【感想・ネタバレ】わたつみのレビュー

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Posted by ブクログ

行き場のない女達が織り成すドロドロの世界。最初はまた○能小説かと読み始めたけど、最後の方は引き込まれた。男も女も生きていくのは大変だ!

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2023年08月04日

Posted by ブクログ

2022年、4冊目は、積ん読消化の花房観音。そして、今年初の長編作。

田嶋京子、33歳。映画制作の夢を失い、都堕ち。実家のある日本海沿いの小さな町に戻って来た。彼女は町の海産物加工工場、「株式会社わたつみ」でアルバイトとして働き始める。そこにも、彼女と同じく罪を抱え、秘密を持つ者達が働いていた。

第一~第四章までは、前半が京子視点。それ以降が工場で働く女の視点で描かれている。そして、第五、六、終章で、それぞれが絡みあいながら展開し、結末を迎える。軸となるのは、東京を離れ、忌むべき町へ戻って来た理由、京子の抱えた罪と秘密である。

花房観音女史らしい作品で、好みは別にして、女史の作品の中では、読後感も晴れやかな方。女史作品の初心者にもおススめ。

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2022年06月24日

Posted by ブクログ

日本海を臨む片田舎での生活を嫌い、東京の大学へ進学し映画の仕事に就くが、三十歳を過ぎた頃に職を失い借金を背負い実家へ戻る主人公・京子。働き始めた工場で関わるシングルマザーの美津香、フィリピンから嫁に来たカレン、三十歳を過ぎて男性経験のない千里など、女達が田舎の狭い社会で様々な男と交わりながら、自分達の生や性を考え悩むというストーリー。少し性に偏りすぎだけど、女性の葛藤などの描写はさすが花房さんだなという感じでした。

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2023年03月21日

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