年02月11日

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■リーダー
1.指導者たるものは、好き嫌いの感情や利害に囚われずに、物事をあるがままに見るように努めなければならない。
2.人は、自主性を持って仕事をして初めて成長する。従って、部下の自主性を引き出すことが、指導者としては大事である。
3.人を使うコツは、信頼して仕事を任せることである。指導者は、たとえ裏切られても本望だというぐらいの気持ちを持って人を信頼する必要がある。
4.人間の本質というものは変えることができない。だから、その本質をまずあるがままに認めなくてはならない。そして、その上でどうあるべきかといういこを考える。それが大切なわけである。

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2012年01月21日

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本当にこの方にはいつも教えられる。故事を用いての指導者としてのあり方を述べた本。この方は当たり前の事をどれだけ出来るかをいつも書いている。それがいかに難しいかは身を持って私は知っているはずなのに、毎回、毎回教えられている。いかに自分が当たり前の事が出来ていないかを突きつけられる。10年以上前に書かれていたはずなのに、今の世界でも当てはまる。また読み直して、自分への反省としたい。たぶん、まだ松下幸之助の真意まで辿り着けてないだろう。私なりの解釈でしか、読み取れていないはずなので、次に読む時はまた違った部分を学ばせてくれそうだ。人生のバイブルの一つにします。ありがとう。松下幸之助はん。

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2011年09月04日

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松下電器創業者である松下幸之助氏の著書。松下氏の経営哲学が掲載されたもの。しかし、経営哲学のみならず、人間哲学も学べる書物である。企業の経営者・学生にも推薦できる著書である。組織として発展するために、人として成長するために、といった視点で読むと面白味を増す。また、見開きで1つの項目を読めるため、誰にでも読みやすいものである。

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2011年05月07日

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この本にめぐり会えた事にまず感謝です。

時代がうつり変わっても先人の考え方、行動には学ぶべきものがたくさんある事を改めて気づかされました。

見開き1ページで完結するので非常に読みやすいです。何度も読み返す日々が続きそうです。笑

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2010年04月21日

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見開きで読みきりという読みやすさと普遍的なテーマと数々の事例で読み応えがあります。私は気が向いたときにパラパラとめくり、啓示を受けるかのように繰り返し読んでいます。

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2010年03月29日

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歴史上の出来事を松下氏の視点で捉え、
それをご自身の日々のあり方と説く、
そのこころは?

という流れで102か条。

好きなページをパッとめくり、
その日の一言にしてもいい。

あるいは、
何かに向かうときの視点として
コトバを持つこともできる。

また、自分のコトバを持つきっかけになるだろう。

すっと入ってきたり、入ってこなかったり
いろいろですが、
そのときはそのまま受け取り、
また振り返って読み返したくなる一冊。

振り返るとき
自分の成長を知ることができるかもしれない。

手元においておきたい一冊。

最後に、
歴史を読み解くとは
正しい正しくないではなく、
そのときの自分自身がどう捉えるのかという
自分自身を知るような行為なのだと感じることができ、
私は歴史を自由なドラマのように思えるようになりました。
(実は、”歴史”って言うと苦手でどうも暗記するもの、
年表みたいなイメージがあったのです。
それが払拭されて楽になりました!)

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2009年12月01日

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すごい本です。
あれだけの経営者が自分を高めるために自分なりのテキストとしてこの本をつかったらしい。
そのこと自体がすごい。
大昔に読んだときにはまったくピンとこなかったけど年齢をある程度重ねたり、マネジメントをする立場になって読むとまた味わいが違う。

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2009年10月07日

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これは経営者なら必ず読んで、胸に刻むべきであろう。中間管理職も読んでおくべき。
あまりにも教えがつまっているため、全部は実践できないかもしれない。だが少しでも取り入れようと努力すれば、良い指導者として人を育成できるのではないかと思える。
一生つきあうべき良書。

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2009年10月04日

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とらわれずあるがままを見ると言う言葉と
条件という言葉は、相反している。

頭がいいからすごい人
テストでいい点数すごい人
スポーツができるすごい人
こんな条件で幸せを定義して
その条件に当てはまれば、褒められるからする。
=完璧主義人間の作り方だと思う。
そうゆう条件付きの幸せは、幸せなのかな。
とらわれず、あるがままじゃないよ。

完璧になる必要もない。
条件に満たされるための努力も。

1個目標決めたら、叶うまでその目標を忘れろ。
って僕の師匠は教えてくれました。
ただ叶う日までコツコツ毎日やり続けろって。
そしたら、叶ってるからって。

指導者としての条件…
意識として大事なことがこの本には沢山あります。
でもその条件に当てはまってないからといって、
この本を読む人が指導者に相応しくない人ではない。

