感情タグBEST3
Posted by ブクログ
タイトルなどから
フェチ的な物を想像してましたが、
マニアックなものではなく、
誰もがコンプレックスに思うような題材でした。
美容整形、薄毛治療、拒食症、ボクサーを目指す少年、血を見ると興奮する男の
短編集。
どれも面白かった。
Posted by ブクログ
アンソロジーで短編を読んで気になってた作家さん。殺人鬼や明らかな異常者(ちょっとヤバめな人はいたけど)が出てくるわけではなく、日常に潜む狂気がほんの少しのきっかけで表出する怖さ、薄気味悪さを感じる作品集。「臍」が好きかな。
Posted by ブクログ
臍(へそ)/血流/つむじ/尻/顎(あご)
人体のパーツに絡む、ある意味異常な思考や行動。
読みながらクラクラする。日常の思考から離れてしまっても、それを異常と思わないその異常さが読み続ける気持ちを暗くする。
ちょっと疲れたな
Posted by ブクログ
面白かったです。
現実世界でもそうですが、「デブ」「ハゲ」「ブス」など、誰かの何気ない一言で自分を見失ってしまうのは悲しいことだなと感じました。
想像力に乏しいのか、それぞれのストーリーの終わり方だけ毎回「???」となってしまいました。
Posted by ブクログ
乃南アサさんの短編は初めてでした。どれもちょっと怖い、それからクスッと笑う場面があったりと、どの話も良かったです。臍の整形にのめり込む主人公の気持ちの描写が良かったです。
Posted by ブクログ
中年以上に差しかかった頃、高校時代の同窓会で、ある男子が「女性の後ろ姿だけでだいたいの年齢を当てるにはどこを見ればよいか」を皆に力説してくれて、大笑いしたことがあります。お尻、肘、膝の裏。本作はなんだかその説を証明するかのようだなぁと苦笑い。
ほかに登場する部分もヘソ、顔のシワ、つむじ、顎といった、特に老いの現れる部位として描かれているわけではない場合も、見た目を多少なりとも気にする人であれば、コンプレックスの集まるところ。
ハッピーエンドは無し。気にせずにいられたらよかったのか。だってどうせなら、やはり美しく強く生まれたいでしょ。