【感想・ネタバレ】吸血鬼飼育法 完全版のレビュー

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Posted by ブクログ

お金をいただければ合非問わず引受ける「何でも屋faa 片岡直次郎」
“007”張りの活劇ちょいワルオヤジの短編集
電子機器は一切出てこないのに全く違和感はなく
タイトルも今風
名作は時代を超えるものだなぁと深く感じ入りました

ラストは短編をハードボイルドにしたショートショートでまとめられ、幾重にも濃い作品です

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2021年11月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今読むと昭和レトロな短編連作。一匹狼・片岡直次郎のトラブルシューター活劇。江戸時代に実在した小悪党と同姓同名らしい。大悪党でないところがポイント。基本的に利益優先で、己の不利にならない程度に仕事をこなし、据え膳は食う。犯罪の片棒を担ぐような依頼も受けるし、バレない程度に現金や宝石をくすねるあたり、まさしく小悪党。欲どおしい人たちばかりで、誰が何をしでかすか読めない展開がおもしろかった。

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2022年03月15日

Posted by ブクログ

推理ものではなくスパイもの。都筑道夫は洒脱なイメージがあったが、流石にレトロな感じは否めません。主人公の設定はやや中途半端と思いました。シリーズが短命に終わったのもうなずけます。シリーズ本編の原型になった短編2作が収録されておりマニア向けの資料的な一冊。

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2020年11月24日

Posted by ブクログ

一匹狼のトラブルシューター片岡直次郎が活躍する活劇シリーズを集めたもの。片岡直次郎は歌舞伎の題材にもなった江戸時代の実在の悪党と同姓同名で作中でも毎回のように引き合いに出されるが、作品が発表された60年代末とは違い現在ではほとんど忘れ去られた存在であることに時代を感じる。
内容は軽い感じの犯罪活劇といった感じで、割と出だしから思わぬ方向に話が進みがち。ちょっと主人公の片岡直次郎のキャラクターが薄く感じてしまうのは今読むからだろうか?

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2020年09月27日

Posted by ブクログ

六〇年代東宝活劇映画のノリ。よく考えてみれば、都筑氏自身が脚本などで関わっているんだから当然なんだが。異常なまでにドライかつシニカルなスラップスティック・アクション・コメディ。流石に人を選ぶ気はするが、アイデアの乱れ打ちはお見事というしかない。

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2020年09月15日

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