仲間を思う存分信じて期待する事、声かけをする事、変化を見逃さない事、いい距離を保って近すぎない事。 そんないろんなことがこの本に詰まってて、いい本です。

自信が無いなんて当たり前で。それは多分経験していく中で、良いことも悪いことも経験して、いつか自信になる。 指導者って言い方も今の時代、良いのかわからないけど、人の上に立つ立場として、この本を読む事で、うんうん!って思うことがあると思います。 

やっぱり松下幸之助さんすごいです。

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2023年09月15日

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松下幸之助さんの著書を読むのはこれが3冊目。

数々の歴史上の偉人たちのエピソードから、指導者とはどうあるべきかという話が書いてある。
松下さんが自分の教本とするために執筆したとあって、非常にためになる内容であった。
小手先のテクニックではなく、人間としてどうあるべきかというところに焦点を当てており、読んでいてハッとさせられる話が多かった。
自分も職場では管理職であるが、尊敬できる上司にはこのエピソードに当てはまると思ったり、尊敬できない人には思い当たる節も多かった。

特に、「敵に塩を送る」の上杉謙信の話は感動した。

この本も当たり前のことを当たり前に、正しいことを正しく行うという「素直」な生き方への指南書であった。

非常にためになりました。

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2022年11月09日

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リーダーになるための考え方を、歴史の中から学ぶことができる。
いつの時代でも、リーダーの気質、考え方は変わらないことがよくわかる。

必読の一冊

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2022年05月11日

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仕事の合間に1つ読むのがちょうどいい。
12月中旬に読み終わったので、年明けから再読していきたいと思います。
長く付き合える、いわゆるバイブルだと思います。

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2020年12月17日

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コロナ禍で真のリーダーシップとは何か?を考えるために読んだ本。
経営の神様といわれる松下幸之助が「自分の勉強のための教科書」と語った指導者の102の心得は非常に共感。

【なるほど!そうだよな!と思ったフレーズ】
人間というものは誰しも、困難に直面すると恐れたり、動揺したりするのものである。大将が落ち着いて、冷静に事に処していけば、皆もその姿に安心感を覚え、勇気づけられる。

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2020年05月04日

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松下幸之助氏の本で、現状読んだ中では一番良い本かもしれない
リーダー、指導者の心得的なものがふんだんに書かれてあるのと
歴史を引用しているので、日本人を意識しながら読める
個人的には非常に良書だと思います
自分が気になったフレーズのところだけ、時々見返す程度に読むのが良さそう

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2020年04月01日

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経営者としてとても有名な著者、松下幸之助氏。ご本人の資質もさることながら、常に勉強されていたのだろうなぁと思います。指導者によって、その団体が活きるかどうか決まりますものね。優秀な指導者につきたい、または優秀な指導者になりたいものです。
その松下氏の座右の書。常に己を振り返っていきたいです。

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2016年09月14日

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日本の歴史上の人物の行いをもとに、指導者のあるべき姿を松下幸之助が論じている。何度も読んで心に残しておきたい。

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2013年07月21日

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ネタバレ

松下幸之助が、先人に学びつつ、指導者の在り方について120カ条にわたって述べた著。やはり賢者は歴史に学ぶ。

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2012年01月25日

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見開きにひとつ。一つの文章はそんな少量であるにも関わらず、重みがあり、勇気づけられ、自らを省みさせる力をもっている。歴史上の偉人の言葉をちょこちょこ引用していてとても面白く、為になる。
何か行き詰った時に読み返せば、きっと問題解決のヒントが得られるであろう一冊。
サイズも小さく、いつもカバンに入れて持ち歩き時折読み返したくなる本。

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2011年10月25日

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仕事の研修の一環で、読書感想文なるもの(手書き!)を書かなければならなくなった時、いくつかあった課題図書の中から選ばせて頂きました。

名実ともに雲の上にいらっしゃる御方の書を、ヒラのヒラである自分が読んでもなぁ・・・という、そりゃもうたいそう卑屈な姿勢で読み始めたのですが。これが。

おもしろいのです。これが!

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2010年11月05日

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男気溢れる方だと思います、松下幸之助さん。

でも、当たり前のような言葉と感じて
松下さんが実感している気持ちを
根本的に理解できないでいる自分が残念でした。



経験が必要だ。

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2009年10月04日

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感想
古今東西のリーダー。状況は異なるが通底するものはある。人の上に立つとはどういうことか。指示を出しながらも使われる。会社と一つになる。

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2023年12月24日

Posted by ブクログ

賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶ。
その歴史を手っ取り早く各2ページまとめられてる本。

歴史上の人物のエピソードから、指導者の心得を説くという構造になっている。

書かれているエピソードは、それぞれが矛盾していることもある。ただそれが人間社会の難しいところだし、状況に応じて最適なパターンに落とし込むことができるのが、うまく生きるコツなのかもしれない。

●気に入ったフレーズ
ケネディ就任演説 
国家に何かしてもらうか問うのではなく、自分が国家に何ができるかを問う

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2021年04月06日

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多くの中で特に印象に残ったのを以下に紹介。

・心を遊ばせない

古代ギリシャのアルキメデスが、純金製であるべき王冠に不純物が混じっていないか調べるように命じられ、どうすればいいのか考えていた。

あるとき、風呂に入り、湯船からお湯があふれるのを見て、本物と偽物の王冠を水にいれれば、あふれる量が違うということに気づいた。

このことは、アルキメデスがいかに日頃から解決方法について考えているかを物語っている。

指導者というものは常にこうあるべきだという。たとえ温泉につかっていても、心は常に本業のことを考える。そうすれば、お湯のあふれる様子からヒントを得ることができる。


・世間に従う

豊臣秀吉の軍師として天下統一に大きな力となった黒田如水が次のようなことを言ったという。

「神の罰より主君の罰の方が恐ろしい。主君の罰より臣下領民の罰の方が恐ろしい。なぜなら、神の罰は祈りによって免れることができる。主君の罰はわびで許しを受けることができる。しかし、臣下領民にうとんじられては、祈ってもわびてもいかんともしがたく、必ず国を失うことになる。だからこれが一番恐ろしい」

今の会社組織でも同じことが言える。

組織にはいろいろな人がいる。いったん信用を失い、うとんじられては、それを回復するのはとても難しい。

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2013年02月14日

Posted by ブクログ

松下幸之助が歴史上の人物のリーダーとしての振る舞いを書いた書。
有名なエピソードが数多く収録されているので一度は読む価値がある。

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2012年06月24日

Posted by ブクログ

 組織や団体をまとめる指導者にはどのような資質、心がけが必要かということを、主に日本や中国の歴史的偉人のエピソードから102の教訓の形で述べたもの。
 「祈る思い」、「天命を知る」、「理外の理」などは面白いと思った。また、おれの仕事に引きつけて考えると、「寛厳自在」、「辛抱する」、「人を見て法を説く」なんかはその通りだと思うし、「心を遊ばせない」、「自主性を引き出す」、「好きになる」などは英語教育界の田尻悟郎的な感じで面白いと思った。
 研修で読めと言われて読んだもので、たぶんそうでもなければこういう本は読まなかっただろうという本。単調だし、まず歴史のエピソードがピンと来ないので、正直読むのが苦痛だと思った。(12/05/27)

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2012年05月27日

Posted by ブクログ

(2020/4/23再読)
組織責任者になって、気になるところだけ読もうと思ったら身につまされることばかりで、結局ほとんど読んでしまった。

言われていることはそれはそうなんだが、それがなかなかできなくて困ってるんです…という感じ。

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主に歴史上の指導者たちから、指導者たる者の心構えを述べている。
歴史にめちゃめちゃ詳しい著者に感心してしまう。

内容は人として至極当然と思われるものばかり並んでいる。

ので、正直、読んでいても飽きてくる。

が、当然のことを当然にやること(しかもあらゆること全てにおいて)がいかに難しいのかということだと思う。

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2011年11月06日

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松下幸之助は、歴史上の人物を学び、それを自分の物としている。TTP(徹底的にパクル)ができているのであろう。
ビジネスにあまり関係ないが、一番印象に残ったフレーズ。
「国と国が攻めあい、家と家が奪い合い、人と人が殺しあう。互いに愛し合わないことから起こる。自分を愛すが他人を愛さないことが原因」
2500年も前に説かれている。2500年経っても変わらないので、2500年後が心配である。別の見方をすると、これは人類の本能であり、この本能のおかげで、今の人類の繁栄があるのだろうか?

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

歴史的偉人の名言がコンパクトにまとまっており読みやすく、それゆえに気になるページは複数も見返してしまった。
偉人の発言・行動に対して、松下さんの受け取る意味・意義が自分と異なるところがあり、そこもまた考えさせられる。

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2009年10月04日

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